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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2015年10月01日

反対だけの岡田と、共産党と組むしか生存方法を見つけられない小沢

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 民主党とジャーナリストの櫻井よしこ氏の間で、妙な文通が行われている。櫻井氏がNHKの番組で、「岡田克也代表が外相時に集団的自衛権は必要と述べていた」と発言したもので、岡田が6月の党首討論で「集団的自衛権の行使は要らない」と主張したことを「180度の転換」と変節を指摘。これに民主党が真っ向から反発したやり取りである。

 基本的にはどうでもよい話だ。どうでもよいが、敢えて少し掘り下げると、岡田の読売新聞での発言は、「日本を防衛するために活動している米軍が攻撃された場合、日本に対する行為と見なし、日本が反撃する余地を残すのは十分合理性がある」というもので、民主党の抗議状では、岡田の趣旨は「個別的自衛権の範囲の拡張」だ。これが本当だとしたら、個別的自衛権の解釈として、余計に筋が悪い。米軍が攻撃されて、日本が反撃するのを個別的自衛権と定義したなら、個別的自衛権は無限に拡大する。これこそまさに、憲法の恣意的解釈ではないのか。

岡田克也


 その岡田民主党代表は、一時は共産党の秋波になびく姿勢を見せたものの、党内の猛反発にあったのだろう。共産党との連立政権を明確に否定した。岡田は、共産党の「国民連合政府」構想について、「あり得ない。一つの目的だけで共に政府はつくれず、さまざまな政策の一致が前提となる」と語ったそうである。言うまでもなく、当たり前の話だ。仮に民主、共産、他の木端野党が選挙で多数を獲得し、連立政権を組んだとしても、安保法案への対処にかたが付いたその瞬間に、もうやることがなくなるのである。

 残るは選挙協力だが、来年夏の参院選と次期衆院選については、民主党は共産党との「候補者調整」の協議だけは継続するとしている。安保法案への対案をロクに提示できず、反対するだけの政党としては、政策で勝てないから政局で対抗するしか手段がない。反対する有権者の支持は、多少は集まる可能性はあるものの、その後の党の展望はまるで開かない。細野豪志など、党の政調会長の立場にありながら、ブログで「目指すべきは、政権を担いうる新党の結成だ」などと言いだした。

 やきが回ったのは、岡田だけでなく、小沢一郎も同じだ。小沢率いる国民の生活云々(面倒なので省略)という政党は、共産党の志位和夫の提案に見事に食いつき、国民連合政府の樹立に向けて「全面的な合意」をしたという。剛腕と謳われ、我が心の師である保守論壇の重鎮、江藤淳から高い評価を受けた小沢も、絶滅危惧種になると手段を選ばないらしい。いや、選べないというべきか。

小沢一郎


 小沢は、安保法制の廃止する大原則の政策を決めておけば、その他の細かい政策は、政権が取れてからの話で良いと語っている。小沢シンパのブロガーなど、「さすが、小沢氏は民主党岡田などとは器が違う」などと絶賛しているが、支持者というものは、えてして盲目になるのだろう。小沢の発言を逆説的に捉えれば、「政策なんてどうでもいい。政治は数だ」ということである。確かに、政治は数の力で決まる。ただ、数を形成する上において、政策や理念など置き去りにして、果たして政治家をやっている意味があるのだろうか。

 小沢一郎の支持者は、むしろ、共産党に乗っかることに生存を賭けるしかなかった小沢一郎の凋落を嘆くべきだろう。

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