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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2015年11月06日

スプラトリーの米中対立を「日本に関係ない」 ~ “鳩山並み”を証明した野田聖子

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 拙ブログでは、民主党をただの寄り合い所帯と見做し、「烏合の衆」と呼ぶ。民主党の紐帯は選挙であり、「選挙互助会」という評価もしている。しかし、民主党を「烏合の衆」と呼ぶなら、程度の差はあれ、同じ体質を持つ自民党をも批判しなければならない。選挙に勝てないと判断するや、総力を挙げて首相おろしをするのは、自民党おなじみの光景だ。いまは安倍政権への安定した評価や、民主党や維新の敵失もあり、自民党は磐石の様相だ。しかし、こういう安定的な状況にあっても、足を引っ張る者が出てくる。

 安倍総裁が無投票で再任された、先の自民党総裁選がよい例だった。ここでは安倍総裁の対立候補として、野田聖子の出馬が取り沙汰された。バックにいたのが自民党ハト派代表格の古賀誠だったことは、いまや周知の事実である。結局、支持者が集まらず、出馬を断念せざるを得なかった野田だが、その後も次期総裁選への意欲を隠そうともしていない。

野田聖子


 安倍総裁に対抗するためには、安倍総裁とは間逆の路線を行くというのが、野田の戦法であるようだ。安全保障政策において、この野田がとんでもないことを言い出した。少し長いが、以下がハフィントンポストの記事だ。

野田聖子氏「南沙諸島、日本は関係ない」 (ハフィントンポスト)

自民党の野田聖子前総務会長は、11月4日放送の「深層NEWS」(BS日テレ)に出演し、南沙諸島をめぐってアメリカと中国が対立していることについて「日本は直接関係ない。日本は独自路線で外交していくことに徹するべきだ」などと述べた。

番組で、中国の南沙諸島埋め立てと、アメリカの軍艦派遣に日本はどう向き合うのかを問われた野田氏は「これからの日本の将来を考えると、労働力がなくなるということは、力を持ってして外交を進めていくという余力はありません」とバッサリ。「中国も韓国も、私たちと同様に経済に不安を抱えている。そこが一つの突破口となる。南沙問題を棚上げにするぐらいの活発な経済政策のやり取りなど、お互いの目先のメリットに繋がるような二国間の交渉とかやっていかなくてはいけない。大人の知恵として」と述べ、対話による外交を行なうべきだとコメントした。

「経済関係が深まれば、中国が埋め立てをやめてくれるかというと、なかなかそうはいかないのではないか」との質問に対しては、「そこは直接、日本は関係ない。あまりコミットすることはない。むしろ日本ができることは、貿易、または人的交流、科学技術の供与など、得意分野で中国との溝を埋めていくことが、今一番最初に求められることだと思う」とコメント。

また、安全保障法制についても言及し、「まだまだ不完全。国民にとっても、100%応援をしていただける環境にもない。自衛隊の人にも無理矢理何かをさせることは、逆に今後の自衛隊の動きを阻むことになる。南沙で何かあっても、日本に対してのメッセージではない。それとリンクさせずに冷静に、日本は日本として独自路線で、中国、韓国との日本らしい外交をしていくことに徹するべき」と主張した。

「アメリカに何かを求められても“ノー”と言えるのか」との質問には、「安倍総理は、“ノー”と言うとおっしゃっているが、安倍総理の任期もあと3年。その先の3年は誰が総理になるかわからないので、ある程度は、『ここまでやれる、これ以上はできない』というものを国会のなかでつくっていかないといけない」と話した。


 日本は世界第7位の排他的経済水域面積を保有する海洋国家である。日本の貿易のほぼ100%は船舶による海上輸送によって行われており、その意味から、日本は海洋依存国家とも言える。エネルギー供給の約5割を占める石油は、ほぼ100%を海外からの輸入でまかなっており、その9割は中東に依存している。言うまでもなく、シーレーンは日本にとって「国家の生命線」だ。同時にシーレーンは、アジアが牽引する世界経済を支える物流の大動脈である。

 仮にこのシーレーンに覇権争いが生じ、支那がシーレーンを牛耳ることになれば、支那は日本のエネルギー供給量を自由自在にコントロールできることになり、国家の命運は支那に握られることになる。これを望む日本人は果たしているのか。

 スプラトリー諸島における米中の対立は、わが国の問題そのものなのだ。謂わば、国家存立の根幹である。日本人が経済活動を放棄し、巷に失業者が溢れ、多くの国民が原始人のような生活に戻ることを是とするなら、「関係ない」と言えるかもしれない。そんんなことすら想定できないのであれば、野田聖子にバッジを付ける資格はないのだ。

 一連の発言は、野田聖子のエネルギー・安全保障に関する認識は、鳩山由紀夫並みであるということの証明である。鳩山は、政権担当能力どころか、政治家としての資質を有権者に疑われ、議員を引退することになった。いまソウルで、「安倍談話に、韓国政府も中国政府もそれなりに大人の対応を示していただいたことはありがたいことだ」と講演しているそうだ。短い間ではあるが、有権者には馬鹿に政権を預けたことへのトラウマがある。そのトラウマがある限り、野田聖子が総理総裁になることはないだろう。

 野田聖子は、反対のための反対をするだけなら、自民党を去って民主党にでも行ったらどうか。


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