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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2014年11月08日

日中合意文書 ~ 「合意できないことを合意する」

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 台風のため、日本の領海外に一時避難した支那の違法漁船は、台風通過とともにまた盗人行為をすべく、日本の海に戻った。台風接近・通過時には13隻だか20隻の船が留まったが、通過後は何もなかったようにまた密猟を繰り返す。日本も舐められたものだ。領海に対する挑発は、一義的には海保の管轄だが、自衛隊の艦船をひとつ浮かべておくだけでも違うだろう。憲法9条信者は、こういう無法な行為を目の前に突きつけられても、まだ話し合いで解決をと主張するのだろうか。現実無視も甚だしい。

 その支那・共産党と日本との首脳会談が、約2年ぶりに開催される見込みが明らかになり、日本のメディアはさも世間を揺るがす一大事のように報じている。首脳同士が会話を持ったほうが良いのは確かだが、今までの日本メディアの報道は、兎に角会談を実現させること自体が目的化され、首脳会談で何を話し合い、何を合意すべきかという論点が極めて希薄だった。日中首脳会談が実現の運びとなったいま、その中身が問われることとなる。

安倍・習

 首脳会談を前に、事務方が詰めてきた合意文書が公開された。主な内容は下記4点である。

  1. 双方は、日中間の四つの基本文書の諸原則と精神を順守し、日中の戦略的互恵関係を引き続き発展させていくことを確認した。
  2. 双方は、歴史を直視し、未来に向かうという精神に従い、両国関係に影響する政治的困難を克服することで若干の認識の一致をみた。
  3. 双方は、尖閣諸島など東シナ海の海域において近年、緊張状態が生じていることについて異なる見解を有していると認識し、対話と協議を通じて、情勢の悪化を防ぐとともに、危機管理メカニズムを構築し、不測の事態の発生を回避することで意見の一致をみた。
  4. 双方は、さまざまな多国間・2国間のチャンネルを活用して、政治・外交・安保対話を徐々に再開し、政治的相互信頼関係の構築に努めることにつき意見の一致をみた。

 これらの合意は、基本的には精神論である。決めるのは首脳同士だから、結論が何も含まれていない事は当然だし、内容も極めて曖昧なものに終始している。ひと言で言うなら、「合意できない事を合意した」というものだ。

 首脳会談が行われると、まだどちらの国も正式に発表していない。中共は「日本次第」と牽制球を投げ、日本政府は静観の構えだ。しかも、今日の報道によれば、会談は20分程度ということだ。もしこの報道が正しければ、通訳が時間の半分を消費するから、両首脳の発言時間は実質的に5分程度になる。日本側からしてみれば、「赤サンゴの密猟を止めろ」と釘を刺す時間があるかどうかすら疑わしい。

 首脳会談をやるならやればよろしい。ただ、一切の妥協は無用である。「合意できないことを合意する」 ―― これだけで良い。


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