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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年02月24日

民維合流 ~ 元民主の出戻りと第二民主党の本家合流。「期待しない」が63%の冷静評価

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 民主党と維新の党が3月中に「合流」ということで大筋合意したそうである。各社の報道では「合流」という言葉が使われているが、これは吸収という言葉を覆い隠す詭弁というべきものだろう。維新側はもとから「吸収」には極端な拒否反応を示しており、民主党の側が配慮したものだと思われる。早速、大阪の松井知事が「民主党に、偽物の皆さんが吸収されてよかったなと。名前変えるだけで、民主党に吸収してもらえる。どうしても民主党に行きたかったんでしょ。これでよかったと思ってます」と皮肉たっぷりに語っているが、まさに図星ではないのか。


 そんな民主、維新両党にとっては、好ましくない世論調査の結果が出ている。産経・FNNの合同世論調査では、民主と維新の合流構想について、「期待しない」が63.1%となり、「期待する」の32.5%をダブルスコアで上回った。維新の議員の多くが民主党への出戻りであることを知っているのか、もともとこの2党に期待感がなかったのか。恐らくその両方ではないのか。

 私は決して暇人ではないのだけれど、維新の現有勢力にどの程度の民主党出身議員がいるのかを調べてみた。その結果がこれだ。

松野頼久日本新党→新進党→フロム・ファイブ→民主党→日本維新の会→維新の党
江田憲司自民党→無所属→みんなの党→無所属→結いの党→維新の党
牧義夫民主党→国民の生活が第一→日本未来の党→生活の党→無所属→結いの党→維新の党
松木謙公自民党→自由連合→自由党→民主党→新党大地・真民主→新党大地→無所属→維新の党
石関貴史自民党→民主党→日本維新の会→維新の党
太田和美民主党→国民の生活が第一→日本未来の党→生活の党→維新の党
柿沢未途無所属→民主党→無所属→みんなの党→無所属→結いの党→維新の党
今井雅人民主党→無所属→日本維新の会→維新の党
坂本祐之輔無所属→日本維新の会→維新の党
青柳陽一郎みんなの党→結いの党→維新の党
木内孝胤民主党→無所属→国民の生活が第一→日本未来の党→生活の党→維新の党
初鹿明博旧民主党民主党→みどりの風→日本未来の党→みどりの風→維新の党
井出庸生みんなの党→結いの党→維新の党
井坂信彦無所属→みんなの党→結いの党→維新の党
高井崇志民主党→無所属→民主党→無所属→維新の党
水戸将史民主党→日本維新の会→維新の党
升田世喜男無所属→たちあがれ日本→太陽の党→日本維新の会→維新の党
篠原豪みんなの党→結いの党→維新の党
落合貴之みんなの党→無所属→結いの党→維新の党
松田直久無所属→民主党→日本維新の会→維新の党
横山博幸民主党→みんなの党→維新の党→維新の党
小野次郎自民党→みんなの党→結いの党→維新の党
柴田巧自民党→無所属→みんなの党→結いの党→維新の党
寺田典城無所属→みんなの党→結いの党→維新の党
真山勇一自民党→みんなの党→結いの党→維新の党
川田龍平無所属→みんなの党→結いの党→維新の党

 26名中、半分が民主への出戻りになる。中にはたちあがれ日本出身という変わり種もいるし、民主党を辞めて民主党に再び戻った物好きもいる。驚くべきは、この26名の一貫性の無さである。ほとんどの議員が党から党へと複数の党を渡り歩いている。いろいろ事情はあるのだろうが、恐らくは選挙に勝てそうな政党に鞍替えしてきた歴史だろう。拙ブログでは、過去に、「民主党は選挙互助会」と認定したが、今回の動きの根本的な理由も、夏の選挙であり、あながち外していたわけでもないようだ。

 とはいえ、この民意合流は参院選に向けた野党共闘の後押しとなるだろう。共産党の志位は「国民連合政府を横に置く」と言い(断念と言わないところが言霊的)、野党5党は参院選の候補者調整の準備段階に入ろうとしている。共産党は安全保障関連法の廃止などを公約にすることを条件に、一人区の党公認候補擁立を見送る方針だ。共産党はこのことで他党に譲歩した形をとり、同時に「全選挙区に候補者を立てる」という選挙資金の垂れ流しを止めることに成功する。枝野など、「共産党の方針を敬意を持って受け止める」と真正面から賛辞を送っているが、この野合に国民がどう反応するかより、選挙以外のことに思考が及ばないのだろう。

 思えば、2009年の悪夢のような選挙を戦った民主党が掲げたスローガンが「政権交代」だった。この政権交代とは、政局であって政策ではない。今夏の参院選における野党のスローガンは、さしずめ「安倍政権の暴走を止める」あたりになるのだろう。これも、もちろん政策ではなく、反権力での共闘、即ち政局だ。民主党と維新の党が合流したからといって、夢のような政策が出てくるわけではない。実態は相も変わらず「反自民」であるだけだ。

 看板を変えるだけのなんちゃって新党の名前は、「立憲民主党」や「民主共生党」などが候補に上がっているという。立憲といったところで、まともな憲法観は語れるわけがなく、ただの護憲政党ができるだけの話だろう。元民主党の議員が元のさやに戻り、かつて第二民主党と言われたみんなの党の残党が民主党に加わるだけで、ひところ言われた「政界再編」など、微塵も感じられない有様である。こんな政党に期待しろと言われたところで、土台無理である。

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