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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年04月24日
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舛添高額出張費問題とジャーナリズム

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 舛添都知事が定例記者会見で、高額の出張費に対する批判に反論しているのだが、はっきり言って具体性に欠ける。スイートルームに宿泊した釈明を「そこで毎日会議をやる。今回などもものすごい頻度で会議をやったのは、熊本地震。スイートルームという言葉だけで、遊び回っている部屋のような、そういう誤解があってはいけない」と弁明しているが、熊本地震は出張中に発生したもので、後付けの印象はぬぐえない。

舛添要一


 拙ブログでたびたび取り上げている、脳科学者でラッパーの茂木健一郎だが、FBで、ネット世論は「刹那的」と批判しつつ、こんなことを書いている。

ここに、昨日も問題にした「報道の自由」の深い意味があると思う。「ネット世論」は刹那的である。「高額の出張費」のような種があれば、すぐに炎上する。しかし、ネット世論自体には、予算の効率のより深い、構造的な問題を明らかにする力はない。

出張費の是非よりも、より本質的な東京都の財政上の問題を論じるのは、もっと時間がかかるし、手間もかかる。そのあたりの精査を、プロのジャーナリストがやるということが、公益にかなうだろう。


 確かにネット世論には刹那的な部分はある。だが、舛添の高額出張費を都の財政問題に結び付けるのは、論点ずらしだ。敢えて言うなら、マスメディア側には特有の問題がある。マスメディア側が報道することとしないことを恣意的に判断し、そこに「批判すべき対象」を固定化した上で叩くという構造だ。その意味においては、マスメディアの報道もネット世論のバッシング構造と大差ないのだ。

 茂木は過去のことを都合よく忘れるようだが、今月4日のエントリーで指摘した通り、「麻生元総理の高級バー通い」、「カップ麺は400円」、「安倍総裁候補が3,500円のカツカレー」を政治利用してバッシングしたのは、茂木の言う“プロのジャーナリスト”ではなかったか。それらはみな自腹の出費だったわけで、舛添の公費浪費とは次元が違う。

また、今回の出張費のことや、先日の韓国人学校の敷地問題のように、論争的視点の情報が出てくるときには、その背後に、何らかの政治的意図がある、と考えるのが、情報リテラシーの一部であると、私は思う。

日本の世論、とりわけ、ネット世論は、政治絡みの情報の提示に対して、時にその反応がナイーブであると感じることがある。その情報が論争化することで利益を得る方は誰か。そのあたりの推理力も、リテラシーの一部であるはずだ。


 そもそも、舛添の高額出張費は問題の構造の一部に過ぎず、最大の論点は「都市外交」の必要性だろう。舛添が厳しい批判にさらされたのは、朴槿恵に対する平身低頭の媚び外交からだ。「9割以上の日本人は韓国が好き」と根拠のないおべっかを公言し、韓国学校の増設というお土産までもらってきた。今回の米国訪問でも、会見の内容を読む限り、NY証券取引所で開会のベルを鳴らしたくらいなもので、逆に言えば、変なお土産をもらって帰ってこなかっただけでも安心するほどだ。

 税金がどのように使われるかを注視するのは、納税者にとって当たり前の感覚である。それをナイーブと、情報リテラシーの欠如を指摘するのは結構だが、プロのジャーナリストの発信内容を鵜呑みにせず、自ら考えを発信することも民主主義の大切な部分であることを、茂木は認識すべきだ。慰安婦にしろ南京にしろ、プロのジャーナリストに騙され続けてきた日本人にとって、公器としてのジャーナリズムは、全幅の信頼を置ける対象ではないのだから。


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