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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2014年04月25日

日米首脳会談の裏でケネディ大使が果たした重要な役割

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 オバマ来日を受け、安倍首相はそのオバマと首脳会談を行った。結果としては、予想通り、オバマは尖閣諸島を「日米安全保障条約第5条の適用範囲内にある」と明言した。この点に限っては、我が国にとって満点回答である。TPPが妥結を見ていないとか、共同声明が延期されたとか、日本のメディアは負の部分ばかりを報道するけれども、ひとつの大きな国益、即ち、日米同盟関係の確認によって、尖閣を脅かす支那にこれ以上ない抑止力を担保できたことについて、政権は称賛されるべきである。

 私はこれまで、オバマおよびキャロライン・ケネディについては、極めて否定的な立場を取ってきた。だが、例え基本的な考えは今でも変わらないとしても、内情を知らないまま、軽々に「100%ダメ」と言ってはならないことを、昨日のラジオ番組で思い知らされた。青山繁晴氏が昨日、ラジオ番組「ザ・ボイス そこまで言うか」に出演し、オバマ来日と尖閣発言に至るまでの舞台裏を解説したのだが、その舞台裏にかなり驚いたので、要点だけ書いてみる。正確な書き起こしではないので、青山氏自身の言葉で聞きたい方は、最下部のYoutubeでご覧いただきたい。ちなみに、話の内容は、日米双方から裏取りしたものだそうだ。

 2月下旬から3月上旬にかけ、安倍政権は政権維持が困難になった時期 ―― 安倍総理がいつ辞めてもおかしくない時期があった。オバマが安倍総理を信用できないことに、最大の理由があった。

 それが、日米首脳会談が近づく4月の今になって、急に情勢が変わった。オバマは読売新聞のインタビューに答え、尖閣は日米安保の適用範囲とも明言した。

 何故僅かな間にこんなに変わったのか。

 実はそこにキーパーソンがいた。

 3月はじめに安倍政権の危機があったが、その後の3月7日にキャロライン・ケネディ大使が、安倍首相と食事しながら会談した。メディアではこの会食は大きく扱われていない。

 それから一週間後の3月14日、安倍首相が突如として国会で、河野談話の見直しは行わないという答弁した。その時にもうひとつの出来事があった。キャロライン・ケネディ大使が、突如として米国に帰国したのである。

 実は当時、政府当局者の間にも流れた変な憶測や噂があった。オバマが、キャロライン・ケネディ大使を召還したのではないかという噂だった。

 実は、帰国したケネディ大使は、安倍首相が河野談話を見直さないと答弁する直前に、ホワイトハウス内でオバマと2人だけで2時間話している。

キャロライン・ケネディ駐日米国大使

 ケネディ大使はオバマに迫った。

 「あなたは安倍総理を誤解している。自分が安倍首相とフェイストゥーフェイスで目を見てじっくり話して分かったのは、安倍さんはあなた(オバマ)に似ているということ。彼はリアリストだ。どうも私たちは誤解していて、イデオロギー先行の人だと思っていた。イデオロギーが先行しているから靖國神社にも行ったと思っていた。しかし、事実は異なる。」

 「安倍首相は、今年中国で開かれるAPECに向け、中国と関係改善もしなければいけない。自分の支持基盤を固めるために靖國に行ったこともあるが、それ以外に、年が明けて安倍首相が靖國に行くと、秋のAPECが中国にとってより難しくなる。イデオロギーではなく、そういう現実的な理由で(年が明ける前に)靖國に行ったのだ。」

 「良く考えると、普天間問題について、仲井間知事に辺野古の海を埋め立ててよいというハンコを貰ったり、或いは日本で出来る筈のない集団的自衛権の問題に取り組んでいたり、日米関係をかつてないほど強くしたのは、ミスター・シンゾウ・アベである。どちらかというと、イデオロギー先行と観ている私達(オバマとケネディ)のほうがイデオロギー先行になっているのではないか。」

 「考え方が違っても、安倍晋三という人の実務的、現実的な部分と付き合えば良いのである。そういうことを考えると、1泊2日の訪問ではなく、2泊3日の訪問に変えるべきだ。ミシェル夫人が行かないのは仕方ないが、例えば明治神宮を参拝することで、日本文化を尊重する姿勢も見せたらどうか。更に、あなた(オバマ)の言葉として、センカク・アイランドという言葉を言うべきだ。」

 オバマはそれをきっかけに、インテリジェンスを使って、中国の動向を調べた。

 実は中国は、日本で4月政変を画策していた。消費税増税がある4月、安倍首相の支持率が降下することを睨み、引退した古賀誠、野中広務、現役では野田毅ら自民党の中の親中派と連携し、集団的自衛権行使を容認する安倍首相はけしからんと言わせ、集団的自衛権の見直しで安倍政権が倒れることを期待していた。

 その情報を米国のインテリジェンスから得たオバマは、安全保障面では安倍首相の立場を支持したほうが良いと考え、今回の首脳会談および会見でのコメントとなった。


 さて、以上の話は青山氏が語ったことであり、聴いている私たちが事実確認を取ることはできないが、青山氏の日頃の発信姿勢から考えれば、少なくとも一次情報を収集し、確認した上での発信であろうと思う。青山氏の話からわかることがいくつかある。負の部分はこれらだ。

  • 日本の首相は、例え支持率が高くても、米国大統領の信任がなければ政権基盤を揺るがされるということ
  • オバマもケネディも、ロクに確認もせずに、安倍晋三という人物を政治的イデオローグだと捉えていたこと
  • また、CIA等のインテリジェンスがオバマに提供した安倍首相に関するレポートが、そのようなプアなものだったであろうこと
  • 安倍首相の「河野談話は見直さない」という発言は、米国の意向を反映したものではないかということ
  • 自民党内には相変わらず売国奴が存在すること

 だが、結果的に見れば、安倍首相の勝利というほかない。自分を値踏みするケネディの目を、一度の会食で変えてしまったのは、安倍氏の人間力かもしれない。また、例え浅はかな安倍晋三像を持っていたとしても、それを撤回する勇気のようなもの、或いは行動力について、キャロライン・ケネディを少し見直した。

 やっぱり私は、最終的には、オバマにもキャロライン・ケネディにも、全幅の信頼は置かない。ただ、キャロライン・ケネディ大使が今回の日米首脳会談に果たした役割は非常に大きい。いち日本人として、この件については率直に敬意を表したい。考えてみれば、キャロライン・ケネディは、安全保障面での米国の国益を追求したのである。イルカの件はいまだに許さないけれど、だからと言ってただのお嬢様ではないのだ。

 ところで、オバマに親書を出し、「集団的自衛権については反対よろしく~」と言っていた、こどもクイズ王を始めとする莫迦どもは、どんな顔をして首脳の会見を見ていたのだろうか。敗北宣言すら出さないだろうが、国益を棄損するだけのお荷物を税金で食わせる余裕はないとだけ言っておきたい。



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