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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2014年06月09日

前原誠司、「維新との合流100%」 ~ じり貧同士の合流の功と罪

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 民主党という政党にはお家騒動がつきものだ。下野して以降は特にその傾向と頻度が強く高くなっているが、政権にあった当時からしょっちゅう内輪もめをしている。小沢一郎の離党が政権政党時にあった最も醜い例だが、下野し、党勢を失ってからのゴタゴタは“空騒ぎ”と表現したほうがしっくりくる。

 海江田万里という全くカリスマ性のない人物を党首に選んだのは、他ならぬ自分たちなのだけれど、一向に回復しない党勢に嫌気がさしたのか、最近、過去を顧みない「海江田おろし」の合唱が聞かれるようになった。その合唱の中心人物が、前原誠司である。海江田代表に対するこき下ろし方は「努力が足りない」と容赦なく、言うに及んで、「民主党に求心力が戻るというのは幻想だ」とまで言い、民主党そのものの存在意義を否定するような言動が見える。

前原「在日違法献金」

 2009年の総選挙で政権を奪取した民主党だが、化けの皮はすぐに剥がれた。民主党の賞味期限は、実は、2009年8月30日の衆議院総選挙当日で終わっており、その後は再起の期待を受けるどころか、支持率は下層で低迷を続ける。一方、橋下徹と大阪維新の飛ぶ鳥を落とす勢いは既に下火になっている。その衰退を決定づけたのが、2013年5月の「慰安婦・風俗発言」である。別に、完全に間違った事を言っているわけではないのだが、政治家としてはあまりに稚拙だった。

 じり貧とじり貧の合体。橋下と前原の間にも、「もう一度民主党を中心に政権を担う意志」と、民主党全体を野党再編の軸に据える前原と、「民主全体とは合流困難」と部分的合流を主張する橋下には温度差がある。前原は、橋下維新との両らい的な合流について「100%」と大見得を切り、民主党執行部が腰を上げなければ離党する覚悟なのだろう。前原にとっては、民主党の大部分を引き連れた合流を実現すれば、大野党の党首というポストも得られる。もし民主党を飛び出しても、民主党という“負のイメージを払拭”する機会として利用できる。どっちに転んでも、決して悪くない。

 橋下の思惑は、恐らく来年に控える統一地方選だろう。既に実現が危い「大阪都構想」という大看板を成就しなければ、彼が中央政界へ進出する機会は遠のく。統一地方選で、大阪維新が地方議会で影響力を持つ議席数を取れなければ、維新そのものが瓦解する。それは橋下としても絶対に避けなければいけない事態だ。じり貧を、衣替えすることによって打開する以外、今の彼には道が無いのだろうと思う。

 「野党をとりまとめる取り組みが必要だが、努力が足りなかった」と言ったって、今の民主党とは誰も組みたがらないというのが実際のところだろう。海江田氏には酷な要求だ。烏合の衆である民主党が、政治理念や信条をもとに分裂するというなら歓迎だ。だが、先月29日に書いたように、野党が糾合して出来る新たな政党が、単に“民主党らしき新党”であるなら、政治を前進させる推進力は持ち得ないだろう。

 数少ない良い面があるとすれば、憲法や集団的自衛権の論争のなかで、社民、共産と同じ価値観を持つ民主党議員が置き去りになり、左右両派がすみ分けし易くなることだ。置き去りにされる左派は、いっそのこと、自民党のサヨクを糾合して欲しいものだ。もっとも、そんな求心力があったら、もう少し存在感を発揮できているはず、ということだろうが。


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