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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2014年09月13日

NHK番組改編報道のデジャヴ ~ 朝日新聞の解体的出直しは無理な注文

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 昨日の吉田調書関連報道および慰安婦関連報道に関する朝日新聞の謝罪会見で、ネットは祭り状態だ。“ほぼ”全面敗北を認めたかたちの会見だったが、私には、朝日新聞が本質的に変わらない確信がある。今回の検証報道と謝罪会見が、平成13年、同じく朝日新聞が起こした「NHK番組改変問題」と被るのだ。昨日、「第三者委員会は、朝日存続への逃げ道だ」と書いたのも、その文脈の上でのことだ。

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 NHK番組改変問題とは、NHKが2001年1月に放送したETV特集シリーズ「戦争をどう裁くか」の第2夜「問われる戦時性暴力」において、番組の改編に関する政治圧力があったと朝日新聞が報道したことに端を発する騒動だ。この番組の中核には、「女性国際戦犯法廷」という模擬裁判が据えられていた。これは、いわゆる「従軍慰安婦」など日本軍の戦時犯罪の責任は昭和天皇および日本国家にあるという訴状のもと、「天皇裕仁及び日本国を、強姦及び性奴隷制度について、人道に対する罪で有罪」とする判決を出す、極左のプロパガンダ裁判だ。要するに、これを企画したバウネット・ジャパンという極左グループ(代表は元朝日新聞の松井やより)とNHKの職員が、公共の電波をジャックしようと画策した事案である。この「法廷」の協力者には、福島瑞穂、辻元清美、辛淑玉らが名を連ねていた。名前を羅列するだけで香ばしさ満点だ。

 朝日新聞は平成17年1月、番組から4年も経過した後に、「NHK 慰安婦番組改編」「中川昭・安倍氏『内容偏り』 前日、幹部呼び指摘」と銘打つ記事を1面に載せた。中川昭一氏(当時、経産相)、安倍氏(当時、幹事長代理)両名が、放送前日にNHK幹部を呼び付け、「偏った内容だ」と指摘したというのだ。朝日はこれを政治圧力と断じ、NHKは中川氏から「一方的な放送はするな。それができないならやめてしまえ」という圧力を受けたとさえ報じたのである。

 ところが、当のNHKがこれを真っ向から否定。事実を歪曲して報道され、信用を傷つけられたと朝日に猛抗議し、謝罪と訂正記事を求めた。安倍氏とNHK幹部が会ったのは、安倍氏が呼び付けたのではなく、NHK側から予算と事業計画の説明に赴いたのであり、その時、番組の説明を受けた安倍氏が「公正公平にお願いします」と言っただけの事。中川氏に至っては、NHK関係者と会ったのが番組放送後だという事実が判明し、そもそも番組改編の要請などが成立しないということになった。朝日新聞は、ここでもとんでもない誤報をやらかしたのである。

 いささか前置きが長くなった。問題はこの後だ。批判に晒された朝日は、第三者による客観的機関と称する「NHK報道委員会」を設け、この報道に関する評価を委託した。そして、その委員会だ出した評価は、「最初に記事には相応の根拠があり、NHK報道番組に政治家の発言が圧力になった疑いを、朝日の記者らが真実と認めた相当の理由がある」としながら、「一部については確認取材が不十分だった」とする、極めて曖昧なものだった。この評価を受け、朝日新聞の秋山社長は「取材の甘さを反省する」としながら、NHKや中川・安倍両氏が求める謝罪や訂正には応じていない。朝日はこれを以って幕引きをはかった。秋山社長の「納得できないなら訴えてみろ」という捨て台詞を残して。

 まるで、今回の吉田調書報道、慰安婦報道のために用意されたシナリオのようである。類似点はこれだけではない。実はこの時期に朝日は不祥事を連発しており、「解体的出直し」をはかるため、デジタル目安箱をという社内からのメール投書受け付け機能を設置した。そこには、「メールもガス抜きのためにやっているとしか受け取れない」、「近年、ジャーナリズムという本業をおろそかにしてこなかったか。まず上から真摯な反省の言葉と分析を聴きたい」、「トップが具体的に何をしようとしているのか、見えてこない」などという批判的な声が寄せられたという。現時点では朝日記者らからツイッターを通した批判が出ているようだが、本質的には同じことに繰り返しなのだ。

 朝日新聞が今回の吉田証言報道、慰安婦検証報道に関して辿ってきた道は、ほぼすべてがNHK番組改編問題の時の道をなぞっているようなものだ。「捏造する⇒バレる⇒検証する⇒他機関に委託する⇒お墨付きをもらってまた捏造」という悪のスパイラルだ。従って、ここで朝日を徹底的に追い詰めなければ、また新たな捏造の被害者が出ることになる。朝日幹部は既に確信犯といえるが、読者や広告主のほうは、そろそろ学習したほうが賢明だ。



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