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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2015年09月16日
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国会で「青年の主張」をやっている場合か!?

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 平和安全法性に関する参院の中央公聴会で、民主党が「公述人」としてSEALDsの奥田愛基氏を召喚した。いくらなんでもあのTシャツにキャップ姿で国会に登場することはないとは思っていたが、仕事中に公述の様子を伝える画像を見た限り、風貌に限っては、文字どおり「借りてきた猫」であった。

奥田愛基


 そもそも民主党は、何故この奥田氏を召喚したのか。それは、民主党が骨の髄までポピュリズム政党であるということではないか。奥田氏といえば、国会前デモのど真ん中に立ち、賛否は脇に置くとしても、「ものを言う若者」として時の人となった人物だ。そんな人物を召喚する行為に、若年層の支持取り込みという底意があるからに他ならない。奥田氏がフジテレビに出演し、見事に論破されたことなど、取るに足らないと考えているのだろう。安全保障に知見を有する専門家は、ほかにいくらでもいる。そういう専門家らを差し置いての奥田起用なのだ。兎に角、「話題性のある人物を立てたい」。この一心である。

 奥田氏の公述を動画で見るのは面倒くさいなと思っていたら、都合よいことに、ハフィントンポストが公述の全文を書き起こしていた。

 都合、3回読み直した。さして難しいことも、また新しいことも言っていない。この公述を自分で書いたのか、もしくは支持者にライターがいたのかは知る由もないが、ライターがいたとしても新ネタすら捻りだせなかったようである。

 早い話が、奥田氏はいわゆる「青年の主張」の体で持論を述べただけなのだ。彼が述べたのは、論理ではなく感情だ。もちろん、個人の感情はひとつの意見として尊重されてしかるべきなのだが、彼の立場は公述人である。その適正があったとは到底思い難い。その責は、民主党が負わねばならない。

 彼はこうも言った。

最後に私からのお願いです。SEALDsの一員としてではなく、一人の人間としてのお願いです。どうかどうか、政治家の先生たちも、個人でいてください。政治家である前に、派閥に属する前に、グループに属する前に、たった一人の個であってください。自分の信じる正しさに向かい、勇気を出して孤独に思考し判断し、行動してください。


 彼は勘違いしているか無知か、どちらかだ。国会議員はまさしく個人であるが、同時に何よりもまず、公に尽くす職業である。公よりも個をというのは戦後民主主義の教えなのだが、実はそう言っている奥田氏自身も、国会で議員先生がたを前に一節をぶったいま、完全な個ではあり得ない。

 さて、彼のことについて、周りの大人が悪い、親が悪いなどと、「若気の至り論」を展開するむきもあるようだが、そういうことばははっきり言って甘すぎる。集団を組織して国会前で音を鳴らし、アジ演説を行い、主張の合わない政治家に対して罵詈雑言を浴びせ、「戦争法案の廃案」を求め、自分たちが新しいムーヴメントを作っていて、その主張への支持者を獲得しようとする行為を見れば、奥田氏は政治分野において立派な活動家なのである。「まだ学生だ、若い」などという上から目線や他人事のような対処は、本質から目を背けるものでしかない。

 国会で「青年の主張」をやっている場合ではない。民主党は恥を知れと言いたい。

 (※青年の主張(Wikipedia)

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