FC2ブログ

私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年01月25日

単なるレッテル張りに終始する、進歩のない市民連合シンポ

← 応援クリック、ありがとうございます。

 1月23日、SEALDs等が結成した市民連合なる団体のシンポジウムが、東京都北区の北とぴあホールで開かれた。市民連合の正式名称は、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」というそうである。しかし、安保法制は単なるとっかかりでしかない。Webサイトを見てみると、彼らが20日に決定した趣意や理念には、政策として、下記の事項が列記されている。

市民連合は、個人の尊厳を擁護する政治の実現を目指し、
(1) 格差・貧困の拡大や雇用の不安定化ではなく、公正な分配・再配分や労働条件にもとづく健全で持続可能な経済
(2) 復古的な考えの押しつけを拒み、人権の尊重にもとづいたジェンダー平等や教育の実現
(3) マスコミや教育現場などにおける言論の自由の擁護
(4) 沖縄の民意をふみにじる辺野古新基地建設の中止
(5) 脱原発と再生可能エネルギーの振興
などのテーマにおいて政策志向を共有する候補者を重点的に支援していく。



 要するに、彼ら団体は、旧来型のサヨク団体そのものなのだ。特に目新しいものではない。集団的自衛権の行使容認化をトリガーにして、それまでサヨクが主張してきた沖縄問題、原発問題、ジェンダーフリー等々、手垢のついたイデオロギーまみれの主張を改めて押し出しているだけである。

市民連合シンポ



権力者による憲法の蹂躙(じゅうりん)を食い止めるためには、選挙によって傲慢(ごうまん)な権力者を少数派に転落させる以外にはない。


 これは、その趣意書に書かれた一文である。彼らは復古的な考えが嫌だというが、このアジ文ひとつとっても、かなり復古的ではないか。どこか懐かしささえ感じる表現手法だ。

 シンポには、民主党の小川敏夫、維新の党の初鹿明博、共産党の小池晃、社民党の吉田忠智など、左側の政界からも参加者がいた。小川は安倍政権を「だんだんとナチスに似てきた」と表現し、維新の初鹿も共産の小池も、安倍批判を大いにアジった。内輪の会での話なので、彼らの発言が一般大衆に影響力とは思えないが、話の内容は革命でも起こそうかという勢いのものだ。

 民主党のブレーンであり、反安倍という場面では度々登場する山口二郎(法政大教授)は、このように語っている。

 「私たちは今、不本意だが、安倍時代に生きている。安倍時代とは今までの時代と全然違う。憲法違反が当たり前だ。政治で言葉が意味を失うとか、政治家が人間としての品位、品性、常識を一切失うとか、めちゃくちゃな状況だ。しかもその状況に怒らない人が国民の半分ぐらいいるという大変嫌な状況だ。これをなんとかしないといけないという思いで議論したい」
「私たちの自由を浸食していく、個人の多様性や個人の自己決定を押しつぶしていく動きが進んでいる。夏の参院選で自民党の楽勝を許したら、ポイント・オブ・ノーリターン、後戻りできないところを過ぎてしまうのではないか。過ぎたら、どんなにあがいても自由と民主主義と憲法は取り返せないという状況に来ているのではないか。2016年は決戦だということでテーマを掲げた。イヤな時代をどう押し返すかについて話してほしい」


 私たち国民は、果たして安倍政権によって自由を侵食されただろうか。もしくは自由を侵食される途上であるのか。私たち国民は、選挙によって安倍政権に信認の意思を示した。今でも半数前後が安倍政権を支持している。少なくともその半数にとっては、「不本意な安倍時代」ではない。山口は、「その半数が現状に怒らない状況が嫌だ」というが、その半数の自由意志を不快に思うこと自体、彼らがいう多様な価値観を否定することではないのか。支離滅裂すぎて、本当に呆れる。

山口二郎


 昨年8月、山口二郎は国会前のデモにおいて、「安倍に言いたい!お前は人間じゃない!叩き斬ってやる」と絶叫した。安保法制を進める安倍総理を人間ではないと定義するなら、その安倍総理の政策を支持する我々国民の多くも、人間ではないということになる。安保法制を推進する政治家に品位、品性、常識がないとするなら、支持者も同様に品位、品性、常識を欠くということになる。

 しかし、「お前は人間じゃない!叩き斬ってやる」という人物に、もしくは安保法制に反意を唱える人のみに品位、品性があるとするなら、それこそ傲慢な態度だろう。

 参院選は、こういう市民運動に引導を渡す選挙にしたいものだ。幸い、沖縄県宜野湾市の市長選では、翁長知事が推薦した候補者を、政府・与党が推す現職の佐喜真淳氏が大差で破った。選挙こそ、民意の反映である。市民連合の趣意や理念が多数派でないことを、身をもって知ってもらう機会としたい。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2016/01/25 07:14 ] 社会問題 | TB(0) | CM(4)
カレンダー
12 | 2016/01 | 02
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ