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民主党の蓮舫が、松島法相の“うちわ問題”で「鋭い切り込みを見せた」と、民主党支持者は喝采を浴びせているようだが、オチは蓮舫自身のうちわだった。民主党支持者は、「蓮舫のうちわには“議員選挙ビラ”の証紙が付いていたから問題ない」と言っているようだが、個人的には、これが国民の税金を使った予算委員会に相応しい議論か!と、溜息が出そうになる。こんなイシューは、政倫審で扱えば良い。わざわざ予算委員会の時間を使って議論すべきことではない。
松島法相をドヤ顔で追求した村田蓮舫が、その影もなくシュンとしてしまったのが、山谷国家公安委員長へのヤジ問題である。蓮舫は、元在特会幹部と一緒に写真におさまった山谷大臣に、その関係が「懇(ねんご)ろだったんじゃないか?」というヤジが飛んだことに関し、その場で「明らかに我々(野党)の側だった」と陳謝し、昨日、同委員会の理事会で「重く受け止めている」と再び陳謝。松島追及の勢いをそがれてしまい、さぞ悔しかろう。
ヤジの主は、民主党の野田国義である。元在特会幹部が山谷氏の滞在先ホテルを訪問したことに関し、「宿泊先まで知っているっていうのは、懇ろの関係じゃねえか」とヤジを飛ばした。安倍首相は即座に「失礼じゃないか」と何度も叫び、麻生副総理「いまの言葉、問題じゃねえか。何考えてんだ!」と怒り心頭。審議再開を告げる委員長の後ろに映る菅官房長官は、珍しく憤懣やるかたない表情で何度も「誰だ!」と叫んでいる。菅長官はその後の会見でも、「国会の品位はもちろん、女性の品格を傷つける中傷で、許されるやじではなかった」と、怒り冷めやらぬ様子だった。

野田国義と村田レンホウ
さて、この野田議員、全く存知あげないので、ウエブサイトを覗いてみた。「ごあいさつ」の中で、集団的自衛権の行使容認化について、「「平和主義」という憲法の基本原則を時の内閣の解釈で変えるという、あまりにも非民主的な政治プロセスと憲法で保障されている平和主義を国民から奪うような暴挙」。「軍拡路線に走る国家主義的政治」と罵るところを見ると、極めて民主党議員らしい信条をお持ちの議員と見える。まぁこの際、氏の政治信条などどうでもよいのだが。
野田は、この懇ろヤジに関し、「九州じゃあ、よく使うんよ」と苦しい言い訳をしている。そして、ヤジがセクハラだと解釈されたことについては、「逆に憤っている」と開き直りを見せている。だが、産経新聞が指摘する通り、「宿泊先」と絡めた場合、「男女が情を通じる」と解釈するのが一般的だ。これは方言ではなく、国語の問題だ。
大辞林によれば、「懇ろ」とは、「親しいさま。特に、男女の仲が親密であるさま」である。私は昨日、会社の同僚の九州出身者(ノンポリ)に、「懇ろ」について質してみた。
私 「懇ろっていう言葉は、九州では方言として良く使うの?」
同僚 「まぁ、あんまり使わないですけどねぇ。年配の人ぐらいかなぁ」
私 「ただ単に親しい間柄を表わす意味では?」
同僚 「親しい意味には間違いないけど、普通、男女の間のことを指すでしょ。方言も何もないですよ」
野田議員の「九州じゃあ、よく使うんよ」という説明がその場しのぎの言い逃れなのであれば、九州出身者の方は怒るべきである。「九州をバカにするな「アリバイづくりに九州を使うな」、と。
最も信じ難いのは、東京都議会での「早く結婚した方がいいんじゃないか」というヤジの問題化が、野田国義にとってはまったく他人事であったということだ。普通、あれだけニュースで大々的に報道され、ヤジの主がバッシングを受け、女性議員の目の前で頭を下げて詫びるという映像が自分にも共通する問題として認識されていれば、「懇ろ発言」など出てくるわけがない。
政治家としての資質以前に、これは、人としての品性の問題である。失言を認めて詫びるならまだしも、返す刀で「逆に憤っている」と開き直るなら、国民、納税者としての「憤り」をこの品性のない議員にぶつけるしかない。
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