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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2015年01月14日
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イスラム過激派の所業と、欧米列強の所業

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 フランスで起きたイスラム過激派によるテロを受け、フランス各地で犠牲者を悼むための大行進が実施され、その数は370万人にも達したという。何しろ、第2次世界大戦における1944年の「パリ解放」時を超える「前例のない規模」だというのだから、その規模の大きさに唖然とする。

 この事件における最大の被害者は、フランスの風刺新聞「シャルリー・エブド」だ。襲撃を受け、編集長や風刺画家を含む計12人が命を落とした。2011年には「イスラム教の預言者ムハンマドを同紙の新しい編集長に指名した」という風刺画を掲載し、その後もムハンマドを同性愛者として揶揄したり、ヌード姿のムハンマドの絵やイスラム国がムハンマドの首を切る漫画を掲載したりと、イスラム教徒を刺激し続けてきた。思えば、サッカー日本代表がフランス代表を撃破した時、GK川島の腕が4本ある合成写真を映し、「フクシマの影響ではないか」と揶揄したのもフランスのTVだった。この国は、風刺される相手の心情など斟酌しないのな常なのかもしれない。

 370万人の大行進は、それ自体がテロに対する抑止力になり得る。しかし、ISISを筆頭とするイスラム過激派のテロがこの一件で終わるとは、恐らくだれも思っていないだろう。それは単に、ISISらが過激だからだという単純な理由ではない。彼等には米・欧の西側諸国に対する、歴史的憎悪があるからだ。

 その歴史的憎悪とは、欧米列強が中東を含むほぼ地球全体を植民地化し、その植民地に差別、弾圧を以て搾取し続けた歴史だ。中東からアフリカにかけて、欧米列強が国境線を安直に引いたばかりに、その国境線は直線が多いというのは比較的知られている。大戦後は王家と通じ、資源などの利権を貪り、中東・アフリカにおける格差を間接的に拡大させたという恨みもある。私はISIS等の行いは断じて否定するが、彼等の活動の根が欧米列強による過去の統治や搾取にあることは、誰も否定できない事実だろう。

 戦勝国である米国は、しばしば日本に対し、「歴史を修正するな」と批判する。昨日書いた通り、戦勝国側の論理である。ただ、今回の中東における過激派の暴挙を見ていると、歴史を直視できていないのは欧米列強のほうではないかという気さえする。重ねて言うが、イスラム国の殺人、暴力、迫害や差別は断じて容認できない。ただ、力による現状変更も、植民地化した土地を食い物にしてきた歴史も、欧米列強の負の部分として、歴史上で確実に存在するのである。

 ちなみに、この「植民地化」をキーワードとして、南鮮のような国が日本に対して「謝罪と反省」を促すのは筋が違う。日本は、搾取どころか朝鮮半島にインフラを整備し、教育を施すなど、身の丈に合わない投資を行った。結果的には赤字事業である。仮に朝鮮統治を批判されたとしても、その代償は日韓基本条約とその後の経済支援によって補填されている。朝鮮だけには言われたくない。それとも、これも統治者の論理と言うのだろうか。


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[ 2015/01/14 07:23 ] 外交 | TB(0) | CM(13)
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