FC2ブログ

私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年04月01日

古館、報ステ降板 ~ 「番組は偏る。だが全体的に程よいバランスで番組を作った」

← 応援クリック、ありがとうございます。


 民主党が政権を取る前の野党時代、長妻昭は「ミスター年金」と呼ばれていた。「俺に任せれば、年金問題はすぐに解決する」とばかりに、長妻は自民党政権を批判し、民主党の広報的役割を担っていた。ところが、政権をとった後に厚労大臣に就任して以降は、その威勢はどこへ行ったのかと訊きたくなるほど大失速。慎重な発言が多いことから、「ミスター年金」どころか「ミスター検討中」と揶揄された。民主党の例のマニフェストは、空手形だったことが簡単に判明してしまったが、この長妻という議員も、民主党最大の空手形のひとつである。

 その長妻が、昨日を以って報ステを降板した古館伊知郎について語っている。

古舘氏きょう降板「政府批判する方消えていく」 長妻氏 (朝日新聞)

 きょうの「報道ステーション」で古舘さんが最後。私もかつてマスコミの端くれにいたので気になるのは、テレビから政府批判を強くする方が、どんどん消えているような気がすること。批判を忘れた国は必ず大きな過ちを犯すというのは、70年前の戦争の反省だ。

 立憲主義をないがしろにする動きがある。民進党の三つの旗印「自由、共生、未来への責任」。この自由は権力からの自由という意味合いも強い。言論の自由、報道の自由が侵されないよう我々も戦っていかなければいけない。(記者会見で)


 民進党の議員は、発言の中に必ず「立憲主義」ということばを入れろと指示されているのか、なんでもかんでも立憲主義と結びつける傾向があるようだ。

 放送界においての言論の自由は、それが公共の電波を使用する既得権益の享受者であるがゆえに、社会的責任を伴う。そのひとつの制約が放送法第四条だと思うのだが、放送局が一般の人々と同じ倫理観で「なんでもかんでも自由」を謳歌するのであれば、放送の公共性などあってなきものに等しい。

報ステ


 昨日、古館伊知郎が報ステを降板した。「テレビから政府批判を強くする方が、どんどん消えているような気がする」というのは、TBS News23の岸井降板とも絡めてのことだろうが、政府を批判するキャスターが良いキャスターというわけではない。政府を批判するのがキャスターらの仕事だというなら、そのスタートラインからおかしい。それを是とすると、批判するために番組を構成するという前提ができてしまうからだ。そんなものは報道番組でもなんでもなく、ただのプロパガンダ散布番組でしかない。

 戦前のメディアの代表格である朝日新聞は、戦争を煽ったメディアの急先鋒だった。長妻は、戦前のメディアを批判するが、戦前のメディアが間違っていた点があるなら、それは政権批判をしなかったことではなく、誤った方向に世論を誘導したことにある。或いは、言論機関の責務を忘れ、戦争を叫ぶ世論に迎合したことだ。

 古館は、降板の挨拶の中で、こう語った。

「つるんつるんの無難な言葉で固めた番組なんて、ちっとも面白くありません。人間がやってるんです。人間は少なからず偏っているんです。だから、情熱を持って番組をつくれば、多少は番組は偏るんです。しかし、全体的に程よいバランスに仕上げ直せばいいのではないかという信念を持っております」


 人間、誰しも偏るというのはその通りだろう。だが、報ステという番組が「全体的に程よいバランス」で作られていたかというと、そんなこと全くない。報ステは、政治的に、極度に偏っていた。古館自身も偏っていたし、喋らせるコメンテーターもそうだった。彼らには反自民、反安倍という明確な基軸 ―― いわゆる「角度」があった。放送電波という公器を、そういう宣伝を流すスプリンクラーとして使ったのだ。その罪は重い。

 古館や岸井の降板は、市場原理によるものではないのかと思う。要するに、なんでもかんでも政府の批判だけしていれば報道番組が成り立つ時代が終わったのだ。極端に左傾化していた大衆が徐々に真ん中に戻りつつあるなかで、彼らの軸には古臭さが漂ってきた。以前ほど“ウケない”ことを、さすがの放送局も気づいたのではないか。

 報ステは、4月11日から新体制で再開するという。古館のかかわりがどの程度番組に反映されていたかを知るには、良いサンプルになるはずだ。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2016/04/01 07:23 ] メディア | TB(1) | CM(13)
カレンダー
03 | 2016/04 | 05
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ