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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2015年10月06日

朝日新聞が強いる「歴史認識」と「永遠の謝罪要求」

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 朝日新聞の4日の社説を読んで、悪い冗談だろうと思った人は多いはずだ。競技場やエンブレムの失態を演じたことを採り上げたこの社説は、五輪組織委のずさんさと無責任さを問答無用とばかりに批判している。ところが、この社説こそ、慰安婦や吉田調書で社のずさんさ、無責任さを露呈した朝日にこそ相応しい内容なのだ。

五輪組織委 真剣に刷新を検討せよ (朝日新聞社説 2015年10月4日)

国立競技場の建て替えに続いて、東京五輪・パラリンピックの大会エンブレムを作り直す作業が急ピッチで始まった。委員会の新設に伴い、組織委は旧デザイン撤回に至る経緯の検証をまとめた。

 業務運営と管理監督が不十分だったとして、武藤敏郎事務総長と2人の副事務総長が報酬の一部を自主返納することを決めた。

 第三者ではなく、組織内でまとめた検証報告だが、その内容だけでも、組織委のずさんさと無責任さにあきれかえる。透明性に欠ける組織委の体質そのものを変えなければ、同様の問題がまた起きかねないという懸念を抱かざるを得ない。

 そもそもこの検証報告自体も十分なものとは言い難い。

 この検証が報告された組織委の理事会では、森喜朗会長ら幹部の責任を問う声は上がらなかったという。迷走を続けた競技場の問題も含め、組織内で当然あるべき責任論議すら浮上しないというのでは、とても健全な組織とはいえまい。(抜粋)


 私は森喜朗会長ら幹部は、責任を取って辞職するべきだと思うが、しかしさすがに、こんなことを朝日新聞から言われる筋合いはないと彼等が考えてもなんら不思議ではない。「責任論さえ浮上しないことの不健全さ」をアピールするのが朝日新聞だが、自社が掲載した記事を、デマだと薄々でも知りつつ、32年間も放置し続けた朝日は、責任論はおろか、捏造記事に沈黙と放置を続けた。その「ずさんさ、無責任さ」はどうなるのか。2ちゃんねるでは、この社説について、「朝日の自己紹介」「ブーメラン」「お前が言うな」というコメントで溢れている。まさに「おまえが言うな」だろう。

朝日新聞 謝罪


 翌5日の朝日社説も、なかなか面白い内容だ。「外務省HP 外交が内向きすぎる」と掲げられた社説は、集団的自衛権の行使を可能にする平和安全法制の成立直後に、外務省のホームページにある「歴史問題Q&A」の内容が更新されたことを俎上に乗せ、それまで掲載されていたアジア諸国への「植民地支配と侵略」という言及がなくなり、それらを認めた「村山談話」や「小泉談話」などのリンク先を紹介するだけに簡略化されたことを紹介してる。

 加えて、これが「歴史問題Q&A」の更新としては初めてのものではなく、昨年、「アジア女性基金」への参加を呼びかけた文書が削除されたことも取り上げ、安倍政権が「日本を取り巻く国際社会の緊張をやわらげること」を放棄したような書き方をしている。社説は次の一文で結ばれている。

 日本はこれまで、過去と向き合い、過ちを認めることで国民と近隣国に安心感を与えてきた。最近の安保環境の変化を強調する政権に今、足りないのは歴史への謙虚さではないか。


 朝日が「歴史への謙虚さ」を語るとはまさに厚顔無恥の極みだが、この一文ほど、朝日の社是を明確に表現したものはない。即ち、朝日が狙うのは、「過ちを犯した日本」という歴史観の固定なのだ。その根底にあるのは、軍部の暴走にはじまり、軍国主義をいただきつつ先の大戦に突入し、侵略によってアジア諸国への与えた苦しみと戦争被害への永遠の謝罪要求である。

 史実は基本的にひとつだが、歴史観や歴史認識というものは立場や見方によって異なる。従って、朝日が主張する歴史認識でさえ、数多の歴史認識のひとつに過ぎない。朝日は、その単なるひとつに過ぎない歴史認識を、読者や国民、そして安倍総理に押し付けようと試みているのである。

 史実はひとつしかないと書いたが、こと慰安婦については、朝日新聞の訂正記事によって、史実は朝日が主張してきたものとは逆方向に転じた。朝日の訂正以前に、産経新聞がスクープした、いわゆる「河野談合」も、それまでの慰安婦問題に関する定説を大きく覆すものだった。史実がそれまでの朝日の定説と異なることとなった以上、それにまつわる歴史認識が変わって当然なのだ。歴史認識とは、永遠に固定化されるべきものではないのだ。

 五輪組織委の「ずさんさと無責任にあきれかえる」と言うなら、少なくとも歴史を歪曲して32年間放置した朝日新聞こそ、呆れかえる対象であることを、自覚すべきである。


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