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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2015年11月15日
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BPOのお手盛り批判では、放送倫理は守れない

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 たまにテレビに出ている国際政治学者の村田晃嗣氏が、同志社大学の学長選で敗れた。今年7月に、衆院特別委員会の中央公聴会に出席し、安保関連法案を支持する発言をしたからだという。90を超える教職員が、公的な場で安保法案支持を表明した村田氏を「心から恥ずかしく思います」と非難する声明を出すという異常事態まで発生。

 言論の自由などどこ吹く風・・・という話だ。学者というものは、自分の知見を発表することを仕事のひとつとするはずなのだが、学者にすら言論の自由がないというのは、海の向こうの半島でよく耳目を集める現象である。

 こういう言論を弾圧するような人々がいるのと同様に、言論等の自由を万能であるかのように喧伝する人たちもいる。NHKのクロ現のやらせ問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)は、「番組は正確性に欠けるなど重大な放送倫理違反があった」とする一方、高市総務相が4月、NHKに文書で厳重注意したことを取り上げ、「政府が個別番組の内容に介入することは許されない。放送事業者が問題を是正しようとしている過程に政府が介入することは、放送法が保障する『自律』を侵害する行為だ」と批判した。

BPO


 BPOのメンバーを見てみると、いたいた、香山リカ。委員長代行の升味佐江子という弁護士は、思想的にはかなり左に傾斜した人物で、思想は自由人権協会のサイト(升味は代表理事)のサイトで十分に理解できる。安倍政権が進める安保法制、原発、辺野古などの政策を、「民主主義・立憲主義の否定につながる軽薄な権力意識」と酷評するほどの人物である。

 さて、安倍政権の批判のネタになるような事案が浮上すると、それに飛びつく朝日新聞は、社説でこう書いた。

 公権力の介入を避け、放送の自律を担保する仕組みとしてBPOが存在し、機能している。政権政党が表現の自由の領域に立ち入ることで民主主義がいかに脅かされるか、安倍政権は理解していないようだ。

 放送局が倫理違反をしないよう努めるのは当然だ。だが、過ちは起きる。その際はBPOが厳しく検証し、自ら襟を正す。そんな放送界の自律機能をむしろ強化すべきだ。政権は無用な口出しを慎まねばならない。


 倫理違反以上の捏造報道を散布しておいて、「自ら襟を正す」ことすらできていな朝日新聞が「よく言うよ」という話である。間違いがあれば訂正して詫びるという「当たり前のこと」ができないのが朝日なのだが、NHKを擁護することで自らも擁護したいのだろうか。

 表現の自由、報道の自由は、当然守られるべきものだ。だが、自由を謳歌するには、相応の責任を果たすことも同時に求められる。BPOのやっていることは、放送は放送の自由と裁量のもとで番組を制作するが、その番組に瑕疵があった場合、放送局と、法的な機関でもなく、身内ともいえる第三者機関の枠組みの中のみで、ことを解決するという姿勢だ。他社の介入は許さないという意味とも取れるが、これで本当に責任問題を解決できるとは思われない。

 朝日に対抗するかのように、産経はこう書いている。

 やらせや事実の捏造は、新聞にとっても無縁の存在ではない。一方で新聞は、放送局におけるBPOのような第三者機関を持たない。だからこそ記事には、より重い責任を負う。改めてその覚悟を、自らに課したい。


 朝日やNHKに求められるのは、この姿勢と覚悟だ。度重なる放送・報道不祥事を、お手盛りの検証と意見書で終わらせては、問題は必ず再発する。


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