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国会とは、国民の負託を受けた政治家が、国の政策について議論し、立法する場である。しかし、特定の政党には、議論以外に暴力を行使する場でもあるようだ。12日の金曜日、労働者派遣法改正案の採決を目論んだ与党に対し、それを阻む方法として、民主党が身体を張って阻止する“実力行使”に及び、もみくちゃにされた渡辺委員長は頸椎を負傷。与党は採決を先送りした。
民主党は12日朝から国会内に若手議員らが集まり、厚労委の“妨害”に向けた作戦を練った。委員室前の人員配置を書き込んだ図面を用意し、山井和則元厚労政務官は「体を張ってがんばろう!」と気勢を上げた。(産経ニュースより)
労働組合の団交か、はたまた往年の学生運動か。中心となっていたのは安保闘争の残滓かと思いきや、若手議員だというのだから恐れ入る。産経の記事にある、民主党議員ら審議妨害をするために張った「ピケ」という単語は久々に聞いた。懐かしささえ感じる。「旧社会党に先祖返りした民主党」という表現は、まさしく言い得て妙だ。
FNNが入手した民主党議員作成の文書では、「委員長にとびかかるのは委員会メンバー」などと、身体的に物理的な力を行使して、採決を阻止するよう指示が明記されている。(FNNより)

FNNが、この厚労委員長への暴力や議場荒らしについて、民主党によって周到に計画され、実行に移されたことをスクープした。国会内での珍事といえば、三宅雪子が甘利氏に突き飛ばされたとして、国会に車いす姿で現れた一件を思い出す。民主党国対委員長の山岡賢次(当時)は、「かわいい美人の三宅さんを突き飛ばした。明らかな暴力行為」と甘利氏を糾弾し、懲罰動議をちらつかせた。憤慨とともに嘲笑の的となった一件だったが、そもそも議論での解決をよしとせず、暴力や当たり屋行為によって政策決定を妨害するという「党是」を、民主党が持っているということの例証ではないか。
今回の厚労委員長への暴力については、山井和則、中島克仁、阿部知子の3人に対し、自民党から懲罰動議が出されたという。あの様相を見て、審議拒否と暴力行為を正当化できる人はいないと思っていたら、やはりいるのだから面白い。自民党長尾たかし氏のFBでは、こんなやりとりがあった。

民主党の徳永エリによれば、「体張って止めることが国民の為。民主を批判する人は分かっていない!」とのことだ。安直な正当化だが、この論理で「委員長に飛びかかる」ことも正当化されるのなら、我が国の国会への適性は皆無だと考える。バッジを外して、国会や官邸前で奇声を発するデモ隊に参加した方が、よほどしっくり来るのではないか。
我が国の政治には、野党は必要だ。しかし、議論を否定して暴力に走る野党だったら、そんなものは要らない。バッジを外して出直せと言いたい。
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