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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2014年08月06日

朝日新聞の慰安婦「開き直り・すり替え宣言」が告げる“新たな闘い”の始まり

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 駅のキオスクで朝日新聞を買ったのは何年、いや何十年ぶりだろう。最後にこの新聞に金を払ったのが何時だったのか思いだせないほど、それは遠い過去だ。これだけ重たい記事を書いておきながら、社説が子供虐待問題とエボラ出血熱だという、冗談のようなオチが付いていた。総括するつもりなど、更々ないようだ。

朝日新聞 慰安婦誤報認める 2014/08/05

 この記事を書いている時点では6日の朝刊を確認できていないが、5日、6日と2日間連続で組む朝日の慰安婦報道の検証記事は、朝日にとっては誤報の幕引きだと思われる。だが真実派・憂国派にとって、この一連の記事が、幕引きどころか新たな闘いの始まりだと、私は断言する。それほど、朝日の検証と懺悔は、謝罪どころか開き直りとしか取りようが無いからだ。

 朝日はまず一面に、「慰安婦問題の本質 直視を」という、杉浦信之の論説を持ってきた。この杉浦信之は、昨年の12月以降に異動がないとすれば、「朝日新聞ゼネラルエディター兼東京本社編成局長」という要職(おそらく)にある人物だ。昨年12月には秘密保護法に関して署名入りで、「朝日新聞は知る権利に応え続けます」という、笑うに笑えないタイトルの記事を書いている。この論説が、全体の検証記事のトーン、温度感を決めると言ってもいい。だが、その一面の論説を読んだ瞬間、読者のほうは腰砕けだ。

 杉浦は、論壇やネットで叫ばれる「慰安婦問題は朝日新聞の捏造だ」という主張を、「いわれなき批判」と定義している。ここを読んだだけで、朝日は真の意味で反省する気など更々ないことが、手に取るように解る。「いわれなき批判」ではなく、「真正面から受けるべき批判」と書きかえるべきだ。更に杉浦は、言い訳を綴り続ける。

 慰安婦問題に光が当たり始めた90年代初め、研究は進んでいませんでした。私たちは元慰安婦の証言や少ない資料をもとに記事を書き続けました。そうして報じた記事の一部に、事実関係の誤りがあったことがわかりました。問題の全体像がわからない段階で起きた誤りですが、裏付け取材が不十分だった点は反省します。似たような誤りは当時、国内の他のメディアや韓国メディアの記事にもありました。


 朝日は、裏付け取材が不十分であったことを認めつつも、事実関係を誤ったのは記事の一部に過ぎず、「他のメディアも間違ってたじゃん」という開き直りで他のメディアと報道内容を相対化している。これだけ見ても、報道機関としての矜持の欠片も見当たらない。

 しかし、これは言い訳であって、論説の本筋ではない。杉浦が画策したのは、ちゃぶ台返しの如き、一世一代のすり替え作戦なのだ。

 こうした一部の不正確な報道が、慰安婦問題の理解を混乱させている、との指摘もあります。しかし、そのことを理由とした「慰安婦問題は捏造」という主張や「元慰安婦に謝る理由はない」といった議論には決して同意できません。

 被害者を「売春婦」などとおとしめることで自国の名誉を守ろうとする一部の論調が、日韓両国のナショナリズムを刺激し、問題をこじらせる原因を作っているからです。見たくない過去から目を背け、感情的対立をあおる内向きの言論が広がっていることを危惧します。

 戦時中、日本軍兵士らの性の相手を強いられた女性がいた事実を消すことはできません。慰安婦として自由を奪われ、女性としての尊厳を踏みにじられたことが問題の本質なのです

 90年代、ボスニア紛争での民兵による強姦(ごうかん)事件に国際社会の注目が集まりました。戦時下での女性に対する性暴力をどう考えるかということは、今では国際的に女性の人権問題という文脈でとらえられています。慰安婦問題はこうした今日的なテーマにもつながるのです。


 杉浦はまず、「被害者を「売春婦」などとおとしめることで自国の名誉を守ろうとする一部の論調」と指摘し、自社と反目する世論(この場合、主にネット世論だろう)を牽制する。だが、慰安婦の多くが日本の将校よりも遥かに高い報酬を得ていたことは、既にいくつもの証拠をもとに定説になっている。自社の虚報の事実を認めたくない一心で、決着の付いた議論から頑なに目を背けてきたのが、他ならぬ朝日新聞だ。

 杉浦は、慰安婦は人権問題だとこの稿を締める。これは、明らかに本筋・論点のすり替えだ。朝日新聞は言い訳がましく、「93年年以降、朝日新聞は強制連行という言葉をなるべく使わないようにしてきた」と書いているが、これは朝日がこの問題に対して取ってきた社是・スタンスを説明していない。誰もが理解する通り、慰安婦問題の本質とは、官憲による強制連行の有無、その一点である。朝日は今回の記事で、「吉田氏が済州島で慰安婦を強制連行したとする証言は虚偽だと判断し、記事を取り消します」と書いているが、その吉田のでっち上げ証言に沿った記事を今になって取り消すということは、朝日は2014年8月5日まで、強制連行があったことを是としてきたという意味だ。これを姑息と言わずして何と言おう。

 朝日は、強制連行という問題の軸を、人権問題にすり替えた。自分たちが火を付けた、いわゆる“従軍慰安婦”が、日本と南鮮という枠組みを超え、国連などで人権問題として定着しつつあるので、体よく鞍替えしたのである。朝日は今回の記事で、改めて「日本の植民地下で、人々が大日本帝国の「臣民」とされた朝鮮や台湾では、軍による強制連行を直接示す公的文書は見つかっていない」と告白しているが、そんなことは20年も前から指摘されていることだ。20年間、朝日は謝罪も訂正もせず、議論をすり替え、時間稼ぎをしてきただけのこと。これは朝日が作った「失われた20年」とも言うべきものである。

 朝日は、「自国の名誉を守ろうとする一部の論調が、日韓両国のナショナリズムを刺激し、問題をこじらせる原因を作っている」と書いているが、問題をこじらせる原因を責任転嫁してもらっては困る。問題の原因を作ったのは間違いなく朝日新聞で、こじらせる原因を作ったのは朝日と河野洋平だ。今日も関連の特集が組まれ、この問題で揺れる日韓関係の四半世紀を振り返り、慰安婦問題をどう考えるかを専門家に語ってもらうという。このエントリーを書いている時点では、その朝刊は未確認だが、「開き直りとすり替え宣言」をする朝日新聞が、まともな反省も謝罪もするとは思えない。

 朝日新聞は即刻廃刊!!


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