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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年06月17日

主義で平和を守れるなら、民進党は在日米軍を追い出せと言えばよい

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 今年9月に、支那の杭州で開かれるG20。参加国の多さから、中共の外相王毅は、このG20が「伊勢志摩G7より格が上」と豪語していた。王毅は、外遊先のカナダで、カナダ人記者に支那の人権問題を提起され、「根拠のない非難は拒否する」と強い口調でまくしたて、失笑を買った。今まで支那に対する腰が引けていたオバマ米大統領も、ようやくダライラマ法王と公式に会談したが、中共は「断固反対する」といきり立っている。国際社会での好感度を自ら下げていく言動は、支那の切羽詰まった立場を象徴しているかのようである。

 だが、中共は、評価には力で対抗する。支那の雲南省で開かれた中共とASEANの特別外相会議後に、ASEANがまとめた共同声明の発表を中共側一部の参加国に働きかけ、やめさせていたという。声明では、南シナ海問題について、「信頼を損ね、緊張を高める最近の行為に深刻な懸念を表明」と、最近の支那の活動を強く牽制する内容が盛り込まれていた。ASEAN諸国を経済で縛り、その経済的依存度の高さを利用し、意のままに動かそうとする彼らには、常識や品格、価値観などはどうでもよいのだ。勝てば官軍、それが中共の思想といえるだろう。

王毅
王毅


 そういう国に対し、日本国内の守旧メディアが交渉手段として提示する「話し合い」が、何ら実効性を持たないのは、子供にもわかる理屈だろう。泥棒に物を盗るなと説教しても改心しないのと同じである。また、彼らには法の概念すら通用しない。南シナ海における中国の領有権主張の動きを、フィリピンが常設仲裁裁判所に「国際法違反」として提訴したことに関し、中共は「フィリピンが裁判手続きを直ちに停止するよう促す」と、上から目線の声明を発表している。これは法に訴えるのではなく、「俺たちに従え」という恫喝だ。

 このような中国共産党の言動を毎日毎日見聞きし、目の前に彼らの現実を突きつけられても、平和憲法論者たちは「彼らと話し合え」というのか。もしくは、「それでも話し合えば解かり合える」と思っているのか。

 現実的な「話し合い」とは、相手を一度殴っておいて、力を示した後で、自分たちに有利な条件を引き出すために用いる手段だ。安倍総理とプーチンが個人的信頼関係を構築出来ていても、モスクワから「北方領土を返すつもりはない」とか「北方領土に投資する」などという声が聞こえてくるのは、話し合いのスタートラインを露側に有利にさせるためのジャブだと思われる。国際社会の関係において、何もせずに話し合うということは、「負ける話し合いをしろ」と言っているのと同じなのである。

 中共は、尖閣諸島と日本領海への動きを活発化させている。今までは海警という、日本の海上保安庁にあたる部門の船を出入りさえていたが、今や軍事用艦船が往来するようになっている。明らかにステージが一段階上がったのだ。日本には「寄らば斬る」の態勢が必要だが、憲法を含む法制度が、我が自衛隊の手足を縛っている。自衛隊の能力、実力が持つ抑止力を、法制度が低下させているのである。

 民進党は参院選の公約に「昨年成立した安全保障法制を白紙化します」、「平和主義を脅かす憲法9条の改正に反対します」などと列記しているが、我が国の平和が“主義”によって担保されるなら、こんな安い安全保障政策はない。どんどん主張すればよろしい。平和主義によって平和を希求するなら、民進党は在日米軍を追い出そうと主張すればよいのである。だが、こちらの平和主義に対し、海の向こうの軍事国家が「実力主義」を掲げて侵入してきたとき、無力さを実感するのは民主党ら、平和主義政党の方である。

 私は、そのことを証明するために、実はもっと支那に尖閣を脅かしてほしいとすら思っている。


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