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世のメディアは、「安倍政権の支持率が落ちた」と、まるで鬼の首を取ったように喧伝しているが、集団的自衛権問題についてあれだけあることないこと書き立てられ、扇動され、それでもまだ5割近い支持率を維持していること自体が奇跡である。国民がある程度の冷静さを保っているとも言えるけれど、それでも日々溢れる報道に政権に否定的なものが圧倒的に多い現状からすれば、よく持ち堪えていると言えるはずだ。
過去の世論調査結果をつまびらかに掲載しているのはNHKぐらいしかないが、そのNHKの世論調査を見る限り、民主党歴代政権の状況とは質が異なる。支持率低下を甘く見ない方が良いのは間違いないが、安倍政権は、メディアが騒ぐほど不安定化しているわけではない。
NHKの調査において、鳩山政権の支持率を不支持率上回ったのは就任から7ヶ月目、菅政権の場合は6ヶ月目、野田政権にいたって就任後たった4ヶ月目で、不支持が支持を上回った。ご存知の通り、安倍政権に関しては、まだ不支持が支持を上回る気配はない。安倍政権を歴代民主党政権と比較するのはあまりに失礼だが、支持率には一喜一憂しないと首相本人が述べていることもあり、ひとつの指標ではあるものの、民意というものは移り気なのだ。
たとえ、メディアの思惑通りに支持率が落ちたとしても、今の日本には、挿げ替える首が無いのが現状だ。自民党にはある程度素材は揃っているように見えるけれども、自民党の場合は誰がなっても足を引っ張る輩が党内から出てくる。かたや、野党を見渡しても、有資格者はまったく見当たらない。さしあたって、野党第一党の民主党が第一の候補になるのだろうが、あいも変わらず内輪もめだ。
フランケンくんこと岡田克也が、昨日の党常任幹事会で、党代表選の前倒しを主張した。事実上の海江田おろし宣言である。

民主党6人衆
海江田おろしの機運は以前からあったけれど、誰かが花火を打ち上げてもすぐに萎むというサイクルを繰り返して来た。今月13日の読売報道では、中堅議員に「海江田氏が辞めずに済んでいるのは、6人衆がふがいないからだ」と揶揄されたばかり。その6人衆とは、岡田克也、玄葉光一郎、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、安住淳の6人を指す。いずれも今まで失敗してきた人物ばかりだ。
くだんの中堅議員は「お前ら6人が仕切らないと、何も始まらないだろう!」と言いたいのだろうが、これは、「このままだと俺(俺たち)、次の選挙で落ちちゃうじゃないか」と同義語なのだろう。そんな心配をしなくても、民主党議員の次の選挙は見通しはほぼ真っ暗。失政続きの後に「次の選挙でも!」と訴えたところで、「ムシが良すぎる」と言われるのがオチだ。
もともと民主党という政党は烏合の衆だから、誰が代表になっても、政策・理念に反目する不満分子が必ず生まれるという体質があり、そういう政党の代表を選ぶのは容易なことではない。政策・理念の反目は、「政権交代」というプロパガンダに有権者がうつつを抜かしている頃はさして問題にもならなかったが、党の再生(本当に出来ると思っているならば)がかかるとき、また、自民党に対抗する政党として再スタートを切ろうとするとき、必ず顕在化する問題だ。「一度やらせてみてください」という謳い文句がもう通用しないからである。
改めて6人衆の顔を見ていると、たとえ自民党支持者ではなくても、この6人、もしくはこの6人が推す代表に期待する有権者がいるとは、とても思えない。直近のNHK調査では、自民党の支持率が34.3%であるのに対し、民主党の支持率はたった4.8%。しかも、党支持率は下降線を描いている。
海江田代表の首を挿げ替えたところで、民主党に明日はない。党の再生などという目標は潔く諦め、党を分かち、保守っぽいのと極左が共存する不健全な政党に見切りをつけたらどうだろう。
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