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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2014年06月11日

朝日新聞がまた捏造 ~ 吉田調書スクープは慰安婦報道の二番煎じ

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 桂宮宜仁親王殿下が8日に薨去されたが、各紙の表現は「逝去」で横並び。産経だけが「薨去」という語句を使用し、他紙とのスタンスの違いを明示した。読売は「ご逝去」と、一応の配慮を見せたが、朝日も毎日もただの「逝去」である。極めつけはしんぶん赤旗だ。赤旗はベタ記事で「桂宮宜仁さん死去」とタイトルを付け、その記事は社会面の訃報欄に掲載されたという(参考画像)。ご皇室の訃報を一般庶民と同列に扱うメンタリティは私の想像を遥かに超えるものだが、これが共産党員という人種の特性なのだろう。

 共産党やしんぶん赤旗のスタンスは、ある意味とても分かり易い。彼等は、善し悪しは別として、ぶれないのだ。「桂宮宜仁さん死去」は、彼等の思想が非常によく表れた記事だが、少なくとも捏造ではない。それとは反対に、事実を歪曲したり捏造したりすることで息をする新聞社がある。言うまでもなく、朝日新聞だ。

 福島第一原発で、命を賭して原発事故の対応にあたった故・吉田昌郎氏の証言を纏めた「吉田調書」。朝日新聞がこれを暴露し、5月20日から、「福島第一原発(1F)の現場の人間の9割が所長命令に違反して撤退した」というセンセーショナルな大キャンペーンを張った。ところが、これは捏造だという。告発したのは門田隆将氏。吉田氏の生前、ジャーナリストとして唯一、直接、長時間にわたってインタビューを敢行し、著書「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日」を出版した人物だ。

門田隆将氏
門田隆将氏

門田氏は5月31日、自身のブログ「夏炉冬扇の記」の冒頭にこう書いている。

お粗末な朝日新聞「吉田調書」のキャンペーン記事

「ああ、またか」。失礼ながら、それが正直な感想である。今週、私は取材先の台湾からやっと帰ってきた。私が日本を留守にしている間、朝日新聞が「吉田調書」なるものを“加工”し、「福島第一原発(1F)の現場の人間の9割が所長命令に違反して撤退した」という記事を掲げ、そのキャンペーンが今も続いている。

「ああ、またか」というのは、ほかでもない。ある「一定の目的」のために、事実を捻じ曲げて報道する、かの「従軍慰安婦報道」とまったく同じことがまたおこなわれている、という意味である。私は帰国後、当該の記事を目の当たりにして正直、溜息しか出てこないでいる。


 この記事はとても長いため、部分的に引用すると誤解を招く恐れもあり、詳細な内容は記事元で確認いただきたい。要約すると、吉田氏をはじめ100名近い関係者から実名証言を得た根拠に基づき、朝日新聞が「所長命令に違反」して9割の人間が「撤退した」と書いているのは「誤報」だということだ。しかも、吉田氏自身は、政府事故調による28時間もの聴取に応じたことを生前、懸念し、自分の勘違いによって「事実と違うことを証言したかもしれない」と危惧し、調書の第三者への「公表」を強く拒絶していた。それにもかかわらず、これが朝日新聞によって公表された事を、門田氏は憂慮している。

 週刊ポストがこの門田氏の見解を取り上げ、「朝日新聞『吉田調書』スクープは従軍慰安婦虚報と同じだ」という記事を掲載した。ほぼ、門田氏のブログと同じ内容だが、朝日のスクープを“国家国民の尊厳や矜恃を毀損しかねない「虚報」”と断じ、その「虚報」によって、福島第一原発作業員を、南鮮セウォル号で逃げた船長・乗組員と同一視されていることを糾弾した。(Newポストセブン「朝日の吉田調書報道「なぜここまで日本人貶めるのか」と作家」)

 すると朝日は火病を発し、この記事に猛然と反発する記事を10日掲載する。

週刊ポスト記事に朝日新聞社抗議 吉田調書めぐる報道 (朝日新聞)

 朝日新聞社は9日、週刊ポスト(小学館)が6月20日号に掲載したノンフィクション作家門田隆将氏による記事「朝日新聞『吉田調書』スクープは従軍慰安婦虚報と同じだ」について、報道機関としての朝日新聞社の名誉と信用を著しく毀損(きそん)するとして厳重に抗議し、訂正と謝罪の記事の掲載を求める文書を送った
 門田氏は朝日新聞が5月20日付で報じた「所長命令に違反 原発撤退/政府事故調の『吉田調書』入手」の記事について「『誤報』である、ということを言わせていただきたい」などと批判した。これに対し朝日新聞社は「記事は確かな取材に基づいており、『虚報』『誤報』との指摘は誤っている」と指摘した。


 朝日新聞に、「報道機関としての名誉と信用」なんてあるとは初めて知ったが、1991~92年の慰安婦報道当時と同様に、歪曲や捏造を認めるつもりなどさらさらないようである。

 故人には失礼ながら、敢えて言わせていただければ、朝日新聞は「死人に口なし」という手法を良く使う。慰安婦問題も然り、南京事件、百人斬りなど、およそほとんどの捏造記事が同じ手法だ。もちろん、私は吉田調書を読み知る立場にないため、朝日と門田氏の言い分どちらかが100%事実だと断言することはできない。しかし、門田氏が100人近い証言という根拠を持った上で、「言葉尻を捉え、まったく「逆」の結論に導く記事」と朝日を断罪する以上、傾聴すべきであろうと思う。勿論、朝日には数々の前科があるということも理由に足る。

 蛇足ながら、もうひとつ付け加えさせていただく。本来非公開の吉田調書がリークされ、朝日がこれをスクープとして大キャンペーンを張る。そして、東電株主訴訟の原告らが、この吉田証言を含む政府事故調検証委員会の調書の開示要求し、「非開示なら訴訟を起こす」と息巻いている構図 ―― これは意図的に連動している動きではないだろうか。私は陰謀論や陰謀史観には与しないけれど、安倍政権の転覆を図る政治家または官僚の誰かが、よりによって反安倍色の濃い朝日新聞にリークし、朝日が大キャンペーンを張り、呼応するように政権を揺さぶるための調書公開請求訴訟を起こすというストーリーは、予め用意されていたシナリオではないかとさえ疑うのだ。

 朝日新聞と、門田・小学館(週刊ポスト)は、徹底的にやり合ってもらいたい。朝日は、命を張って福島原発の危機を救った吉田氏はじめ作業員の尊厳と名誉、その家族の名誉、ひいては国家の名誉を貶めた。もし捏造ならば、それ相応の責任を取ってもらわねばならない。



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