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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2015年11月01日
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井筒和幸の「無条件降伏論」を嗤う

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 保守であれリベラルであれ、日本という国家や日本人を語る上で大前提になるものがあるはずだ。それは「日本が日本であり続けること」、「我々が日本人であり続ける」ということだ。この前提をはずしてしまうと、議論そのものが成り立たない。我々は勤労し、納税し、子供たちに教育を受けさせ、生存を権利として国家に要求する。憲法が悪いだの、税金が高いだの、巷の議論はすべて国家というものがあってのものだ。

 しかし、世の中には稀に、国家と概念を否定する者がいる。そういう者たちが、メディア上で胸をはって持論を述べ、メディアの側も社是を普及させるために、そのような者たちを重用するのだ。東京新聞が格好のサンプルを提供している。

そらダメでしょ。憲法違反に賛成も反対もない。言語道断ですよ。集団的自衛権を発動する三要件の一つに存立危機事態っていうのがあるけど、意味が分からない。「国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険」と書いてある。そんなやばい時に同盟軍を守ってる場合じゃないでしょ。

個別的自衛権だって必要ない。万が一他国が攻めてきたら国民は無抵抗で降伏し、すぐに首相や政治家が和平交渉に出るんです。九条が為政者にそう命じているんです。その方が被害は少ない。ケンカなら一発急所を蹴って逃げてもいいが、国同士なら歯向かえば歯向かうほど血を見ます。権利どころか命がなくなる。

井筒和幸


東アジアで戦争が起こるとしたら、相手が血迷った時。抑止力は意味が無い。集団的自衛権を使おうなんてことこそ平和ボケの迷いごと。北朝鮮といつまでもなじりあっててもナンセンス。うまくしぶとく交際を重ねるしかない。

今回若者のデモが盛り上がったのは、戦争に行くなんて愚かでばかげてると思ったからでしょ。選挙がダメなら占拠ですよ。民衆が声を上げる。民主主義らしくていいじゃないですか。

前回の衆院選の投票率は50%そこそこ。そのうち自民党に投票したのは40%だから全体の2割少し。十八歳まで選挙権は広がるし、次の選挙でひっくり返して安保関連法を廃止することです。

「友よ、戦いの炎を燃やせ 夜明けは近い」。岡林信康のフォークソングです。反旗の炎を燃やし続けられるかどうか、問われるのは今からです。

中日新聞インタビュー



 この井筒某は、以前からネットに話題を振りまく人物で、映画「永遠の0」について「見たことを記憶から消したくなる映画」と吐き捨て、作家の百田尚樹氏から「なら、そのまま記憶をゼロにして、何も喋るなよ」と反論された人物。理想国家は非武装のコスタリカであるようだ。

 さて、議論にならないとは、前述のインタビューのような内容の言説である。集団的自衛権の行使に関する賛否があることは国民に広く共有されているが、「他国が攻めてきたら国民は無抵抗で降伏する」というご高説は、議論の前提を外すものだ。「無条件で降伏する」というのは、和平交渉以前の問題で、他国に占領される以外を意味しない。占領した側の国が、占領された側の交渉に応じる必要はなく、その後にあるものは国家の解体だ。迫害、弾圧、民族浄化が同時進行することは、チベットや東トルキスタンの例を見ても自明である。

 井筒の「無条件降伏論」は、命を守る振りをした「国家解体論」なのだ。国家の主権を委譲することは、国民の生命と財産を侵略国に委ねることであり、主権をなくしてしまえば憲法など何の意味も持たない。この「憲法と心中する」という説に共感する国民はほとんどいないだろう。

 「新聞は社会の公器である」ということばがあるが、このようなインタビュー記事を掲載する東京・中日新聞に公器としての自覚があるとは思えない。自社のプロパガンダを散布するためには手段を選ばずというところだろう。読者は怒るべきではないのか。


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