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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年02月18日

国連で慰安婦問題に関する日本政府の反論、過去を覆い隠す朝日新聞の卑怯な報道

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 日本政府が国連の場で初めて、捏造慰安婦にまつわる対日批判に対抗し、事実関係を説明した。「初めて」というのは、早い話がいままで何もしていなかったということで、歴代政府と外務省の怠慢は批判されてしかるべきだろう。反論しないことは、日本の名誉回復を自ら拒絶してきたということを意味する。が、兎にも角にも、一歩前進である。

 この件については報道各社が伝えているところだが、産経と朝日の記事を比較すると面白い。産経は、朝日新聞という社名を記事中で繰り返し使い、責任の所在を朝日に求めている。

政府、慰安婦の強制連行は捏造 国連の女子差別撤廃委で説明 「朝日新聞の報道が大きな影響与えた」(産経)

 政府代表の外務省の杉山晋輔外務審議官は強制連行を裏付ける資料がなかったことを説明するとともに、強制連行説は「慰安婦狩り」に関わったとする吉田清治氏(故人)による「捏造(ねつぞう)」で、朝日新聞が吉田氏の本を大きく報じたことが「国際社会にも大きな影響を与えた」と指摘した。また、「慰安婦20万人」についても朝日新聞が女子挺身隊を「混同した」と説明した。日本政府が国連の場でこうした事実関係を説明するのは初めて。(中略)

杉山審議官


 その上で、強制連行が流布された原因は吉田清治氏が執筆した本で「吉田氏自らが日本軍の命令で韓国の済州島において大勢の女性狩りをしたという事実を捏造して、発表したため」と指摘した。

 吉田氏の本の内容が「朝日新聞社により事実であるかのように大きく報道され、日本韓国の世論のみならず国際社会にも大きな影響を与えた」とも述べ、内容は「複数の研究者により完全に想像の産物であったことがすでに証明されている」と明言した。

 また、朝日新聞が2014(平成26)年に「事実関係の誤りを認め、正式に謝罪した」と説明した。

 「慰安婦20万人」についても、杉山氏は「具体的な裏付けがない数字」として、朝日新聞が謝罪した際に労働力として動員された女子挺身隊と慰安婦を混同したことを認めている点も説明した。「性奴隷」との表現についても「事実に反する」と強調した。(以上、抜粋)


 記事の根幹にあるのは、吉田清治の捏造と朝日の誤報で、吉田の捏造を事実のように伝えた朝日新聞によって誤解が波及したことである。これは、杉山審議官の言質を正確に伝えたものだろうと思われる。

 これが朝日新聞の報道になると、捏造とか誤報とかはまるでなかったことのよう。朝日の報道はベタ記事レベルだが、記事のタイトルは「不可逆的に解決」を全面に出し、誤解の払拭という日本政府の真意を意図的に覆い隠そうとしている。

「不可逆的に解決」 慰安婦問題、国連委で日本強調(朝日新聞)

 国連女性差別撤廃委員会の対日審査が16日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部で行われた。慰安婦問題について、杉山晋輔外務審議官は昨年末に韓国政府と合意し、「最終的かつ不可逆的に」解決されることを確認したと強調した。

 杉山氏は冒頭、「日本政府としては20世紀の戦時下、多くの女性たちの尊厳や名誉が深く傷つけられた過去を胸に刻み続け、21世紀こそ女性の人権が傷つけられることのない世紀とするためリードしていく」と発言。質疑では、政府による慰安婦問題の事実調査で「発見した資料の中に、軍や官憲によるいわゆる強制連行を確認できるものはなかった」と説明した。「性奴隷といった表現は事実に反する」とも述べた。

 同委員会の国別審査は、女性差別撤廃条約の加盟国が定期的に受ける。女性の権利全般について幅広い問題が対象になっている。

 慰安婦問題での日韓合意については、人権NGOなどが一定の評価をしつつも、「被害女性を抜きにした合意だ」などと反発する声もある。韓国側の認識と違う日本政府の見解を国連の場で説明すれば、韓国で合意を批判する一部の市民団体やメディアを刺激しかねない。ただ、今回は首相官邸の意向で見解を説明することになった。

 (松尾一郎=ジュネーブ、武田肇)


 朝日新聞には往生際とい概念がないのか、末尾で「韓国で合意を批判する一部の市民団体やメディアを刺激しかねない」と、暗にこの国連での日本政府の言動に批判を付け加える始末だ。それらも含め、これではジュネーブで杉山審議官が語った内容など、朝日新聞読者に伝わるはずがない。これが朝日新聞お得意の「角度」をつけた報道なのかもしれないが、事実や本質に迫る報道から逃げるなら、報道機関の看板は下げたほうが良いだろう。

 言うまでもなく、慰安婦問題の国際的広がりと、それに伴う対日批判の責任の所在は、朝日新聞にある。朝日は捏造・誤報記事を取り消したが、この期に及んでなお、問題の本質をずらそうとしている。上記の記事でも「女性の人権」を意図的に全面に据え、あの8月、杉浦信之編集担当役員(当時)が「慰安婦として自由を奪われ、女性としての尊厳を踏みにじられたことが問題の本質」と、堂々と述べた時点から、1ミリも成長していない。

 慰安婦問題の本質は、公権力による強制の有無である。慰安婦論争が熱を帯びた時期も、朝日は記事を訂正せず、くり返し「強制連行」を糾弾してきた。やっと記事を訂正したと思ったら、今度は論点ずらしだ。言論で誤りを犯したなら、言論を以って誤解を解くべきなのだが、朝日新聞にはそんな発想はない。

 日本政府は、慰安婦問題で日本が着せられている濡れ衣を晴らすよう、引き続き払拭に努めてほしい。同時に、国と先人を想う国民は、朝日新聞に対する糾弾の手を緩めてはならない。

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