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SNS上で同性愛について批判的な発言をした議員と公務員が、かなり痛烈なバッシングを受けている。ことの発端は、神奈川県海老名市議が同性愛について「異常動物」とツイッターに投稿し、バッシングを受けたのちに謝罪した。このやり取りについて、岐阜県の県職員が「同性愛者は異常でしょ。だいたい、何で同性愛者とかは自分の変態的異常性を公表したがるんだ?」と書き、新聞各紙が取り上げる沙汰になっている。
岐阜県職員:ツイート「同性愛は異常」 (毎日新聞)
岐阜県技術検査課の30代の男性主任が短文投稿サイト「ツイッター」に「同性愛は異常」と書き込んでいたことが1日、県への取材で分かった。県は処分を検討している。
県やツイッターの記録によると、主任は先月29日、神奈川県海老名市の市議(71)が「同性愛は異常」とツイートしたことに触れ「同性愛は異常でしょ。何で同性愛者とかは変態的異常性を公表したがるんだ?」と投稿した。
県に先月30日、匿名のメールで情報提供があり、主任に確認すると投稿を認めた。プロフィル欄に「某県庁職員」と記していた。聞き取り調査に「不適切だった。申し訳ない」と謝罪したという。

正直なところを言わせてもらえれば、私は心が狭いので、同性愛者についてはある種の嫌悪感を持ってしまうタイプだ。ただ、同性愛者は同性愛者として、自分の生活に入り込んでこない限りは好きにやってもらって構わないし、「異性を好きになれ」という説得が無駄であることも察しが付く。
ただ、同性愛者が性的マイノリティであることを根拠に「弱者化」し、その弱者に対して批判的な見解を示す者を差別主義者に仕立て上げることによって、差別主義者が弱者を弾圧するという構図を“意図的に”作ろうとする社会システムには、ある種の危機感を持つ。岐阜県諸君の発言には品がないとは思う。ただ、特定の個人ではなく、同性愛者と一般化した対象に対して発したツイートが、職員の処分(読売。ただし現時点では検討段階)に発展するなら、これはある種の言論弾圧ではないのか。
この、マイノリティを弱者化し、その弱者に批判的な者を差別主義者などと悪魔化するのは、もう手垢がついた手法と言っていい。在日問題、同和問題、沖縄問題なども、ほぼ同質であると思う。こと、個人が自由に表現できるようになったネット社会は、発言は履歴を含めてデジタルデータとして残る。万能な検索エンジンの助けもあり、ログが容易に検索できてしまう時代だ。言葉狩りの環境としてはもってこいなのだ。
もしこの社会的傾向が助長されれば、自称慰安婦について批判的なことを言ったり書いたりすると、社会全体から総バッシングを受ける、南朝鮮の社会システムのことを言っていられなくなる。そういう社会システムに自ら足を踏み入れるのか、自制を働かせて言論の自由、思想・表現の自由を守るのかは、ネット利用者の常識、社会通念、リテラシーにかかっているのだと思う。
GHQが敷いた検閲体制と、その検閲体制を「自主検閲」として自らの規範とした戦後民主主義と同じ轍を踏んではいけない。
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