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「安倍政権はバカ発見機」との名言を発したのは、産経新聞の阿比留記者だ。実際、特定秘密保護法にしろ、集団的自衛権の行使容認と平和安全法制にしろ、現実問題から逃避したい事なかれ主義者のバカ共が次々とメディアに登場し、何の解決にもならない理想主義をぶっている。
その代表格のひとりが、政治学者の山口二郎だ。東京新聞でコラムを持っている山口は、15日、「目覚めよ、野党」と題した愚文を寄せている。維新との連携で民主党の解党を言い出した細野、前原両名を「気は確かか」と罵倒したうえで、野党の仕分けを主張している。山口の仕分けによると、一方に自民党の二軍になる陣営があり、もう一方は道理と常識で政治を立て直したい陣営なのだそうだ。

つまり、前原、細野陣営は自民党の二軍であり、道理も常識もないということだ。別に両氏に道理と常識があるとも思わないが、安倍政権打倒のために結束する野党に道理と常識を見出すとは驚きだ。単に政権打倒を目指す共闘に価値を見出すことは、政治学者として如何なものか。これが仕事と言えるなら、政治学者もかなり安い商売だ。
山口の発言は、安倍政権に向かうと更に過激になる。
この自民党が来年の参院選に勝てば、日本の民主主義は終わりである。今の野党に必要なのは、安倍政治に敵がい心を持ち、これを何としても終わらせたいという欲求を持つことである。
安倍政権が来年の参院選に勝ったとしよう。それは、国民が投票権を行使し、自らの手で政権を選択するという意味で、もっとも民主主義的な民主主義である。安倍政権が勝ったとしても、山口二郎がどう考えるか関係なく、日本の民主主義は続いていくのだ。仮に安倍政権が勝ったら民主主義が終わるなら、山口は民主主義を恣意的に解釈しているに過ぎない。自分と意見が違う立場の政治家や有権者の選択を否定するなら、山口は非自民、非安倍の独裁政権を求めているということになる。かえって危険なのは、山口のほうではないのか。
政治はあくまで政策で勝負するものであるべきだ。特定の政権に対する敵がい心だけを基準に、有権者に選択を迫るのは、ある意味でクーデターへの招待状ともいうべきものだ。欧州に対して敵がい心を持つISILと、発想はさほど変わらない。こういう政治学者がまっとうに教鞭をとれる日本の教育現場にこそ、問題があるのではないかと考える。
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