FC2ブログ

私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2015年05月19日
月別アーカイブ  [ 2015年05月 ] 

「大阪都構想、住民投票結果」雑感

← 応援クリック、ありがとうございます。

 5.17大阪大決戦は、僅差で大阪都構想反対票が賛成票を上回り、橋下徹の夢はついえた。僅差であっても多数派に従うのが民主主義の要諦である。橋下氏は敗北を認め、政治家引退を表明した。

橋下徹大阪市長
橋下徹大阪市長


 もとより私は大阪都構想については不勉強で、よくわからない事は書かないという拙ブログの原則を守り、このイシューには触れてこなかった。触れてこなかったけれども注目はしていたし、同時に、直接民主主義の住民投票という機会を得られた大阪市民の方々が羨ましくも思えた。これはシングルイシューに対する決議であって、橋下推しとか反橋下とかの原理で決めるべきものではなかったのだろうと思う。

 橋下氏個人に関しては、2012年12月発売の新潮45に掲載されていた、青山繁晴氏の『深部に潜む次の危機 橋下、石原を繋いだ「脱天皇」』という論文を読んで以来、急激に興味を失ってしまった。彼の、敵を作って叩くことで求心力を高めるという政治手法も、小泉純一郎を見ているようで嫌いだ。かつては、日教組をはじめとする組合、日の丸、君が代に対する政治姿勢において、橋下氏を称賛した。一方で、外国人参政権に与する姿勢を見せたりと、保守とは真逆の方向性を示すことで、保守派の強い反発を招いた。橋下徹という人物については、私は今もわからないというのが正直なところだ。

 結果として、橋下氏は政治家引退を表明。時を同じくして、共同代表の江田憲司も辞意を表明した。当初、江田は都構想が潰え、橋下氏が引退することで維新を事実上我がものにできるために、密かにほくそ笑んでいるだろうと思った。しかし、江田も小賢しい。橋下無き維新は、気が抜けたコーラのようなもので、早くも見限る判断をしたのだろうと推察する。昨日のプライムニュースで、自民党の萩生田氏が江田の辞任表明を受け、「江田さんは大阪都構想で何か一生懸命されたんですかね?辞めるといわれてたけど意味がわからない」とこき下ろしていたが、まさに言い得て妙である。

都構想出口調査


 上記図は都構想住民投票の出口調査結果だ。70代男女と50代女性を除いては、全ての世代で、男女とも賛成を表明している。勿論、出口調査は選挙結果ではないから、いわゆる参考資料であるのだが、70代が都構想の雌雄を決するキャスティグヴォートを握ったかに見える。下の図は開票中にTVに出たものだが、同じく出口調査だ。

CFNj8nJXIAA4n8y.png


 どの年代を見ても、賛成票の表明が上回っている。しかし、最終結果は僅差で反対票の勝利。もちろん、出口調査は期日前投票を含まないから、出口調査と投票結果の単純な比較は危険である。だが、こちらのブログでは、70代全員が反対票を投じても、反対票が賛成票を上回ることはないという実証結果を公表している。

 私が都構想推しではないことは繰り返すが、前の選挙で次世代の党の得票数が操作されたという疑いがあったこともあり、どうもきな臭さが漂うのだ。開票の再検証をやるかどうかは、大阪市民の方々がお考えになればよいと思う。

 今回の住民投票で分かったことは、争点がシングルイシュー化した投票では、両陣営がネガティブキャンペーンの応酬に終始し、逆に争点が不明瞭になること。これは、いずれ来るであろう憲法改正に対する国民投票では、大きな懸念材料となる。もうひとつが、組織票の強さが際立ち、政治を志す人たちが新風を巻き起こすのではなく、逆に守旧派・既成政党へ流れるだろうということだ。政界再編が叫ばれて久しいが、維新は看板を失い、衰退することは間違いない。

 私には、一番情けなく映ったのが、自民党大阪府県連の面々であった。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2015/05/19 07:16 ] 政治 | TB(0) | CM(35)
カレンダー
04 | 2015/05 | 06
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ