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産経新聞のワシントン駐在編集特別委員である古森義久氏が、1日に書いた記事、「慰安婦問題、米から支援の声」以降、マイケル・ヨンという米国のフリージャーナリストの名前が頻繁に出てくるようになった。ヨンという名前からアジア系を連想したが、マイケル・ヨンはバリバリのアングロサクソンである。いくつか記事を読んでみると、主戦場は紛争(戦争)地とアジアのようだ。古森氏の記事では、ヨン氏のことをこう書いている。
そんな著名な米国のジャーナリストが日本の慰安婦問題の調査に本格的に取り組み始めた。米国、日本、韓国、タイ、シンガポールなどでの取材をすでにすませた段階で、ヨン氏は「米欧大手メディアの『日本軍が組織的に女性を強制連行して性的奴隷にした』という主張は作り話としか思えない」と明言する。
ヨン氏はこの趣旨の調査報告をまもなく米国系のメディアで公表するというが、自分自身のホームページでは「慰安婦問題での日本糾弾は特定の政治勢力の日本叩(たた)きだ」とまで断言する。慰安婦問題での世紀の冤罪(えんざい)を晴らそうとする日本の対外発信の試みにとっても、やっと一条の光が米国側から差してきたようだ。

マイケル・ヨン
マイケル・ヨンは日本びいきというわけではないが、少なくとも彼はフェアである。いくつか彼の記事を読んでみたが、FacebookにUPされていた「Pearl Harbor: The Japanese 'sneak attack' (真珠湾攻撃: 日本の奇襲攻撃)」には、このような一節がある。
朝鮮戦争で戦い日本に駐留した黒人の退役軍人 ―― バッファロー・ソルジャーズ ― がある日の昼食時に私に述べたところによれば、彼等は日本が大好き(LOVE)だということだ。彼等によれば、日本人は、彼等を正式な人ととして待遇した初めての人たちだったからだ。我々米国人は、いまだに戦争の黒人英雄たちをバスの後ろ座席に乗せている。我々はいまだに何人かの黒人退役軍人に私的制裁を加えている。黒人退役軍人たちは、日本人は彼等を人としての尊厳を以って処遇したのだ。(以上、意訳にて)
この投稿で、マイケル・ヨン氏は、日本の教科書への介入に着いて批判しつつ、「邪悪な日本の奇襲によって仕掛けられた第二次世界大戦」という史観のもとで育てられたことを挙げ、自国の歴史教科書にかかわる欺瞞性を突いている。
そのマイケル・ヨン氏は、日本語が達者なわけではないだろうし、日本語の読み書きができるわけでもないはずなのだが、彼のツイートには数回、日本語で書かれた呟きがポストされている。次もその日本語ツイートのうちのひとつだ。
. 秦郁彦氏は、テキサス親父ことトニー・マラーノ氏がグレンデール市の市議会に出席し、韓国系団体の強い要請で設置された慰安婦像に対して事実関係をもとに批判した一件を受け、「正道は、テキサス親父の戦術だ。韓国は何を言ってもダメ。韓国をテーマにして、米国を戦場にして戦うのが一つの方法だ」と語っている。この戦場を戦いぬく場合、いまだに「邪悪な日本」という歴史観に囚われた米国人を論破、説得するなら、日本人自身は勿論のこと、マイケル・ヨン氏のようなフェアな物言いができるジャーナリスト、歴史家を巻き込むことが肝要だ。
朴槿恵は新たな告げ口外交の相手として、オランダ国王を選択したようだ。オランダ国王およびティマーマンス外相の反日発言を奇貨としたようで、朴はオランダ国王に対し、「韓国と日本は北東アジアの平和と繁栄に向けて協力しなければならない同伴者だが、歴史認識問題、特に慰安婦問題が懸案となっており、解決のために努力している」と語ったという。情報戦は、朴の告げ口によって、欧州の王室まで巻き込む事態にまで発展している。
マイケル・ヨン氏の調査報告が米国系メディアに公表される日が楽しみである。いままでは、NYTのニコラス・クリストフを代表として、反日記事しか書かないようなジャーナリストが幅を利かせていた。ヨン氏の調査報告が、戦後秩序に囚われた米国ジャーナリズムに一石を投じることを祈るし、日本はヨン氏のようなフェアなジャーナリストを、より多く開拓すべきである。
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