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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2015年02月11日

2月11日「起源節」と、「国家破壊」を目論む者たち

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 今日は紀元節 ~ 建国記念の日である。2月11日は、日本書紀において神武天皇が即位したとされる日であるが、これを「神武天皇なんて神話上の人物であって、実在しなかった」と言い、否定的な見解を示す人が少なからずいる。そういう人は、ギリシャに行って、ギリシャ神話を否定してくれば良い。恐らく総スカンを喰らうだけだろう。それぞれの国には、建国の物語があるのだ。米国は歴史が浅すぎる移民の国だから、神話など存在しない。有史以来、内ゲバばかりしてきた支那は、国というより王朝の連続という概念でしか歴史を捉える事が出来ない。日本に建国の歴史があるということ自体、誇るべきことなのだ。

 紀元節は、戦後、GHQによって祝日から削除された。敗戦から20年以上も経過した1966年、佐藤内閣によって「建国記念の日」として復活することになるのだが、その過程で、「建国記念日」制定法案は提出と廃案を9回も繰り返している。そして、その際に各政党から出ていた選択肢を見てみると、非常に興味深い。

 ・自民党: 2月11日
 ・社会党: 5月3日(現行国憲法施行の日)
 ・公明党: 4月28日(講和条約発効の日)
 ・民社党: 4月3日(聖徳太子の十七条憲法発布の日)

つまり、社会党と公明党は、歴史の縦の連続を否定しているのである。民社党案は、聖徳太子の十七条憲法発布を以って建国というものだが、十七条憲法発布以前に国家としての日本が存在してなかったかといえば、そんなことはない。社会党はGHQ憲法の施行を以って建国、公明党は講和条約発効によって日本が国際社会に復帰した日を以って建国としているが、これは言うまでもなく、戦争によって一度国家が亡び、敗戦によって「新たな日本」が誕生したという考え方だ。

 この歴史の縦軸を分断するという社会党、公明党の考え方は、GHQの占領政策の基本路線をそのまま踏襲した、まさに「戦後民主主義」の考え方そのものだ。民主党に至っては、それ以上に酷い。民主党は政権にあった2011年、「休暇分散化」構想のもと、中国の建国記念日「国慶節」(10月1日)に配慮し、10月第1週に連休を設けない方針を決め、議員立法の提出を目指していた。民主党が「国家破壊政党」と規定される所以はいくつもあるが、この「休暇分散化構想」はその典型的な例である。

 今年もまた、反天連などが呼び掛ける『反「起源節」行動』という、戦後サヨクのお祭りが予定されている。連帯を呼び掛ける檄文は、毎年のことながら、全く成長が見て取れない。

▼ 12月の衆院選で「勝利」した安倍政権は、どのような無茶も「国民の信任」のもとで強行できると思い上がっているようだ。もはや法も人権も民主主義もない、傍若無人に戦争をする国づくりに突き進む姿しかみえない。
▼ 侵略戦争と植民地支配の歴史。戦前より一貫して利用し尽くすだけの支配的関係を強いてきた沖縄の基地問題。原爆被害をまんまと原発推進にすり替えた詐欺の政治。歴史に頬被りを決め、戦争を「平和」と言いくるめてきた日本政府は、米国との密約を重ねることで無反省・無責任な「敗戦処理」と「戦後復興」を果たした。
▼ その結果とも言える差別・排外主義、偏狭なナショナリズムに社会は席巻され、あらたな棄民政策による貧富の格差は拡大するばかり。憲法破壊と戦争国家のゴールがそこに見えている。
▼ そして天皇一族は、戦後的価値が一掃される中で不安定に陥る社会をまとめるべく、すべての矛盾を覆い隠す役割に、今年も忙しく動くことだろう。すでに3.11の東日本大震災追悼式や4月のパラオ慰霊訪問などが予定されている。
▼ 敗戦から70年の今年、放置され形を変えながら残り続けた問題の一つひとつをたぐり寄せ、現在の問題と繋げながら、日本社会と安倍政権にあらためて突き返していきたい。
▼ 敗戦70年最初の反天皇制行動、2.11反紀元節の集会とデモへ! 

敗戦70年と象徴天皇制の70年を撃つ 2・11反「紀元節」行動
【呼びかけ団体】アジア連帯講座/研究所テオリア/立川自衛隊監視テント村/反天皇制運動連絡会/「日の丸・君が代」強制反対の意思表示の会/靖国・天皇制問題情報センター/連帯社/労働運動活動者評議会


 「戦争をする国づくり」「戦後の矛盾を覆い隠す役割を担う天皇制」などというステレオタイプなアジテーションに呼応する一般庶民がどのくらい存在するのかは知らないが、過激な表現を用いて民衆を煽るという、全共闘時代の手法がいまだに通用すると思っているとしか解釈のしようがない。

 今月初めに開かれた日教組教研集会では、とある男性教諭が、「神武天皇という実在しなかった天皇が、空から高天原に降りてきて日本を治め始めた、という嘘だらけの日。天皇中心の国家を作るため、天皇の権威を高めるために、この日に発布したのです」と説明したという。主張は、反天連のそれと酷似する。こういうイデオロギーだけを拠り所に生きる教師が、子供たちの教育に携わり、刷り込み授業を行っている。そういう現実を、文科省のみならず、一人の親、一人の国民として自覚し、子供たちが偏狭なイデオロギーに染まらないように指導していく必要があるはずだ。

 急進的なサヨクは、支持者は減らしても、自由と権利が保障される我が国においては、根絶されることはない。子供たちへの目配りは必要だが、それと同時に、「国家破壊法案」などを平気で起草し、議論の俎上に乗せようとする民主党のような政党に、二度と政権を取らせないことが肝要だ。


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