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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2014年05月20日
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海洋警察庁らに責任を押し付けた朴談話

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 朴槿恵が、セウォル号沈没事故に関して、国民向け談話を発表した。海洋警察庁を解体し、安全を担う「国家安全処」という専門部署を新設する行政改革の宣言である。聯合ニュースによれば、朴の談話の要旨は下記の通りだ。

一、国民が受けた苦痛に真に謝罪
一、事故の最終的な責任は大統領である私にある
一、海洋警察庁を解体すると結論
一、安全行政部の安全機能を新設の国家安全処に移管
一、海洋水産部の海洋交通管制センターを国家安全処に統合
一、安全や許・認可業務の関係団体長から公務員を排除
一、退職公職者の就業制限、2年から3年に拡大
一、与野党と民間による事故の真相調査委員会設置に向けた特別法を提案
一、国家安全処が国民の提案を取り入れた安全革新マスタープランを策定
一、事故犠牲者の追悼碑を建立し4月16日を「国民安全の日」に指定

以上、聯合ニュースより


朴槿恵

 この談話発表の前日、朴はソウルの明洞大聖堂で行われた旅客船沈没事故犠牲者と遺族のためのミサに出席し、「私のせいです。私のせいです。私の大きな過ちのせいです」と叫んだと言われる。何に関しても過度に感情的になる性質を持つ彼の民族だが、その感情に訴えるために「自分の過ち」を認め、会見でカメラの前で涙したのなら、非常に分かり易いシナリオだ。この涙を批判するようなブログもあるようだが、正直、そんな話はどうでもよい。朴の決意表明であるこの談話を聞いて、重要だと思えるのは、これらの政策では南鮮社会の歪みは何も解決しないことだ。

 そもそもセウォル号の事件とは何だったのか。国民の命を守るべき公的機関が、ロクな仕事をできなかったことは事実だ。だが、それは事件が起こってから露わになった事実だ。事件の直接的な原因となったのは、船会社の杜撰な管理体制、過剰な積み荷に見られる違法行為、そして、その直接的原因に続いたのは、乗客を置き去りにした船長や船員の脱出である。これらのことは、行政改革を行っても解決できる類のものではない。

 つまり、もっとも憂うべきものは、職業倫理の欠如なのだ。しかも、救いようのないレベルの…。いい加減な仕事をすれば、後でしっぺ返しを喰らう。お天道様も見ている。だから手を抜かず、恥ずかしくない仕事をし、消費者や商売相手に喜んでもらう。簡単に言えば、それが日本の職業倫理だろう。だが、南鮮民族にはこの概念がないのだ。

 朴はこの会見を終え、UAEに飛んだ。南鮮が受注した原子力発電所1号機の原子炉設置のセレモニー出席が訪問の主な目的だという。ここ数年で何度もブラックアウト(大停電)の危機に瀕している国が、「安全な韓国型原発」を売りに、エネルギーの核心を外国にセールスすというのは皮肉な話だが、原発部品の不正納入に関しては既に数多指摘され、100人以上の逮捕者も出ている。しかも、原発運営会社の社長も含めて。南鮮がトルコに原発をセールスした際、「地震が起きたらどうするのか」と聞かれ、「日本に相談します」と答え、原発を失注したことを以前書いたが、彼等の職業倫理とは所詮その程度のものなのだ。

 朝鮮半島で生まれた数少ない四字熟語に、外華内貧とういのがある。中身はボロでも、とりあえず外観を飾り立てるという意味だそうだ。朴槿恵がセウォル号沈没事故に関する談話で示すべきだったのは、分不相応に飾ることなく、倫理をもって中身を育てるということだったのではないか。私には、この朴の談話が、自分の責任を語りながら、その傍から海洋警察庁というスケープゴートをつくり、実質的に責任を押し付けたようにしか見えないのだ。


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