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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2014年11月03日

支那漁船赤サンゴ乱獲問題 ~ APECの前だからこそ断固たる対応を

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 このところ、支那漁船の小笠原、伊豆両諸島における赤サンゴ密漁についての報道が増えている。領海侵犯、密猟、加えて世界自然遺産への冒涜と、何処をどう切り取っても支那漁船の無法ぶりには弁解の余地はない。

赤サンゴ密漁

 赤サンゴ密漁が無くならない理由はいくつかある。先ず、世界で最も高い品質を持つ赤サンゴは、日本、台湾、地中海の深海にしか生息しておらず、その品質ゆえに、支那では「金になる」からだ。もうひとつの理由は、残念ながら、日本の取り締まりの甘さだろう。

 この一連の赤サンゴ密漁における司法の判例を見てみると、その理由がはっきりする。まず、先月22日、今年4月に赤サンゴを密漁した福建省出身の男ら13人が逮捕された事案で、その判決が下された。判決は、懲役6カ月から6年、罰金最高50万元(約918万円)の実刑判決である。この判決は、重いようで以外と軽い。毎日新聞が報ずるところによれば、福建省寧徳で2012年5月以降、10以上の密漁団が摘発され、約38キロの赤サンゴが押収されたケースでは、評価額は2240万元(約4億円)に上ったという。つまり、密漁の成功による対価は、犯罪の抑止力になるどころか、モチベーションになっていると考えられる。

 もうひとつは、日本の対応の甘さにある。この記事を読んで、私は、足腰の力が抜けてしまった。

サンゴ密漁事件、中国人船長に無罪判決 (読売 2014年10月16日)

 長崎県五島市沖の領海内で5月、サンゴを密漁したとして、外国人漁業規制法違反(領海内操業)に問われた中国籍の船長、平先良被告(48)の判決で、福岡地裁(丸田顕裁判官)は15日、無罪(求刑・懲役8月、罰金100万円)を言い渡した。
 判決では、被告が領海内で密漁したことは認定したが、船に搭載していた全地球測位システム(GPS)機器の画面に領海の全てが表示されるわけではなく、領海内と認識できなかったと指摘した。


 福岡地裁の判決は、結果責任ではなく動機や状況を重視している。この度し難く甘い判決は、かえって密猟の呼び水になる。領海侵犯というのは、世界標準で考えれば、船を沈められても文句の言えない犯罪だ。この判決は、尖閣沖漁船体当たり事件の船長を無罪放免した、那覇地検の対処を思い起こさせる。

 太田国土交通相は「万全な態勢をとる」と言っているが、巡視船の数を増やす以外に、具体的にどういう対処をするのかは不明である。「徹底的に拿捕し、日本の司法制度下で裁く」という強い宣言をしなければ、なんの抑止にもならない。あの小さな国パラオでさせ、支那の違法操業には断固たる姿勢をとっている。自国の鮫保護海域で違法操業した支那漁船に対し、パラオ警察艇はエンジンを狙い射撃し、支那人1人が死亡、計25人の違法漁民を逮捕した。このパラオのようなお手本があるにもかかわらず、サンゴ違法乱獲は許せんと口で言うだけで、なんの実力行使もしない日本は、結果的に舐められるだけなのだ。

 日本は、国土こそ狭いが、領海、EEZの広さでは世界6位の海洋国家である。その広い領海を守るには、それなりの組織、装備、予算、法体系が必須条件であることは言うまでもない。支那が海洋強国を宣言している以上、その脅威は今後、増えることはあっても減ることはない。およそ殆どの反日デモが共産党のさじ加減で実施されている支那の事情を考えれば、中共が違法漁船の操業を黙認している可能性も考慮しなくてはならない。支那漁民が当局に賄賂を渡して操業を黙認してもらっている可能性さえ、十分あり得る話だ。

 これは、小笠原の漁民たちの問題ではなく、国家対国家の問題だ。政府は、APECの前だからこそ、断固たる姿勢を支那に示すべきである。


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