FC2ブログ

私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2015年05月21日

被害者の条件闘争から絶対反対原理主義に変わる沖縄基地問題

← 応援クリック、ありがとうございます。

 世の中を騒がす暴力、暴行、障害、殺人などの事件には、概ね、ひとつの規則性がある。それは、危害を加える方向が、常に強者から弱者へということだ。少年が暴力団に危害を加えるという話は全く聞かれない。老女が若者を殴打するという話も聞かない。被害者は常に犯罪抵抗力において劣る側である。(毒を盛って人を殺めようとした女子大生の場合は、暴力ではないので、除く。)

 これは何も、一般社会の人間関係に限られたことではない。国と国との衝突や紛争は、強者が弱者を食うという傾向がパターン化している。ロシアとウクライナの関係、スプラトリー諸島における支那とフィリピンの関係は最たる例で、しかも現在進行形だ。そこに秩序など存在しない。現在進行形の問題であるから、安倍総理が度々「力による現状変更は認めない」と言及するのである。支那漁船による尖閣沖体当たり事件で分かる通り、これは他人事ではない。日本も「力による現状変更」の危機にある当事者なのだ。

 こういう文脈で考えれば、フィリピンのように、実力部隊によって領土・領海を奪われる以前に、そのような紛争を抑止することが重要であることは、小学生にも理解できる理論だろう。だが、この簡単な問題を理解できない、もしくは理解しようとしない人たちがいる。

翁長沖縄県知事


 翁長沖縄県知事が昨日、日本記者クラブと日本外国特派員協会で相次いで会見し、普天間の移設問題について「政府は工事を中断して沖縄と話し合いをしてほしい」と求めた。また、27日から予定している訪米について、「辺野古移設を確認した日米首脳会談などがあったさなかで大変厳しいと感じているが、『絶対に造らせない』と米国に伝えたい」と述べ、辺野古移設中止を米側に直接求める考えを示した。

 自民党県連幹事長を務め、15年前の県議時代、辺野古移設推進決議案を可決させた旗振り役だった翁長氏。また、那覇市長であったときには辺野古移設に賛成していた翁長氏。この人物の豹変の背景については、中共の関与を含め、諸説あるようだが、氏の豹変は信義にもとる。そもそも、議員として以前に「人として」最低である。

 翁長は、17日の3万5千人集会で、「沖縄は自ら基地を提供したことはない。今ある基地は、戦争が終わった県民が収容所に入れられている強制接収された。土地を奪っておきながら「普天間が世界一、危険だから」「辺野古が唯一の解決策だ」。こんなことが許されるのか」と説いた。これが、辺野古移設の旗振り役だった人物の言葉であるとは、俄かに信じ難い。今まで、被害者意識に基く条件闘争だった沖縄基地問題は、絶対反対原理主義に変化した。その首謀者が、魂を売った翁長知事なのである。

 確かに沖縄には米軍基地が多く存在している。だが、沖縄の地政学的位置と、支那という国の存在およびその脅威を鑑みれば、安全保障上、基地の存在はやむを得ぬである。冒頭に書いた犯罪の規則性を適用するなら、脅威対防衛力の割合で考えたとき、周辺海域を除いては、沖縄という土地は日本で最も安全な場所なのだ。米軍基地の存在が疎ましければ、彼等は日米同盟を破棄して余りあるほどの国防力を求めるべきだ。九条がどうのこうのという、ファンタジー的平和主義は、防衛上、何の実効性もない。

 翁長知事の訪米は一週間後である。恐らく外務省も、知事訪米時の会見の調整には非協力的だろう。大した要人に会えるとは思えない。習近平に大歓迎された翁長氏だが、米国では冷遇される。翁長氏は、県民の意思は国家の意思にはるか及ばないということを実感して帰国すると思われる。そして帰国後、知事を冷遇した米国に対する反発を煽るという、サヨクお決まりのパターンが生まれるのだろう。

 尖閣諸島は沖縄県に属する。その島々が支那によって脅威に晒されている。知事の為すべきことは、訪米以前に、尖閣の保安を確実なものにすることだ。当然、米軍の協力が必要不可欠である。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2015/05/21 07:19 ] 政治 | TB(0) | CM(10)
カレンダー
04 | 2015/05 | 06
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ