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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2015年09月14日

松野頼久の屁の突っ張りと、民主党の八方ふさがり ~ “野党ガラガラポン”に意味はない

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 橋下、松井両顧問の離党が引き金を引いた維新の分裂だが、取り残された松野頼久が党役員を解任したり、他の野党への解党を促し、注目を集めようと躍起だ。松野はテレビ番組で、「(野党が)全部解党し、新しい旗の下に政策を実現する人が集まって大きな野党をつくりたい」と、政界ガラガラポンを訴えた。野党第一党である民主党にも解党を呼び掛け、政界再編を目論む動きと、各紙は報じている。

 しかし、この松野の言動は、屁の突っ張りにもならないものだ。橋下という看板が去り、それ以外の維新議員は、言うならば「その他大勢の集まり」程度の存在となった。このままでは、次の選挙で総崩れになることは必至だ。しかし、2014年暮れの総選挙では、松野は比例九州ブロックでの当選、それも復活当選である。公選法第99条の2では、維新の党が存続する場合、松野が民主党に移れば自動的に議員辞職となる。つまり、松野にとって、維新と民主が存続しては困るのだ。こういう事情があっての「解党要求」なのだ。政界の寝業師と言われた父、松野頼三は、天からどのような気持ちでこの政局を見ているだろうか。

民主、政権奪還へ解党論浮上 (ロイター)

 民主党内で政権奪還に向けた野党勢力結集のため、党を解散する「解党論」が浮上している。党の支持率が低迷する中、分裂状態になった維新の党の一部などと新党を設立しなければ、来年夏の参院選や、次期衆院選は戦えないとの危機感が中堅・若手を中心に拡大。最大の支援組織である連合の古賀伸明会長も「新党」に言及して勢いづくが、岡田克也代表ら執行部は拙速だとして慎重姿勢を崩していない。

 「看板を変えるだけで、国民の期待が高まるという考えは安易だ。やみくもな政党の合併、解党にはくみしない」。岡田氏は12日、東京都内で開かれた労働組合の会合で、党内の解党論をけん制した。


岡田克也


 松野がどう足掻こうと、民主党が自ら解党するなどと言うことはあり得ない。彼等は烏合の衆で、政策面でも、理念の面でもまるで政党の体を成していないが、それでも支持母体の組織票がない政党の弱さは知っている。無党派層の支持は獲得したいが、選挙を無党派層頼みで戦うことなど、現実的に不可能なのだ。解党すれば、あぶれる、または去る議員もいるはずだが、彼等は組織票を捨てられるのか。連合は新党に積極的な姿勢を見せていると記事は伝えているが、誰が一緒になるかも分からない段階で新党を促すとは、まるで政策抜きの野合を推奨しているようなものである。

 最新の時事通信の世論調査では、自民党が24.1%の指示を得て、他党を引き離している。先月からは0.5ポイントの上昇だ。一方で民主党の支持率は5.6%だが、先月から0.1ポイントしか上積みできていない。共産党が2.0%と、先月の1.7%から0.3ポイント増やしているのとは対照的だ。

 つまり、反安倍政権、反平和安全保障法制に対する反対運動は、共産党に利しても、民主党には全くと言っていいほど効果なしなのだ。主張が左に寄れば、支持を共産党に取られる。右には自民党が居るから、行きようなない。民主党の進路は、完全に八方ふさがりと言っていい。

 そもそも、民主党にも書けなかった綱領が、ガラガラポン後の新党に書けるとは思えない。松野頼久や岡田克也が言う「野党勢力結集」は、単に反自民という共通の利益だけで価値を共有する集団だろう。それこそ、政権交代を叫んだ「反自民政党、民主党」のデジャヴ ―― まさに「振り出しに戻る」ではないか。

 反安倍政権の支持が共産党に流れる現状では、共産党抜きの野党ガラガラポンは、ほとんど意味を成さない。それでもいいからやってみるなら、「どうぞおやりなさい」である。


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