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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年03月17日

民進党 ~ 中身のない綱領案は、早い話が「何もしません宣言」

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 党名が「民進党」と決まったなんちゃって新党だが、何をやるかも発表しないで党名か!という批判を避けるためか、急いで綱領案を発表したようだ。結党の理念は「自由、共生、未来への責任」というのだが、未来への責任を感じているなら、そもそも野合の新党結成という無責任な行動には出られないはずである。彼らが「責任」という言葉を発する時の“軽さ”にはもう慣れっこだし、未来といってもどの程度長続きする政党なのかはいまだまだ不透明だ。


 「とにかく出しておこう」と発表した綱領案は下記の8項目から構成される。

民主、維新両党による新党綱領原案の骨子 (毎日新聞より)
・自由、共生、未来への責任が結党の理念
・生活者、納税者、消費者、働く者の立場で既得権や癒着と闘う改革政党
・立憲主義を断固守る
・時代の変化に対応した未来志向の憲法を構想する
・行財政改革、政治改革、地域主権改革
・2030年代原発稼働ゼロ
・人への投資で持続可能な経済成長を実現、行き過ぎた格差の是正
・専守防衛を前提に、外交安全保障で現実主義を貫く


 注目すべきは4項目目の憲法、8項目目の外交安全保障だ。

 まず憲法だ。民主党は、党の20年という歴史の中で、憲法に対する党としての考え方をまとめることができなかった。早い話が、護憲政党である。党の基本政策には「国民とともに「憲法対話」を進め、未来志向の憲法を構想します」と謳っているが、この「構想」ということばは実際の行動を意味しない。つまり、憲法に対しては考えはするが、具体的にどうするかはついぞ語れなかったのだ。民進党の綱領案にある「時代の変化に対応した未来志向の憲法を構想する」も、相変わらず「構想」という言葉を用いながら具体的な行動から逃げたという意味では、民主党の基本政策と五十歩百歩である。

 次に安全保障だ。綱領案には「専守防衛を前提に、外交安全保障で現実主義を貫く」とある。これは前提と行動が矛盾している。外交安全保障の分野における現実主義とは、今ある危機、および可能性のある脅威などを直視し、希望的観測を排除することだろう。それでなければ、現実主義は掛け声だけで終わる。もし現実主義に徹するのであれば、憲法は足かせとなる。少なくとも、安倍政権が進めた集団的自衛権の行使容認については、賛成するのが筋だろう。また、専守防衛は現実主義とは間逆の立ち位置にあるものではないのか。仮に打撃を受けてはじめて防衛ができるという国にするなら、綱領には現実主義ではなく「理想主義」と謳うべきだ。

 既得権や癒着と闘うといったところで、現民主党が圧倒的に依存する労働組合との関係まで断ち切る覚悟はないはずだ。これも単なる掛け声に過ぎない。

 政党名が民進党と決まった翌日、社説でこのことを取り上げたのは毎日と東京・中日のみ。朝日は1日遅れでもエールを送ることを忘れなかったが、読売、産経、日経は完全にスルーした。取り上げるまでもないということである。天下の朝日新聞が先週末実施した世論調査では、支持政党として民主党をあげたのが前月から1ポイント下げてたった7%、維新にいたっては前月の1%からゼロに転落した。民進党に期待するかの問いでは、期待しないが57%で、期待するの31%をダブルスコア近い差で上回った。

 もちろん、次の調査で民進党の支持率にご祝儀相場が乗っかる可能性はまだ残っているが、現時点での評価は芳しくないどころか、野合政党の出鼻を強く挫くものとなった。夏の参院選後、この党がこのままの形で残ることはないだろう。淘汰のプロセスが始まったと、私は見ている。


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