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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2014年06月07日

“国家=悪魔”の朝日論法を肯定する田原総一郎氏に反論する

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 左側にいる戦前派、戦中派がよく使う論法に、「僕たちは戦争を知っている」というのがある。言い換えれば、「若い奴等は戦争を知らないくせに気易く憲法改正や軍事を語るな」という意味と取れる。この「戦争を知っている僕たち」は、田原総一郎氏のブログを読むと頻繁に出てくる一人称だ。

 田原氏が昨日、「リアリティがない朝日新聞や毎日新聞、それでも存在意義があるこれだけの理由」というエントリーをUPした。私はこの人と元々考え方が違う…、というか真逆だし、民主党政権下で行われた女性宮家に関するヒアリングのなかで、皇室問題にジェンダーを持ち込むという意見を聞いた時点でドン引きした。ジャーナリズムのなかで、価値観を全く共有できない人なのだ。

 さてその田原氏、このエントリーの中で、古森義久氏がWILLに寄稿した論文のなかで、「朝日新聞の報道は、「外部の要因はすべて無視、脅威や危険はみな自分たち日本側にあるとする」とし、「日本は悪魔だ」という理念のもとに、主張を展開している」と指摘した事に反論し、「朝日新聞」「毎日新聞」「東京新聞」の報道姿勢が、日に日にリアリティを失っていることを認めつつも、「国が信用できない」から、リアリティがない報道も是だと言っている。

リアリティがない朝日新聞や毎日新聞、それでも存在意義があるこれだけの理由

だが、「けれど」と思うことがある。僕たち戦争を知っている世代は、国家が平気でウソをつくのを目の当たりにしてきた。戦争に負けた瞬間、コロっと態度を変える大人たちを見てきたのだ。そのような経験をしてきた僕たちにとって、「国を信用」するのは非常に難しいことだ。

ほとんどが戦争を知らない世代になってしまった。僕ら戦争を知っている世代は少数派になった。だからこそ僕たちは、意地でもその記憶を忘れてはならないし、声を大にして言い続けなければならない、と思っている。
(中略)
安倍首相が戦争をしたがっている、とは僕ももちろん思わない。けれども、「戦争ができる国」に日本がなる、ということは事実だ。将来、日本のリーダーになった人物が、戦争をしないとは、保証できない。

「朝日新聞」「毎日新聞」「東京新聞」にリアリティがなくなっていることは、僕も認める。そうであっても、「朝日新聞」には「存在意義」があることも認めるのだ。たとえリアリティはなくても、「国家が『悪魔』だと、とことん疑うメディア」が、ひとつくらいあってもらわなければならない。戦争を知っている世代として、いまの若い人に伝えたいと思う。


田原総一郎

 まず、集団的自衛権を認めれば「戦争できる国になる」ということ自体が間違いだ。個別的自衛権も、自衛権を行使する戦争であり、従来の政府見解で個別的自衛権を認めている以上、自衛戦争はできることになる。この時点で朝日新聞などの論法は破綻していると思うのだが、政治家もメディアもそのことに触れようとしない。ついでに言えば、頻繁に使われる「人殺しができる国になる」というのも、同じ意味で無意味な感情論だ。侵略を自衛の名目上で排除する以上、侵略者を殺傷することは認められているのだ。

 ジャーナリズムに身を置く田原氏が指摘しなければならないのは、そのジャーナリズムの健全性だろう。もうバレていることだが、朝日、毎日、東京のジャーナリズムの根底にあるのは、特定秘密保護法であっても集団的自衛権であっても、“反対のための反対”である。朝日らは、国防におけるリアリズムに対しては、そのリアリズムを真正面に受けて答えなければならない。論法にリアリズムがなく、「ダメなものはダメ」というだけなら、朝日らは単なる宗教新聞なのだ。

 田原氏は、「国家が『悪魔』だと、とことん疑うメディア」が、ひとつくらいあってもらわなければならない」と言いながら、自分を「戦争を知っている世代として、いまの若い人に伝えたい」と同列に置き、それら宗教新聞にシンパシーを見せている。やはりこの人の思想の根底にも、国家=悪という意識が存在するのだろう。そう考えるのは自由だ。だが、彼等の思想には、日本が悪であっても、挑発する支那のような国が悪であるという意識が希薄すぎる。そういう意識が、護憲、9条死守、専守防衛など、空想的平和論を支えているのだろう。

 私達戦後世代は、確かに戦争を知らない。だが、国家や国防を「戦争を知る世代」から学べと言われても、標本やテキストが戦後民主主義に染まったものばかりで、そこにリアリズムを見出す事自体が難しい。私達戦後世代のほうが、よっぽどリアリティがある国家、国防の考え方をしていると思うのだが、それは間違いだろうか。


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