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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年06月07日

舛添と弁護士らの出来レース ~ 「シルクの中国服は書道の際に使うと筆がスムーズ」に「説得力があった」?

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 単なるデキレース ―― 舛添が昨日、弁護士2名を引き連れて開いた会見は、そんな印象だった。デキレースとは結果が決まっていてもあえて勝負するふりをすることを言うが、昨日の会見の、予め決まっていた結論とは、「不適切な部分あり、だが法的には問題なし。従って辞任はしない」というものである。もっとも、舛添都知事がこの段階で辞めるとは誰も思わず、会見場にいた記者と舛添との間には、一種の予定調和があったとさえ思われる。有権者の多くは調和する意思などさらさらないのだが。

舛添要一


 舛添は既に信頼を失い、自らの言葉が持つ説得力はないと考えていた。そこで引っ張り出したのが、政治資金規正法を専門とする弁護士2名だ。事前の面識はないと、あくまで第三者の客観的な目を訴えた舛添だったが、舛添が弁護士費用を自腹で賄うと宣言した以上、弁護士は舛添との雇用関係で繋がる。とんだ第三者だ。

 政治家に一般庶民と同じ感覚で仕事をしろというつもりもないし、そんな姿勢などそもそも不要だと、私は思う。しかし、社会通念というものは、案外、政治家にとっても庶民にとっても、認識として共有できるものは多いはずだ。支那でシルクの中国服を買った理由を、「書道の際に使うと筆がスムーズ」と説明する舛添も舛添だが、それを真に受け、「説得力があった。適切だ。」と語る弁護士に、社会通念というものがあるのか。だいたい、舛添にもこの弁護士連中にも、その金が血税であるという認識があるのだろうか。

 これが政治活動として正当化されるのなら、政治資金規正法は天下の悪法だということになる。今後、このような私利私欲のために政治家を志す輩が出てきてもおかしくない。舛添は上手いことやった、ならば俺も、と。

 「不適切と判断された支出は個人資産から出して、慈善団体に寄付する」、「湯河原の別荘は売却する」「政治資金規正法の専門家である弁護士が違法ではないと言ってるんだ」、で、「はい、禊完了!」というわけだろう。あとは、質疑応答の冒頭部分で自民党におべっかを述べ、暗に手抜きを要請し、間もなく閉会する都議会を乗り切り、ほとぼりが冷めるのを待つという算段だろう。

 政治資金規正法に関しては問題ない、違法ではないという確信のもとに、舛添はこの会見を開いたのだろう。公開された報告書の中には、「政治資金の使途には法律上の制限はない」と書いてある通り、舛添の逃げ切り作戦はこの一点に絞って行われている。だが、舛添の狡さは、世間の批判が政治資金規正法ではなく、もっと道義的なもの、倫理観であると分かっていて、それでもなお、政治資金規正法の一点に的を絞ったことにある。その権威づけに、弁護士を利用したのだ。

 シルクの中国服を買った理由に、「書道の際に使うと筆がスムーズ」という言い訳をする時点で、私としては辟易する。公用車は知事室と同じ、別荘で仕事に集中、正月にホテルで会議など、舛添が平気で御託を並べていたのはつい最近のことだ。都民の負託を受けた都議会が、まっとうな仕事をすることを望みたい。特に、猛省を含めて自民党に、だ。


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