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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2015年02月20日

民主党のNHK籾井会長吊るし上げは「ヘゲモニー論」の一端だ

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 民主党が総務・内閣部門会議にNHKの籾井会長を呼び、罵倒した挙句、半ばキレた籾井会長が応酬し、壮絶なバトルが繰り広げられた。場は、NHKの中期経営計画の説明のために設けられたものだったが、民主党議員は籾井会長の過去の発言を俎上に乗せ、籾井会長を吊るしあげた。夕方のニュースでTVがこの一部始終をこぞって放送したのは、民主党がこの会議を全面公開したためだと言われる。NHKの中期計画説明の場が、民主党議員のアピールの場として利用されたということだ。

階猛と籾井会長

 何を今更、という感じがする。籾井会長の発言問題は、昨年1月24日の就任会見以来、度々取り沙汰されている。当然ながら、昨年の国会で籾井会長が出席する中、その発言も度々追及された。しかし、民主党をはじめとする野党は、国会の場での議論に於いて、籾井会長の首を取ることができなかったのだ。既に勝負ありということであって、本来なら沙汰やみになっているはずの事柄なのだ。籾井会長が憤慨する気持ちは理解できる。

 昨日の会議における民主党の籾井会長に対する吊るし上げを見ていて、組合闘争、沖縄等の抗議団体、解同などの糾弾を連想してしまった。これは、議論というより闘争である。しかし、単なる会議で籾井会長を糾弾し、発言撤回の言質などを取ったとしても、開かれた国会の場でなければ意味がない。民主党幹部は、西川農水相の献金問題とともに、「いい獲物をみつけた」とほくそ笑んでいるというが、NHK会長の発言問題がいま国会の場で必要な議論だと思っているとしたら、その議員連中には早々にバッジを外してもらいたい。議論すべき問題は山ほどあるのだ。

 先日来紹介している、中西輝政先生の「救国の政治家 亡国の政治家」によれば、これもグラムシ的なヘゲモニー論の一端と言えるだろう。

 ルーピー鳩山が首相の時、菅直人がルーピーに何度も「厳しい局面に立たされたら、別の大きなテーマを示せば、そちらの国民の目が向いて難しい局面を打開できるようになるんだ」と進言してきたという。普天間基地問題で大騒動になっている時、「消費増税を言え」と言った、あれである。この事象を捉え、中西先生はこう解説している。

 この手法は、まさにグラムシ的なヘゲモニー論の一端と重なるところがある。自分が主導権を握り続けるためなら、イシューな何でもいいのだ。欺瞞的な手法で人々の認識を操作して自らの主導権を維持しようとするわけである。菅氏に限らず、民主党内には「グラムシ的なるもの」が、広く根を張っていたと言えるだろう。


 民主党を単にリベラル政党だと認識するのは甘すぎる。彼らには極めて共産党に近い政治思想がある。籾井会長に対する吊るし上げは、政治家の議論とは思えず、「闘争」という名が相応しい。

 こういう野党がいるから、国会論戦が喫緊の課題に時間を割けず、どうでもよい議論に偏るのだろう。政治を闘争の場とするなら、バッジを外して別のところでやれということだ。


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