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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2015年01月13日
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いまだに占領心理を脱却しきっていない米国

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 「日本を取り戻す」という壮大なテーマを掲げて政権を取った安倍首相だが、その道のりは掛け声ほどに容易なものではない。恐らく、安倍総理の「日本を取り戻す」上での最終、ないしは最も重要な政治課題のひとつは、憲法改正だと思われる。米国は、見かけ上は、この問題は日本の問題として静観する構えのようだが、一方で歴史認識においては頑なに戦後史観からの転換を拒絶する。

 それは米国が、戦前、戦中、戦後において、自分たちが日本に為したことの非道さを、日本にも悟られたくないし、自国民にも悟られたくないからだろう。米国民は真珠湾攻撃が日本の卑怯な不意打ちだと教えられ、今でもそう信じているが、真珠湾攻撃はローズベルトの「最初の一発を打たせる」という国是に基き、米国が「気付かないふり」をしたものだったことが後に証明されている。広島や長崎の原爆、東京大空襲などの無差別殺戮は、数百万の米兵の命を救うためにやむを得ないものだったというのが、彼等の国是である。間違っても、ウランとプルトニウムという異なる核による人体実験であったなどと継承されることはない。殺す側の論理は、戦勝に勝利することによって、それを是とできるのだ。

 昨日、産経新聞に阿比留記者のコラムが掲載されたが、歴史認識にかなり踏み込んだ内容となっていた。

米国の傲慢な歴史修正 戦勝国は全てを正当化、敗戦国は我慢…もつわけがない (産経新聞)

 米国は、自分に都合の悪い歴史は堂々と修正し、歴史から抹殺しようとしてきたのである。当時、日本に対する空襲について「史上最も冷酷、野蛮な非戦闘員殺戮の一つ」(ボナー・フェラーズ准将)と自覚していたのは間違いない。

 焼夷(しょうい)弾を使用した夜間無差別爆撃に踏み切ったカーチス・ルメイ少将の下で、作戦計画作成に当たったロバート・マクナマラ元国防長官は記録映画「フォッグ・オブ・ウォー」(2003年公開)の中でこう赤裸々に証言している。

 「ルメイも私も戦争犯罪を行ったのだ。もし、負けていればだ」

 だが、戦勝国は全部を正当化し、敗戦国はすべてを我慢するなどという状態が70年以上ももつわけがない。米国は傲慢になりすぎない方がいい。(以上、抜粋)

米国の傲慢な歴史修正 戦勝国は全てを正当化、敗戦国は我慢…もつわけがない

 米国や特定アジアから聞こえてくる「歴史を直視せよ」という指示、命令は、即ち、敗戦国としての歴史を受け入れよということだ。それらの意図を持って発言する国は、米国をおいては、終戦時に主権を有してなかった中国共産党であり、当時日本の一部だった南朝鮮である。彼等の言い分である「敗戦国は歴史を持つな」という要求が、主権侵害であることは言うまでもない。

 この際、支那や朝鮮はおいておき、真に対峙すべき相手とは米国である。戦後の日米関係は、全世界的にも最も緊密な関係として喧伝されてきた。それを全面的に否定しようとは思わないが、全面的に肯定する場合、それは直接、間接を問わず、米国による日本の属国化の肯定である。換言すれば、日本国として歴史を放棄するという宣言なのだ。

 江藤淳はこの今から36年前、この日米の関係をこう指摘している。

 おそらく一層深刻なことに、日米両国間の同盟関係が、決して見かけほど深くも緊密でもなく、日米合同の歴史記述を可能にするような方向には進んでいないという事実である。その原因は、日本人の心の中にも潜んでいるが、同じように米国人の心中にも潜んでいる。つまり米国人の相当部分は、日本人が被占領心理を脱却していないのと同程度かそれ以上に、いまだに占領心理を脱却しきっていないのである。


 私は、現下の国際関係において、「自国の歴史観を他国と共有する」ことは、現実的に不可能であると思っている。従って、日本の歴史観、歴史認識を、米国や支那、朝鮮などに「理解せよ」と主張するつもりなどさらさらないし、そのような要求は明らかに彼等の能力を超えている。ただ、訴えたいこと、求めたいことは、日本人が日本の歴史を持つ自由を侵害するなということだ。日本にとっての主権回復である。

 日本が日本の歴史観を述べることに対し、米国が「歴史を修正するな」と圧力をかけるのは、明らかな主権侵害である。安倍総理の靖國参拝に「失望」を表明し、訂正したとはいえ「村山談話、河野談話を継承せよ」と要求する米国を見ていると、36年前に書かれた江藤の「いまだに占領心理を脱却しきっていない」という表現がいまも有効な響きを持つ。

 産経が昨日の一面で報じた、日本政府が米国の教科書に書かれた「慰安婦の強制連行」に関し、是正を求めたことは、小さいながらもひとつの明確な前進である。歴史論争においては、米国を説得しなければ、何も進まないと私は考える。



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