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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2015年10月13日

北朝鮮相手の対話は要求するが、拉致問題には全く触れない朝日の報道姿勢

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 南朝鮮の中学校の歴史教科書と高校の南鮮史の教科書発行体制が、現在の検定から、政府がつくる「国定教科書」に戻るという。同国教育部は、「政府が直接、歴史的事実に関する誤りを正し、歴史教科書の理念的偏向性による社会的論争を終息させるため避けられない選択だった」と語っているが、これは言い訳に聞こえてしまう。客観性をもって歴史を見られない民族にとって、多様な歴史感、歴史解釈が成り立たないということの証左だろう。

 全体主義国家には必然の軌道修正なのかもしれない。新しい教科書の名称は、「正しい歴史教科書」というそうだ。歴史は政治が決めるものであり、政府の語る歴史が常に正しいということだ。こんなことを日本でやったとしたら、政治の教育への介入と非難を浴び、政権のひとつやふたつ、簡単に吹っ飛ぶだろう。

 多様な価値観を認めないのは、38度線の南北を問わない。北は労働党創建70周年記念行事で壮大な軍事パレードを行い、国力を誇示しようと躍起だった。“バカ息子”は相変わらずの妙なヘアスタイルで全面に立ち、大衆演説で「人民」ということばを97回も叫んだという。しかし、この演説が金正恩の政策転換を意味するわけではない。どちらかというと、海外メディアにこの言葉を拾わせることによって、北朝鮮が人民を粗末に扱っていないというプロパガンダを世界に広めるための仕掛けではなかったのかと、私は思っている。

金正恩


 朝日新聞は、12日の社説で、北朝鮮問題を取り上げた。タイトルは「対北朝鮮政策 対話局面に転換を」。北朝鮮が核を背景にした他国を威嚇する一方、朝鮮戦争の休戦協定をやめて、平和協定を結ぼうと公式に伝えたこと、また、中共序列5位の劉雲山記念行事に参席し、7年近くたな晒しになっている6者協議の再開を呼びかけこと等を持ち出し、「対話の芽も生まれつつある」とした。そして、北朝鮮を交渉の席に着かせる努力を強めるべきとした。

 もちろん、外交交渉も必要である。安倍政権は常に「対話と圧力」という二面作戦で北に対峙しており、対話を拒絶しているわけではない。ただ、朝日の社説には「拉致問題」という言葉は一切出てこない。北朝鮮が日本との合意を無視し、拉致事件の調査結果を報告してこないことを、ひと言も批判していない。この日本固有の問題を棚に上げて外交交渉をするということは、我が国にはあり得ない。

 かつて朝日は、「北朝鮮は労働者にとって天国」と、朝鮮労働党の広告塔のような報道をしていた。朝日らマスコミと旧社会党らが中心となって、在日朝鮮人の帰国事業が展開され、約10万人の在日朝鮮人と、その家族として6000人の日本人が北へ渡った。その結果は、北朝鮮の国家ぐるみの詐欺行為に、日本のマスコミが手を貸したようなものだ。当時朝日は、北を賛美し、南朝鮮を敵視していた。ところが、北の実態が分かってくるにつれ、「南は良い国。北は悪い国」という報道姿勢に変わった。あたかも、戦争を煽った戦前戦中の報道姿勢から、GHQの御用メディアに変貌したように、だ。

 北朝鮮を扱う社説を掲げながら拉致問題に一言も触れない朝日のメンテタリティは、理解のしようがない。「北は拉致などしていない」という報道をしたなら、その責任を痛感し、他メディアよりも強く「拉致被害者を返せ」と叫ぶのが、人としてのせめてもの償いだろう。予め結論を決め、報道し、その結論が間違っていたとしても決して謝罪しないのが朝日のDNAだ。

 北朝鮮との国家間関係は、拉致問題を抜きにしては語れない。対話は重要だが、圧力も等しく、またそれ以上に重要だ。それにしても、朝日新聞というのは、都合の悪い報道はきれいさっぱり忘れる特技でもあるようだ。北朝鮮関連報道も、吉田証言のように総括してはどうか。


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