FC2ブログ

私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2014年09月08日
月別アーカイブ  [ 2014年09月 ] 

朝日新聞がASAに対して送った文書について

← 応援クリック、ありがとうございます。

 今朝は少々体調不良のため、ごくごく短めに。



 朝日新聞が、慰安婦検証報道以降の喧騒の最中、ASAに対して文書を送付したという。ASAとは、朝日新聞サービスアンカーの略で、販売店である。このASAは全国に2400か所もあり、そのうち1300か所が東京本社の管轄。ASAには6万人を超える社員やアルバイトが勤務する。いわば、朝日新聞のシェア取りには欠かせない存在だ。少なくとも、敵に回してはならない。

 文書は8月28日付のもので、取締役販売担当の細見孝氏と、あの「慰安婦問題の本質 直視を」という迷論説を書いた杉浦信之取締役編集担当の連名になっている。

ASAのみなさまへ

2014年8月28日

取締役販売担当 細見 孝
取締役編集担当 杉浦信之

 いつも朝日新聞の配達、普及活動にご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます.
 さて昨今、日韓関係が冷え込み、慰安婦問題が焦点となる中、朝日新聞の過去の報道に対して、いわれなき批判が起きていました。読者やASAの皆様方から「なぜ反論しない」といった声やご意見をいただくようになりました。
 弊社は、8月5日と6日に特集「慰安婦間題を考える」を掲載いたしました。これに対して、さまざまな論議が起きていることから、ご説明をいたします。

 17年前の1997年、弊社は韓国・済州島で「慰安婦狩りをした」とする吉田清治氏の証言について、調査結果を掲載しました。この吉田証言に疑問があることを明示し、「済州島の人たちからも、吉田氏の著述を裏付ける証言は出ておらず、真偽は確認できない」と報じています。吉田氏は当時、朝日新聞の見解について「反論するつもりはない」としていました。このように、この問題について弊社は、1982年の初報から32年にわたって放置してきたわけでは全くありません。

 そうした経緯を踏まえることなく、また、吉田証言は他のメディアも報じていたにもかかわらず、弊社のみを批判する勦きがありますが、弊社はまず、国際社会の中で正しい日本の未来を目指す議論を始めるには、この特集で過去の記事の誤りを正すことが最初に必要だと判断しました。綿密な取材の結果、吉田証言を虚偽と断じ、過去の一部の記事を取り消しました。初期段階で起きた「慰安婦」と「女子挺身隊」の御用も認めました。読者の皆様に反省の気持ちをお伝えし、変わらない姿勢で慰安婦問題を報じ続けていくことを誓いました。

 特集掲載後、一部の新聞やテレビ、雑誌、ネット等では「朝日が誤報を認め、河野談話の「根幹亅が崩れた」と恨拠のない主張が繰り返され、「慰安婦問題そのものが捏造」などと全く筋違いの見解まで示されています。しかし、吉田証言の虚偽を明らかにし、一部の記事を取り消したからといって、慰安婦をめぐる「すべてのことがなかった」というのは誤りで、こうした論調は国際的には全く通用しません。慰安婦問題の本質は、戦場で自由を奪われていた女性たちに現代の日本がどう向き合うかという人権、人道の問題です。日本政府が河野談話は見直さないという方針を示しているにもかかわらず、人間の尊厳を軽視するような論調こそが、むしろ国際社会の中で日本が異端視され、孤立することにつながります。

 6年後には東京で五輪が開催されます。日本が国際社会のなかで重要な役割を担い、近隣諸国との協調が求められる時代を迎えるにあたって、弊社はこれからも本質をとらえた報道を続け、読者の皆様、ASAの皆様の期待に応え、これまで以上に信頼を得ていくことをお約束いたします。

 この問題に対する読者の皆様の思いは多様です。こうした読者の思いと直に接しておられるASAの皆様には、大変なご苦労をおかけしておりますが、弊社の報道姿勢にぜひご理解を賜り、これまでに増して叱咤激励をいただけれぱとお願い申し上げます。


ASAのみなさまへ

 朝日新聞の社員や記者は、表だって読者と接することはないので、読者からの直接的な苦情や批判、非難は、このASAが受けていると思われる。朝日本体としては、ASAの販売モチベーションを維持するために、何らかの手を打つ必要があったのだろう。新たな切り口や、販売店が読者に対して使えるようなセールストークがあればまだマシなのだが、書いてあることが8月5日の杉浦による「慰安婦問題の本質 直視を」と殆ど変りが無い。「何を今更…」と感じたASA社員もいただろうと思う。

 このところの朝日新聞は箍(たが)が緩んでいるのか、リーク情報がポツポツと出てきている。先日は文春が、木村伊量社長が社員に宛てたメールを抜いてウエブサイトに掲載。「反朝日キャンペーンを繰り広げる勢力に断じて屈するわけにはいきません」と、飛ばした檄の内容が暴露された。そして今度はASAに対する引き締め文書のリークだ。社のスタンスに不満を持つ社員が存在することが窺われる。

 ASAは朝日新聞の販売でメシを食っているために反抗しづらいが、その組織が抱える社員・アルバイトは6万人を超える。彼等にとって朝日新聞の信頼はメシの種なのだ。ASAは新聞販売や配達だけでなく、イベントでの朝日新聞PR、ミニコミ紙の発行、新聞古紙の回収、店舗を利用した各種教室の開催、ベルマークの回収、地元で開くスクラップ教室など、その活動は多岐にわたる。そのような活動をしてまで忠誠を誓ってきた朝日新聞がこの体たらくである。不満の鬱積は必然だ。

 その上、朝日新聞から押し紙が来る。押し紙とは、新聞社が販売店に対して、必要部数を超えて押しつけている新聞で、特に朝日に限った仕組みではない。これは、発行部数を一定の数に保つための、新聞社のための仕組みだ。新聞社と販売店では、力関係が歴然としており、販売店が押し紙を拒否することは不可能に近いという。新聞業界の歪だが、今般の朝日への逆風を受けるのは、新聞本社だけではない。

 これからも、朝日本体およびグループから、様々なリークや批判が出るだろう。心ある社員が存在するなら、なおさらだ。以前も書いたように、朝日新聞に自浄作用は望めない。読売新聞が始めた反朝日キャンペーンは、朝日のシェアを奪うためのものだろう。そのうちASAも、死活理由を問題に、朝日新聞の販売・宅配から鞍替えするかもしれない。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2014/09/08 07:29 ] メディア | TB(0) | CM(23)
カレンダー
08 | 2014/09 | 10
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ