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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2015年08月21日

まだ国が無かったのに抗日勝利、日本と戦ってもいないのに抗日勝利

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 昨日、北が南に砲撃し、南が応戦して北に砲撃。忘れたころにやってくる朝鮮半島でのお約束じみた軍事的応酬だが、突拍子もない行動に出る北に対し、厳戒態勢を敷く南もご苦労様なことだ。南北軍事境界線を挟む非武装地帯で、北が仕掛けた地雷で南鮮軍兵士2名が負傷し、南が報復措置として対北政治宣伝放送を開始。それを妨害するための北による砲撃というのが、現時点でのストーリーである。北の抗議はそれだけではなく、朴槿恵が7月、青瓦台での非公式会議で「南北統一は来年にも起きるかもしれない」と発言していたことが報道され、統一の意思がないことを意思表示したのではないか。

 南北朝鮮はいまだ休戦中である。休戦協定は1953年のことだから、今から遥か62年前のこと。62年もの間、南北朝鮮は“鉄砲を撃たないことを決めただけの戦時下”にある。朝鮮戦争の勃発は1950年のことで、南鮮には米国を中心とした国連軍が支援に回り、北には支那とロシアが付いた。南鮮にとっての支那は、直接的な交戦国である。その支那が9月3日に開く「抗日戦争勝利70年記念行事」への参加を決めたという。

習近平と朴槿恵
習近平と朴槿恵


 南朝鮮にとって、支那は自国民数十万人を殺した、憎き国であるはずだ。南鮮族は、1905年から大東亜戦争の終戦まで続いた、日本による朝鮮半島統治を「日帝40年支配」と批判するが、日本は朝鮮と戦争したわけではない。当然ながら、日本軍が戦闘行為で朝鮮人を殺したわけではない。その日帝支配の後に起きた朝鮮戦争で、自国民を殺害し、一時は朝鮮半島を丸ごと支配下におさめようとした支那に対し、尻尾を振るメンタリティは理解を超える。冊封体制が血肉化した朝鮮民族特有の性なのかもしれないが、朝鮮戦争で家族を失った遺族の気持ちは、まるで無視のようである。

 支那が開く式典は「抗日戦争勝利70年記念行事」である。中共がこの式典を主催し、南鮮を招待することにはふたつの大きな矛盾がある。ひとつは、日本に勝利したと宣う中華人民共和国と呼ばれる国は、戦争終結の時にまだ建国すらしていない。この国の建国は1949年10月1日のことで、先の大戦終結から4年も経過した後のこと。日本の相手は蒋介石率いる中華民国であった。従って、いわゆる中華人民共和国および中共が日本に勝利したというのは嘘っぱちで、この式典は単なるプロパガンダである。

 もうひとつは、彼等が招待する朴槿恵の南鮮は、戦時下では日本であった。つまり、南鮮族は日本人として、支那の人々を殺めた側の人間だ。南鮮が「抗日側」に立つことは、歴史の事実として間違っている。招待する方もする方だが、のこのこ出掛けて行く方もどうかしている。

 青瓦台当局者は、「米側と事前に完全に、十分に意見交換した」「われわれの立場や考慮すべき事項などを十分に話し、米側も十分に理解した」と、米国の了承を躍起になって宣伝している。今回の訪中を、米国のお墨付きを得たものとして正当化する算段である。では、果たして米国は「南鮮の立場を理解し、朴の訪中を容認」したのか。そんなことはあり得ない。あの弱腰のオバマでさえ、対中姿勢は強硬さを増してきている。アジア戦略の平和を日米同盟、米韓同盟という基軸によって安定させようとする米国にとって、この南鮮の行動はアジア戦略を揺るがしかねない愚行とも言える。米国にとっても、朝鮮戦争で南を守るために、米国の若者の血が流れたのだ。

 支那メディアによれば、軍事パレードに軍を派遣しての参加が決定したのは、今のところロシア、モンゴル、ベルラーシ、カザフスタン、キルギスの、たった5カ国のみだそうだ。式典に関しても、欧州諸国は首脳レベルの出席を見送り、英国には招待状すら届いていないという。そういう状況で、支那に尻尾を振って訪問する朴槿恵は、国際社会では完全に“浮いた”存在になる可能性すらある。

 西側陣営から南鮮が寝返れば、東アジアの力の均衡が崩れ、緊張が更に高まるのは必至だ。平和安全保障法案が戦争法案だとか、徴兵制が復活するなどと寝言を言っていないで、日本はこの変化の可能性に万全の態勢を整えるべきだ。

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[ 2015/08/21 07:14 ] 外交 | TB(0) | CM(16)
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