私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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民進党が安倍政権に公開質問状 ~ 自党への批判には「相手の土俵には乗らない」と逃亡する卑怯

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 元空将、織田邦男氏のコラムが話題を呼んでいる。氏がJBPressに寄稿した「東シナ海で一触即発の危機、ついに中国が軍事行動」と題したコラムには、東シナ海上空に飛来する中国空海軍の戦闘機が、空自のスクランブル機に対し、攻撃動作を仕かけてきたという話が書かれている。尖閣沖の日本領海に侵入を仕掛ける支那軍艦の話で持ち切りな中、実は遥か上空でも同様の挑発行動が仕掛けられていた。萩生田官房副長官は29日の会見で、このコラムに関し、「攻撃動作やミサイル攻撃を受けたというような事実はない」と否定しているが、織田元空将には嘘を書くメリットはないと思われる。少なくとも、この事案は迫りくる一例として捉えるべきだろう。

 空と海両面で一触即発の状況が生まれつつある中、民共合作の両党は、いまだに「戦争法廃止」だの「9条守れ」などと叫んでいる。更迭された共産党前政調会長の「殺すための予算」という暴言で痛手を負った彼等は、起死回生を狙い、安倍総理に公開質問状を出した。しかも、29日に提出しておいて翌日30日までに回答をよこせという慇懃無礼な質問状だ。質問状は、有権者に「党首討論に応じない首相」を印象付けるための演出だろう。「翌日までに回答をよこせ」と期限を切るのは、回答を得られないことを前提にした嫌がらせに等しい。やることがプロ市民的で、ある意味では民進党らしくもあり、岡田らしくもある。

岡田克也


 「経済」「社会保障」「憲法」「政治とカネ」の4項からなるもので、内容は今まで民主党が行ってきた政権批判を繰り返したものでしかない。岡田と民進党にとって、安倍総理が回答すればその回答の揚げ足を取ればよく、回答がなければ「不誠実」といって非難すればよい。回答の有無を問わず、政争の具に使えるのだから、自民党批判を酸素として生きている民進党にとっては好都合だ。

 そもそも岡田は、安倍政権下では憲法議論をしないと明言していたはずだ。その岡田がここで9条イシューを持ち出すのは、安倍総理の9条に対するスタンスをつまびらかにすれば、自民党票を減らせると思っているからだろう。彼らは選挙というものを勘違いしている。選挙とは、自分と自分の党の政策を有権者に訴え、理解を求め、その理解を以て議席を獲得しようとする場である。自分の党の政策はそっちのけで、政権批判することのみで「2/3を取らせない」と運動する民進党こそ、その態度を恥ずべきではないのか。

 東シナ海上空での一触即発の危機は、中共が対日軍事工作のステップのレベルを上げたことを意味する。彼らが日本の領空領海を犯し、日本側の反応を誘発しようとするのは、尖閣を奪う前の重要なステップ、すなわち、日中韓に領土問題が存在することを国際社会に知らしめることにある、とされる。この事案は、日本外交のスタンスを問うているのである。現時点の安倍政権の対応は、とても満足いくものではない。だが、「9条守れ」だの「専守防衛」だの言っている政党が無力を通り越して有害であろうことは、中国漁船の尖閣体当たり事件の後始末を見ても明らかだ。

 岡田は、安倍総理に公開質問状を突きつけた。回答する責任があるとでも言いたげである。しかし、自身への批判については「回答する必要なし」というのが彼のスタンスなのである。このコメントによく表れている。

 共産党政策委員長の藤野氏が防衛予算を「人を殺す予算」と発言し、のちに謝罪し政策委員長を辞任した問題で、「その共産党に協力した民進党」と与党が批判していることについて受け止めを問われた岡田代表は、「反論すること自体が相手の土俵に乗る。こんな批判をする安倍総理をはじめ自民党の有力者の皆さんは非常に残念。国民はそういう姿を分かっている」と断じた。(民進党公式サイトより)


 「俺はお前の土俵には乗らないよ。でもお前は俺のに乗れよ?」というわけである。こんな論理、小学生でもおかしいと思うのではないだろうか。相手に難癖をつけることだけは一人前。しかし、自分の恥部を指摘されたら、何も言わずに逃亡するというのだ。彼らには政治をやる気なんてさらさらない。自民党批判、安倍政権批判をしているうちは、彼らは自らの存在を確認することができる。それ以上のことを彼らに求めても無駄なのだ。


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[ 2016/06/30 07:13 ] 政治 | TB(0) | CM(13)
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