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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年01月29日

首相靖国参拝を「平和的生存権の侵害」「戦争準備」とする哀れな人々、敗訴す

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 安倍晋三首相が2013年12月に靖国神社を参拝したのは、政教分離を定めた憲法に違反し、平和的生存権の侵害だとして、全国の戦没者遺族ら765人が総理、国、靖國神社を相手どり、将来の参拝差し止めと原告1人当たり1万円の慰謝料を求めた訴訟。昨日、大阪地裁で判決が下った。裁判長は「参拝による原告らの法的利益の侵害を認めることはできない」と述べ、請求を棄却した。妥当な判決という以前に、こんな裁判、やる意味があるのか?

安倍首相の靖国参拝訴訟 大阪地裁、差し止め請求を棄却 (東京新聞)

 安倍晋三首相による二〇一三年十二月の靖国神社参拝は政教分離を定めた憲法に反するとして、国内外の七百六十五人が国と首相、靖国神社に将来の参拝差し止めと一人当たり一万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は二十八日、請求を棄却した。参拝の公私に関する区別や違憲かどうかの判断は示さなかった。

 安倍首相の靖国参拝をめぐる訴訟は東京地裁でも起こされており、判決は初めて。原告側は控訴する方針。

 佐藤哲治裁判長は判決理由で、靖国神社を歴史的経緯から一般の神社とは異なると位置付けた上で「一般人と比べ、首相による参拝は原告らの信教の自由などに大きな影響を及ぼすことは認めることができる」としながらも「神社に参拝する行為自体は他人の信仰や生活に干渉するものではなく、原告に法的利益の侵害があったとはいえない」と判断。

 小泉純一郎元首相の参拝をめぐる〇六年の最高裁判決の判断手法をほぼ踏襲した。

安倍首相の靖国参拝訴訟


 安倍首相は第二次政権発足から一年の一三年十二月、現職首相として小泉元首相以来約七年ぶりに靖国神社を参拝。公用車を使って訪れ、「内閣総理大臣 安倍晋三」名で献花した。

 原告は二十~八十代で、大学生や会社員、主婦のほか戦没者の遺族、在日コリアンらも参加。閉廷後の記者会見で、福岡市の僧侶木村真昭さん(65)は「後退どころか、裁判所の存在理由を失わせるようなでたらめな判決だ」と批判した。

 原告側は憲法二〇条の政教分離原則違反を訴え、さらに安倍首相による参拝を「軍国主義を発展させて戦死を美化した神社の役割を承認するもので、憲法九条の改正を目指す姿勢を含めて戦争への準備行為といえる」として、平和的生存権の侵害に当たると主張していた。


 靖國参拝に関する政教分離についての議論は、既に出尽くした感がある。他方、この裁判の異常性は、原告らが「平和的生存権の侵害」を主張している点だ。彼ら原告は、時事通信の記事によれば、こう主張している。

戦争責任を負うA級戦犯も含めた戦没者を「英霊」として顕彰する宗教施設を国の代表者が特別に支援する印象を与えたと指摘。戦没者が靖国に祭られていること自体をよしとしない遺族原告らは首相参拝で一層苦しみ、憲法上の内心・信教の自由、身近な人の死を悼む方法を自ら選ぶ自己決定権を圧迫されたと訴えた。

さらに、集団的自衛権の行使容認などを進める安倍首相が、戦前の軍国主義を支えた靖国神社に参拝するのは「戦争の準備行為」とみなせると主張。戦争遺族以外の原告らも、憲法前文がうたう平和的生存権を侵されたとした。


 首相の靖國参拝の意味は大きく、重いが、そのことによって「信教の自由、戦没者を悼む自己決定権を圧迫された」というのは、被害妄想も甚だしい。彼らは、総理の参拝によって、改宗を迫られたわけではない。首相の参拝を「戦争準備」などと解釈するのは、無理なこじつけに過ぎず、妄想が人的レベルを超えているとしか解釈しようがない。平和的生存権を脅かす存在なら、中共などを筆頭に、ほかにいくらでもいる。彼らが矛先を向け、足を運ぶべきは、駐日中国大使館ではないのか。

 判決の、もうひとつの興味深い点は、過去に小泉純一郎元首相の参拝で違憲判決が出ているものの、裁判長が「社会情勢や国民の権利意識の変化で裁判所の判断が変わることもあり得る」とした点だ。裁判所は、物事を法に照らし、合憲か違憲、無罪か有罪かを判断する場所である。私は訴訟関係については門外漢だが、裁判長が判決の変化の理由に「社会情勢や国民の権利意識の変化」を挙げるのは珍しいのではないか。それだけ、司法が「社会情勢の変化」の大きさを感じているということだ。

 首相の靖國参拝に関する訴訟は、今まで長きにわたって繰り返されてきたが、今回の大阪地裁の判決は概ね妥当だと言え、かつ、この手の裁判を繰り返す無意味さを改めて感じさせる。日本国首相の靖國神社参拝を嫌がるのは一体だれなのか。その点を考えれば、この手の訴訟の背後にいる勢力は推して知るべしである。


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