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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2015年10月22日

米国に袖にされ、英国と日本に照準をあてた支那

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 国際社会が注目する中での訪米で冷遇され、なんの成果も上げられず、お土産ももらえなかった習近平。冷たかったのはワシントンだけでなく、メディアも世論も概ね冷淡だったようである。一方で、華夷秩序に取り込もうとした南朝鮮も米国が刺した釘によって立ち往生。そんな習と中共は、標的を2国に絞ったようである。ひとつが英国、もうひとつは我が国日本だ。

 訪米の冷遇とは真逆に、習は英国から厚遇を受けている。国賓として訪問した英国の滞在先は、エリザベス女王が住むバッキンガム宮殿。エリザベス女王が同乗する馬車に乗って沿道の声援を集める演出を英国が用意し、キャメロン首相自身が「英中関係の黄金時代」と言及した。王室を政治利用してまで習の訪問を歓迎し、AIIB加盟にEUで最初に手を挙げたのは英国だと媚を売る英国には、もうプライドも何もない。支那の投資を諸手をあげて歓迎し、危険極まりない原発の開発でも合意。オバマの苦々しい表情が目に見えるようだ。


王室を政治利用してまで支那に媚を売る英国


 習は米中関係を「新型の対国関係」だと米国にアプローチしたが、いくらヘタったオバマでも、その誘いに安易に乗ることはなかった。世界の警察を降りると宣言しものの、アジア圏に同盟国をいくつも抱える米国にとって、習の提案に尻尾を振ることは到底できない。米国に袖にされた支那にとって、米国と仲の良い英国との蜜月関係を宣伝するのは良い挽回の機会だ。「支那は信頼されている」とアピールし、英国は支那を大国と見做していると、胸を張るのだ。

 一方で、支那は日本に対してより過剰な攻撃態勢を取っている。少し前まで、朴槿恵の「告げ口外交」と定義された外交が批判されたが、習近平にとっても「告げ口外交」は常套手段である。9月の国連演説では、「中共が反ファシスト戦争で勝利した」と平気でうそをつき、「歴史を鑑とすべきだ」「過去は変えられない」と日本を牽制。今回の英国訪問でも、公式晩餐会の場で「日本の残虐性」を強調し、中国の抗日史観を繰り返し披露したそうである。英国に対する「英国と我が国は戦勝国だ。戦勝国同士、連帯しよう」というメッセージとも取れる。

 国連総会では、支那の傅聡軍縮大使が演説し、日本の核物質蓄積と日本国内における「核武装論」を批判した。日本が保有する核物質は核弾頭千発以上に相当するという指摘で、「核セキュリティーと核拡散の観点から深刻なリスクを生んでいる。所有量は正当な必要量をはるかに超えている」と喧嘩を売ったとのことだ。


傅聡 支那軍縮大使


 現在の核兵器の枠組みは、国連常任理事国には盲目的にその保有権を与え、その他は例外的に許可もしくは黙認というものだ。その意味で、NPTは屁の突っ張りにもなっていない。核兵器の照準を日本に合わせている国が、「俺がお前の国を狙っても文句を言うな。ただし、お前が作ることは許さない」という不条理は、いまだ国際社会に「戦勝国とそれ以外の国」という、国家のヒエラルキーが存在していることを意味する。現在の核兵器の最大の問題は、保有国からテロ組織にそれが渡ることを許さないというイシューだろう。今回の支那大使の発言は、イスラエルのような国に向けられても不思議ではないが、日本に対しては言い掛かりである。

 中共は、国際社会において3つのプレゼンスを必要としている。ひとつは、軍事を含む二大大国の一角というプレゼンスだ。このために必要なのが米国で、太平洋の分割統治などという大それたことを言いだしている。ふたつめは経済大国というプレゼンスで、アジア諸国への影響力は勿論のこと、英国のような国に媚まで売らせることで、今回は面目躍如となった。最後は、言うまでもなく、戦勝国というプレゼンスで、それはアジアの盟主というプレゼンスにもつながる。支那の日本叩きは、その地位を邪魔するのが日本だから、ということだろうと思う。

 こういう腹黒い国が海を隔てた隣国である以上、我が国にも覚悟が必要だ。その覚悟とはさしずめ、情報戦を勝ち抜く戦略であり、領土的野心を挫かせる国防力や同盟であり、歴史戦を戦う叡智と組織あたりだろう。支那の真実を伝えるメディアも必要だ。


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