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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2014年10月03日

朝日新聞「慰安婦報道検証第三者委員会」人選の意図は、新たな論点ずらしか?

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 慰安婦捏造報道を主導したとされる、清田治史元朝日新聞記者が教授を務める帝塚山学院大学と、植村隆が非常勤講師を務める北星学園大学に、それぞれの退職を要求する脅迫があったという。退職を求める脅迫文は、「学生に痛い目に遭ってもらう」「大学を爆破する」などという、テロをも連想させる内容だそうだ。これは、朝日新聞問題、慰安婦問題を真剣に考える反捏造派にとっては迷惑な行為だ。純粋な抗議を通り越し、自分の主張を通すためなら暴力行為は正当化されるという考え方は通用しない。

 実現すべきことは、この清田、植村コンビの粛清ではない。慰安婦捏造報道の首謀者である彼等記者を公の場に引っ張り出し、証言させることだ。報道の自由を逸脱して事実と異なる報道(捏造)を行ったことを、公に事実認定することである。報道の自由を守る観点から、朝日新聞関係者の国会招致には否定的な意見も多々あるようだ。しかし、朝日が火を付けた慰安婦問題は既に政治問題化・外交問題化している。であれば、政治的決着、外交的決着に向けた取り組みに関し、朝日新聞はその責任の一端を担わなければならないはずだ。

 渦中の朝日新聞が、慰安婦報道問題を検証する第三者委員会のメンバーを発表した。

第三者委員会、7氏で検証します 朝日新聞社の慰安婦報道 (朝日新聞)

 朝日新聞社の慰安婦報道について検証する第三者委員会の委員の方々が決まりました。弁護士や研究者、ジャーナリストら有識者7人で構成します。初会合は9日午後、東京都内で開きます。▼3面=委員の方々の略歴

 委員長には、元名古屋高裁長官で弁護士の中込秀樹氏(73)に就任をお願いしました。委員は、外交評論家の岡本行夫氏(68)、国際大学学長の北岡伸一氏(66)、ジャーナリストの田原総一朗氏(80)、筑波大学名誉教授の波多野澄雄氏(67)、東京大学大学院情報学環教授の林香里氏(51)、ノンフィクション作家の保阪正康氏(74)の6人です。

 また、朝日新聞が8月5、6日付朝刊に掲載した特集「慰安婦問題を考える」でもコメントを寄せていただいた現代史家の秦郁彦氏(81)のほか、神戸大学教授の木村幹氏(48)ら慰安婦問題に詳しい有識者をはじめ、委員会が必要と認めるテーマについて専門家をお招きし、ご意見やご提言をいただきます。

 委員会では、これまでの朝日新聞の慰安婦報道をめぐる記事作成の背景や今回の記事取り消しにいたる経緯のほか、特集「慰安婦問題を考える」の妥当性、日韓関係はじめ国際社会への報道の影響などについて検証し、2カ月程度をめどに具体的な提言を盛り込んだ報告をまとめていただきます。


 この第三者委員会に“立候補”を表明していた、水間政憲氏と高山正之氏の採用は見送られたようだ。(笑)

 第三者委員会メンバーの専門分野は下記の通りだ。
  • 中込秀樹氏(委員長) ~ 弁護士
  • 岡本行夫氏 ~ 外交
  • 北岡伸一氏 ~ 外交
  • 田原総一朗氏 ~ ジャーナリズム
  • 波多野澄雄氏 ~ 外交史
  • 林香里氏 ~ ジャーナリズム
  • 保阪正康氏 ~ 近現代史

 外交畑が3人と最も多く、ジャーナリズム畑が2人入っている。この中で、朝日に極めて近い田原総一郎を委員に抜擢する朝日の意図を考えざるを得ない。第三者委員会がもっとも排除すべきは、「お手盛り」の結論である。田原氏が本当に「第三者」で在り得るのか、人選の段階で朝日新聞が真摯に検討したのかが疑問だ。

 第三者委員会で議論するテーマを、朝日は「これまでの朝日新聞の慰安婦報道をめぐる記事作成の背景」「今回の記事取り消しにいたる経緯」「特集「慰安婦問題を考える」の妥当性」「日韓関係はじめ国際社会への報道の影響」などと説明している。人選において外交畑の委員が3人選ばれているが、外交は報道による「結果」であり、最大のテーマは捏造報道が出た朝日社内のメカニズム、その報道を32年間否定せずに隠蔽してきた朝日の体質だろう。検証記事の妥当性などは、それらの優先的重要議題を議論すれば、自ずと結果は出るはずだ。

 朝日新聞における過去の第三者委員会の検証については、9月13日のエントリー「NHK番組改編報道のデジャヴ ~ 朝日新聞の解体的出直しは無理な注文」で批判した通りだ。この慰安婦報道問題にかかわる第三者委員会の人選には、朝日新聞の「論点ずらし」の意図が見えるような気がする。だが、朝日が「NHK番組改編問題」の時と同じような甘い幕引きを目論むのであれば、再び世論の「反朝日」の火に油が注がれることになる。


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