FC2ブログ

私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年05月05日
月別アーカイブ  [ 2016年05月 ] 

国民の権利を奪っているのは野党である

← 応援クリック、ありがとうございます。

 民進党の岡田代表が2日、遊説先のぶら下がりで「参院選で憲法を争点化していきたい」と述べた。この御仁は「安倍政権下では憲法議論に応じない」と言い続けてきたはずなのだが、憲法議論すら拒否してきた政党が、選挙になって憲法を政争の具として利用する豹変ぶりは、果たして国民に理解されるのだろうか。

 岡田は、3日に開かれた憲法改正反対の集会で、共産党志位や社民党吉田、小沢一郎らと手を取り合って、サヨクの聴衆に「民進党は9条を守る」ことをアピールした。そして、こう力説している。

憲法違反の法律は、いくら時間がたっても憲法違反だ。これを廃止に追い込まなければならない。力を合わせてがんばろうではないか。そして最近の安倍総理、まず1月に、参院選挙で3分の2を改憲勢力で取るんだと明言した。国会の審議の中で憲法9条の改正に何度も何度も言及した。最近は、憲法改正を議論しないのは無責任な勢力だと明言した。皆さん、安倍総理が目指しているのは、参院選挙で多数を得て、憲法9条の本丸に切り込む、これを改正すること。限定された集団的自衛権どころか、限定のない集団的自衛権の行使をやり抜くというのが安倍さんの魂胆だ。皆さん力を合わせてこれを絶対に阻止しようではないか。



 岡田はこれで民進党の支持が上がるとでも思っているのだろうか。綱領で「安全保障分野では現実主義を貫く」と宣言している民進党が、非現実主義の共産党や社民党と手を取り合って「改憲反対」と叫んでいる姿は、自らを現実主義から遠ざけるようなものだ。これで「政権交代」を訴えたところで、国民の心には響かない。

 民進党には常に欠けている点がある。野党根性が血肉化した結果なのだろうが、発言の内容が常に「反政府」「反安倍」「反自民」で、自らの軸を示さない。このところの岡田や枝野の発言を見ても、内容は単なる「抵抗野党」で、政策についての言及はほとんど見られない。

 憲法に関しては、民主党時代からそうだった。旧自民党から旧社会党まで寄せ集めて作った政党に、憲法に対するスタンスを明確にすることなど所詮無理なのである。その現実を覆い隠すために、仙谷らが主導して、2004年に「創憲」なる報告書を公表しているが、中身はない。単なるアリバイ作りなのだ。

 憲法は、最終的には国民投票を以って国民が決定するものである以上、政党たるものは自らの「憲法案」または「改憲案」を国民に提示し、判断を仰ぐのが責任というものだ。議論すらしないというスタンスは「国民の主権を制限」すると宣言しているようなもので、これはいま野党が盛んに取り沙汰している自民党の「緊急事態条項」よりも酷い主権侵害だ。

 菅内閣で法令解釈担当相に就いた仙谷由人は、就任時の記者会見でこう語っている。

「憲法解釈は政治性を帯びざるを得ない。その時点で内閣が責任を持った憲法解釈を国民、国会に提示するのが最も妥当な道だ」


 集団的自衛権の法的解釈にしても、安倍総理は責任をもって解釈を国民に提示した。民主党でも民進党でもどちらでも構わないが、今の民進党のやり方は、立場によって言うことが変わることを証明しているようなものである。

 野党共闘でも民共合作でも、せっせとおやりになればいい。立憲主義がどうのこうのと主張する野党が、実は憲法に限って国民の権利を奪っている現実を、堂々と白昼のもとに晒し続ければよい。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2016/05/05 09:57 ] 政治 | TB(0) | CM(10)
カレンダー
04 | 2016/05 | 06
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ