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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2014年04月19日

支那や南鮮は、日本にとって単に諸外国のひとつ ~ 特別な存在ではない

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 日本のメディアは、安倍政権になってから日中、日韓のバイの首脳会談が未だに実現していないと、盛んに言い立てている。理由は単純で、相手国が会談の前提を作ろうとし、安倍首相がそれを拒否しているからだ。支那や南鮮との首脳会談は、行われたほうが良いに決まっている。だが、日本が妥協してまでやる必要は全くない。こんな単純なことを、日本のメディアはどうして分からないのだろう。恐らくその理由のひとつが、支那や朝鮮に対しては、他国との外交以上の価値を求めようとする心情主義である。

 今からおよそ一世紀も前に、日本は支那への投資に大失敗している。「西原借款」と言われるものだ。これは、大正初期の寺内内閣の時に重用された西原亀三という人物が画策した支那に対する借款で、西原が寺内首相と勝田主計大蔵大臣を説き伏せ、当時の金で一億五千万円もの巨額を投資し、その8割にあたる一億二千万円を焦げ付かせたという一件である。

 その大失敗した支那への投資について、西原はそれを「王道主義」と言った。「権利義務を支持主張するに非ずして、誠意を主一とする精神の発露による」ものであり、その「交盟友厚は、まず両国民の意思を疎通し両国の経済的融合揮一をもってその主義とし、いわゆる外交の形式を避けて真に日支親善の実をとり、史上の権利を強奪する如き態度を改めて、相互の権利に基き両国ともに益し、両国民の福祉を結合一致せしむるべきものだ」という言説をぶったのである。西原のこの主張は、とりもなおさず、日本と支那の関係は権利、義務を主張し合う関係であってはならず、渾然一体の同士でなければならないというものだ。

西原亀三
西原亀三

 百年も前のことをだと言って片付けるのは容易い。だが、こういう外交姿勢というのは、相手が支那や朝鮮である場合、ひとつの伝統的な価値観でもあるのだ。ついこの間まで政権に就いていた民主党の外交は、思想的には西原亀三に近い。社民党など伝統的に親中であり、二国間で何があっても責任は日本にあることになってしまう。自民党だって人の事は言えない。あの宮澤喜一は、佐藤栄作の「沖縄の祖国復帰が実現しない限り、わが国の戦後は終わらない」という名文句を真似して、「天皇の訪中が終わらなければ、戦後は終わらない」と言っていたらしい。そしてその「天皇御訪中」を本当に実現させてしまった。

 どうも日本人は、同じモンゴロイドの支那、朝鮮が相手であれば、「話せばわかる」と伝統的に思っている節があるが、そういった思想が外交から基軸を失わせることになる。外務省は交渉をする機関であるから、一層その思想が強いように感ずる。だが、話せばわかるというのはひと言でいえば妄想で、民族として質が全く違うのだ。最近の傾向から見れば、話せばわかるというより「話すごとにわからなくなる」相手と言っていい。

 福沢諭吉が脱亜論を書いたのは1885年である。亜を脱するということだから、それまでの日本に親亜という思想があったということだろう。素晴らしい論文ではあるが、現代の日本にもこの親亜という思想、心情は残っている。サヨクの政治家、進歩的文化人、反日メディア等々、一般国民よりも情報発信側にその傾向が強い。

 ODAだって、日本は経済援助と主観的に位置付けてはいるが、相手は戦後賠償だと思っている。だから、借りても貰っても、返さなくて一向に構わないと考えている。今までの日本政府は、日本海の向こうに、湯水の如く金を送り続けてきたが、その金はもともと国民の金だ。特亜に対する心情主義は、国民にとって甚だ迷惑なものなのだ。

大空白の時代
参考文献: 江藤淳著「大空白の時代


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