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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2014年12月06日
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次世代の党の存在意義を再認識すべき時

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 維新の党の共同代表である江田憲司は、5日静岡で、「安倍政権の暴走に歯止めをかけよう」と力説したという。「安倍政権の暴走」は、共産党や社民党が好んで使う宣伝文句だが、この記事を読んだ時、「維新もここまで落ちたか…」と思ってしまった。もともと維新を評価してきたわけではないが、維新の党は対安倍政権では是々非々の立場を喧伝してきた党のはず。いくら選挙だからとはいえ、共産党と同じ表現力では先が見えようというものだ。

 維新の党には国家観が希薄だ。彼等の衆院選キャッチフレーズは「身を切る改革、実のある改革」というものである。「身を切る改革」がどれほど意味がないものかは、過去のエントリーで書いて来た通りで、この主義にはまったく同調できない。彼等の公約を細目まで見ていくと、今までの国家のかたちを破壊することにご執心だが、私には「彼等の破壊の後」に見える日本がバラ色だとは思えない。憲法についても、「憲法9条に関する国民投票」というかつての党是はどこかに消え、道州制だけの憲法改正に変貌している。江田一派の合流による後退が、こういう部分にも見て取れる。

 従って、次世代の党が維新から分かれたのは必然である。もともと、橋下代表の「東京での支持を得たい」という思惑と打算だけで、維新と太陽の党は合流した。橋下は合流のとき、「石原さん以外は要らない」と公言したという。だから、維新と太陽の合流は、昨今批判の対象となっている野合だったといえる。理念や信条、国家観という価値観を同じくしたわけではないから、結果的に西村眞悟氏は党を追われた。真正保守という政治スタンスは、橋下にとって邪魔だったのだろう。アントニオ猪木が次世代にくっついて来たことも、弊害のひとつだ。

 読売、朝日ら、メジャー紙が発表した衆院選議席獲得数の票読み報道は、すべて自民党の圧勝を予測するものだ。自民の獲得議席が300を超えるという報道が意図するのは、劣勢と報道された政党や候補者に支持が流れる「アンダードッグ効果」を狙った恣意的報道だと危惧する声もあるが、反日メディアがそういう意図を以って報道する可能性はあるにしても、安倍政権に比較的宥和的な読売までも同じような数字を予想していることから考えれば、実態としては報道の通りだと思える。

次世代の党

 そんな中で埋没気味なのが、次世代の党だ。

  • 「次世代は熊本4区などで議席を維持しそうだが、比例区での議席獲得は微妙。」(朝日)
  • 「公示前19議席の次世代の党は、小選挙区選と比例選を合わせても、1けた台に沈む見通し。」(読売)
  • 「次世代の党は選挙区で2議席程度を獲得する可能性があるが、比例での議席確保の見通しは立っていない。」(産経)

 各紙一様に、次世代の党の苦戦を伝えている。党の看板である石原慎太郎氏も、結果が出る前に辞めると公言し、元気がない。選挙区は組織票相手に苦戦するだろうと思っていたが、比例でも議席の獲得が微妙となれば、これは一大事だ。

 次世代の党のが失速すれば、日本の政治における歴史認識問題は、間違いなく後退する。思えば、中山成彬氏が慰安婦問題を取り上げ、歴史的質疑を行ったのが2013年3月8日。NHKがこの質疑の動画について、Youtubeに削除要請を行い、一斉に強い批判を浴びたことでも知られている。この先鞭以後、後に次世代に移ることになる中山氏や山田宏氏などにより、慰安婦、南京、外国人に対する生活保護など、今までタブーとされてきた問題が、国会の場で公に議論されることとなった。河野洋平の国会招致を一貫して主張し続けているのは、次世代の党だけだ。

 河野の国会招致を妨害する自民党の立ち位置を考えれば、次世代の党の存在意義の大きさ、重さは、改めて語るまでもない。慰安婦、南京など、朝日史観と戦わずに、歴史認識の先送りや放置をしてきたのが、自民党の実態だ。朝日の謝罪会見により、慰安婦問題が根底から崩壊しようとしている時、その崩壊を止めているのも自民党だ。「戦後レジームからの脱却」は、多くの保守派にとって共通の理念であり目標だろう。だが、それは、自民党だけでは為し得ないものだ。次世代の党所属議員を一人でも多く国会に送ることが、戦後レジームに風穴を開ける一手となる。


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[ 2014/12/06 10:54 ] 政治 | TB(0) | CM(6)
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