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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年06月22日

「政権与党は野党批判のサンドバッグになるべき」という、枝野の無理筋論

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黄昏政党の社民党が参院選の公約集を発表したが、その表紙に書かれた選挙スローガンは「アベ政治の暴走を止める」だ。「アベ政治の暴走を止める」というのは、政党として国政選挙で訴える政策とはかけ離れたものだ。公約とは、政策を実行するために議席を与えてほしいと、有権者に訴求するものである。過日、「まず 2/3をとらせない」という民進党のポスターを「志が度し難く低い」と批判したが、「アベ政治の暴走を止める」は志以前の問題である。

 選挙戦が事実上スタートし、各政党は幹部クラスを地方に派遣し、有権者への訴えをスタートさせている。民進党幹事長の枝野が北海道に出張ったらしいが、街頭でこんなことを言っているようだ。

【北海道】「口を開けば野党批判しかしない安倍総理」枝野幹事長が指摘 (民進党オフィシャルサイトより)

 枝野幹事長は、「この数日、テレビやインターネットで各党党首による討論が行われているが、安倍総理の話すその中身にあきれている。ごまかしとはったりとデマの安倍政権。こんなことを許してはいけないとあらためて思った」と厳しく指摘した上で、「何と言ってもひどいことは、『野党は批判ばかりしている』と野党の批判ばかりしている安倍総理の姿勢だ。政権党の行うおかしな施策を批判することは野党の役割だ。与党なら、これまでやってきた自分たちのことを訴えればいい。それをしないで野党批判ばかりをしているそんな総理大臣でいいのか」と述べ、安倍総理の総理大臣としての資質に大きな疑問符を付けた。


 枝野のこの理論でいけば、政権与党に野党を批判する資格はなく、その資格は野党のみに与えられた特権だということになる。政権与党は、野党のサンドバッグに徹しろということだ。しかし、枝野の理論は、そもそもスタート地点から間違っている。

枝野幸男


 批判ならだれでもできるのである。飲み屋でおっさん連中が酒の肴に政権批判をするもよし、近所のおばちゃん連中が道端の井戸端会議で政権批判をするもよし。だが、政党の役割とは、飲み屋のおっさんや道端のおばちゃんとは違い、対案となる政策を立案し、それを世に訴えることにある。単なる批判だけなら、議員や政党の立場の放棄に等しい。民進党が支持を得られないのは、このような単なる政権批判に終始するだけで、具体的な対案、その背景にある国家観が見えないことにあるのではないか。

 枝野は、「与党なら、これまでやってきた自分たちのことを訴えればいい。それをしないで野党批判ばかりをしているそんな総理大臣でいいのか」と言っている。しかし、安倍政権は野党批判に終始するどころか、政策を示し、今回の選挙ではアベノミクスの是非も訴えている。「それをしないで」というのは、単なる言いがかりだ。むしろ、民進党が民主党政権時代に、アピールできるだけの「これまでやってきた自分のこと」が無かったから言っているのではないかと訝ってしまう。

 自分たちの過去に誇れるものがないからといって、政権与党に「野党を批判するな」というのは、いかにも手前勝手過ぎる。むしろ、共産党と共闘することへの批判が民進党に向かっていることに対し、誰もが納得できるような説明を、枝野から聞いてみたいものである。


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