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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年05月25日

メディアの「沖縄米軍基地なくせ」は無責任の極み

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 台湾で蔡英文政権が発足した。政権発足後、蔡英文は早々に、馬英九が残した負の遺産の除去に取り掛かっている。まず、教育部長に就任した潘文忠が、親中的色合いが強かった「課程綱要」(日本の学習指導要領)を廃止する行政命令を近日中に出すと発表。続いて、、日本の沖ノ鳥島を「岩」だと主張した馬政権の主張を撤回し、日本とは漁業問題を議論する未来志向の姿勢を見せている。いずれも矢継ぎ早だ。

 蔡英文が政権発足後、支那と一定の距離を保ち、明らかに日本との関係改善を模索している。台湾の場合、「ひとつの中国」を党是とする中共からの圧力は、日本にいて想像する程度を遥かに超えているだろうと思われる。しかし蔡英文は、安全保障の面から政権独自のアプローチを展開している。これこそ、リアリズムと言えるものだろう。

 一方で我が国日本は、まだ寝たままで、起きることを拒んでいる状態にあると言ってよい。日本の安全保障の軸は日米同盟だが、その米国では、「日本と南鮮からの撤退」すら示唆する“トリックスター”ドナルド・トランプが、いくつかの世論調査でヒラリー・クリントンに勝っているという。トランプ米国大統領誕生は、日に日に現実味を増している。しかし、そんな現実はどこ吹く風と言わんばかりに、左派メディアは現実を無視した理想論、感情論に終始している。最たる例は、昨日の毎日新聞の社説だ。

社説:沖縄元米兵事件 怒りの本質見つめたい (毎日新聞)

 復帰から44年たってなお、沖縄に過重な基地負担が押しつけられ、住民は基地があるがゆえの不安を感じている。そういう重荷を本土は共有しようとせず、沖縄だけが背負わされ続けている。この不公平で理不尽な状況をどう解決すればいいのか。それが問題の本質ではないか。

gunzoku-demo.jpg
(イメージ画像)


 解決のためには、まず基地を縮小することが不可欠だ。とりわけ基地負担の象徴である普天間飛行場の一日も早い返還を実現する必要がある。ただ、それは、県民の多くが拒否する基地の県内たらい回しであってはならない。現在の辺野古への移設計画は見直すべきだ。(以上、抜粋)


 米基地に勤務する軍属が、非道な犯罪を犯した。朝日新聞など、わざわざ記事のタイトルで「軍属」ではなく「元米兵」と表現し、反基地運動の一翼を積極的に担わんばかりの露骨な報道ぶりを見せている。確かに、この軍属の犯罪は憎むべきであり、決して許されるものではない。しかし、この犯罪を利用して、米軍基地に居る米国人すべてを犯罪者のように扱い、米軍基地が犯罪を起こす者を生み出す場所であるかのように報道するのは、米軍基地に従事する人々に対する人権侵害である。

 毎日新聞の論調は、基地前でデモをするプロ市民らの主張と同様だ。沖縄は基地負担を押し付けられた被害者であり、基地は縮小すべき。普天間返還後の辺野古もダメ。その主張の中に、日本の安全保障政策の概念の欠片も見られない。トランプはもはや潜在的なリスクである。トランプが現実に米国大統領に就任し、米軍の撤退を示唆すれば、東シナ海に力の空白が生まれる。そのような状況が生まれれば、支那は躊躇なく尖閣に触手を伸ばすだろう。なぜ沖縄に基地があるのかが本質であって、毎日新聞は単に支那の脅威から目を背けているだけなのだ。

 米軍基地を撤去せよと主張することは容易い。だが、沖縄にある基地が、国家の安全保障政策の根幹であることも同時に認識しながら論陣をはらなければ、それは単なる理想主義であり、無責任dある。それが誰に利するか、朝日、毎日の読者は冷静に考えるべきだろう。


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