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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2015年06月

沖縄2紙の「百田発言は言論弾圧」声明は、メディア側の思い上がりだ

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 自民党勉強会の、メディアに対するいわゆる圧力発言に対する批判が、週が明けても止みそうにない。一強多弱の「弱」の側にある野党は、政権基盤を揺るがしたいがためにこれを利用するし、安倍政権に批判的な左派メディアは、天から降ってきた餌を貪り食うように中傷記事を連投している。いわゆる「いつもの風景」だ。

 私のスタンスは、昨日書いた通り。即ち、自民党の勉強会に参加し、メディアへの威圧と取られかねない発言をした議員については擁護しないが、百田尚樹氏の発言に「言論弾圧だ」と青筋を立てるメディアは救いようのない馬鹿だというもの。そして、百田氏の発言を「言論・報道の自由を侵害」という声明を出した国会議員については、バッジをつける資格のない大馬鹿ものだという意見だ。

 百田氏に「つぶさなあかん」と暗に名指しされた琉球新報と沖縄タイムズは、編成局長の連名で抗議声明を出すという愚かな行動に出た。

百田氏発言「極めて危険」=沖縄2紙が抗議声明 (時事通信)

 作家の百田尚樹氏が自民党有志の会合で「沖縄の二つの新聞はつぶさなあかん」と発言した問題で、沖縄タイムスと琉球新報は26日、両社編集局長の連名で「批判的だからつぶすべきだという短絡的な発想は極めて危険だ」との抗議声明を発表した。
 声明は「政権の意に沿わない報道は許さないという言論弾圧の発想そのもので、民主主義の根幹である表現の自由、報道の自由を否定する暴論にほかならない」と指弾。また、自民党議員からも両社への批判が出ていたとした上で、「経緯も含め、看過できるものではない」と強調した。


百田尚樹氏


 メディアは第四の権力と言われる。立法、行政、司法という三つの国家権力に続く権力者なのだ。少し古いが、福田恒存にいたっては、新聞は政府よりも影響力を持つとまで指摘している。

 外国のことは別として、現在の日本で、最強力者は新聞である。私はさう思つてゐる。「政府がかういってゐる」といふことは「新聞にかう書いてある」といふことほど、国民の信従能力を刺激しない。


 つまり、沖縄の2紙も権力者なのだ。その権力者が、自分が批判されたからと言って、「言論弾圧だ!」「民主主義の根幹である表現の自由、報道の自由を否定する暴論だ!」というのは、権力の濫用であり、いち作家に対して「お前の意見は認めない」というなら、これこそ言論弾圧なのである。

 福田はこうも言っている。

 新聞は公正などといふ看板をかかげてはいけない。公正でありうることも、公正であるとも思つてはいけない。政府も民衆も、国家も個人も、つねに公正ではありえず、私情に左右されるものであるのとまつたく同様に、それを批判する新聞もまた私情から自由ではありえないのである。


 つまり、新聞の論評というのは、単にひとつの意見に過ぎないのだ。その、単なるひとつの意見に対し、反対を唱えて批判する人が登場した時、「言論弾圧だ」と叫ぶのは、「自分は公平であり、偏っていない」と思っていることの裏返しである。これこそ、メディアの「傲慢さ」、「思い上がり」である。言論の自由を尊ぶはずのメディアにとって、これは自殺行為に等しい。

 マスメディアは、権力をチェックするという崇高な使命を負っていると言われている。しかし、マスメディアも権力のひとつである以上、その中立性や公平性について、当然ながら国民から常にチェックされているということを、かた時も忘れてもらっては困る。自民党議員が発した今回の“いわゆる威圧発言”には個人的にはシンパシーを感じないが、メディアの偏向具合を政治からチェックされたとしても、互いに絶大な権力をもっていることを勘案すれば、何ら問題はないはずだ。

日本への遺言―福田恒存語録 (文春文庫)
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