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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年04月19日

緊急事態条項に「独裁」「火事場泥棒」「ファシズム」などと脊髄反射する人々

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 途絶えることのない余震で、熊本などの被災者にとっては不安な日々が続く。遠く離れた地域では、人の不幸に接して自分も節制をなどと、自粛ムードがちらほら漂うが、こういう時にこそせっせと経済活動をすべきだろう。「ふるさと納税は熊本にして、お礼を辞退」というのは、なかなかの案である。

 一般国民に自粛は無用だが、為政者にはこの難局に真剣に取り組んで欲しい。中央政府だけではない。地方自治体だって、消防や医療チームの派遣など、できることはいくらでもある。そんな状況下で、東京都知事はいい気なもんである。熊本地震などどこ吹く風。豪勢な都市外交を、米国で展開中だ。

震災はそっちのけで観光旅行を楽しむ舛添都知事
震災はそっちのけで旅行を楽しむ舛添都知事


 東北の大震災に接し、石原都知事は原発事故の対応のため、都の消防庁ハイパーレスキュー隊員などを派遣した。任務を終えて帰京した隊員らを前に、当時の石原都知事が「もう言葉にできません。本当にありがとうございました」と、涙を隠さず、深々と御礼をした光景は、今でも鮮明に覚えている。自粛など、望むべくもない。

 熊本地震など関係ないと、観光旅行を楽しむ都知事もいれば、この地震を利用し、イデオロギーの主張拡散に精を出す者もいる。昨日、ツイートとともに紹介した岩上安身もその一人だ。


 このツイートは、菅官房長官が15日の記者会見で、大災害時などの対応を定める緊急事態条項を憲法改正で新設することについて「極めて重く大切な課題だ」と述べたことによる。緊急事態条項は、自民党改憲草案に真っ向から対立する勢力を脊髄反射させるイシューだ。そこには、「緊急事態の宣言が発せられた場合には、国民の生命、身体及び財産を守るために行われる措置に関して発せられる国その他公の機関の指示に従わなければならない」と書かれている。鳥越俊太郎は「お前たち国民は、俺たち政府の言うことを聞いていろという内容と酷評し、山本太郎は、「これが改憲の本丸。独裁者にとっては一番手に入れたいもの」とアジる。岩上はそれらデマの拡散役だ。

岩上安身
岩上安身


 憲法学者の百地章氏によれば、世界のほとんどの国々が、憲法の中に緊急事態条項を定めており、先進国で緊急事態条項のない憲法など存在しないという。1990年以降に制定された100ヶ国の憲法にも、全て緊急権が規定されているそうで、緊急事態条項をナチスの手口などという輩は、世界各国に対して「ナチスのような国になるぞ!」と暴言を吐いているようなものである。それとも、日本だけが特殊だと言い張るのだろうか。

 我々一般国民は、例えば道路を車で走行中に、救急車が来れば道端にいったん車を留め、救急車を優先させる。それが常識であり、ルールなのだ。救急車両がサイレンを鳴らして迫ってくるとき、「俺の通行の権利」などと主張する馬鹿はいない。緊急事態条項は、救急車両に道を譲るために、我々一般車の通行が制限されるのと同じだと考えればよい。

 彼ら、緊急事態条項反対派には、平時の日常しかなく、有事など想定外なのだろう。日本は平和だから、有事の際のルール決めなど不要だというのだろう。これは、憲法9条護憲論と同じだ。平和を希求すれば戦争は起こらず、軍隊も要らないという発想である。だが、自然災害は待ってくれないし、平和を愛する諸国民は、こと日本を取り巻く北東アジアには存在しない。

 岩上は、菅官房長官の発言に対し、「火事場泥棒ならぬ大地震ファシズム」と暴言を吐いた。プロパガンダの拡散に余念がないようだが、有事の際に有事のための法整備に言及することが何故ファシズムなのか。「被災現場を見殺しにする」もそうだが、こんなものはジャーナリズムでもなんでもない。


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